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設計者は2種類いる。

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は秋田。
実は私、生まれて初めての秋田。
そして、47都道府県中、
唯一行ったことがないのも秋田。

本日で、全ての都道府県に
行ったことがある人になりました。
謎の達成感がありますね。

用事は空調講座になります。
興味を示してくれた、
能代の西方先生もゲスト参加。

埼玉開催回は、ゲストが多いですね。

さて、本日の話題は、
設計の事に触れてみます。

昨日の動画、ご覧いただけましたでしょうか?
↓ ↓
%url1%{https://youtu.be/zfI8lHdJ6FU?si=pXLLXu6vLdPET3D6}

私自身大変楽しませていただいた
案件になります。

少し変形した敷地に、
少し角の取れたL型プラン。
南の申し分ない日射取得。

西側に開けた大きな窓は、
自然の地形による日車遮蔽が効き
夏でも至って快適。

明後日上がるお施主様との対談動画でも
触れておりますが、本当に恵まれた
敷地で設計をさせて頂けました。

何度かメルマガでも書いてますが、
私は決まった様式を持たないように
しております。

住宅建築家と呼ばれる人は、
やはりその人らしい設計の
スタイルというものを持っている。

私にはそういうのがありません。

なぜかというとですね、
弊社に来られるお施主様は、
家に何を求めているか。

殆どの方が断熱気密高耐久、
そしてそこから生まれる、
快適でエネルギーを使わない
暮らしを求めてこられます。

かっこいい建物の優先順位が
高いのであれば、うちじゃなくて
他のところに行くのではないかと。

もし、私がデザインにも大変な
こだわりがあって、素材感や、
設計に対してものすごい敷居の
高い家づくりをしていたら、
多分、住まい手の立場としての
家づくりの楽しさは今よりも
減ると思います。

決してデザインはどうでもいい
と思っているわけではないですが、
自分の好みを全面に打ち出して
内外装の縛りをするのはしない。
と、自分でルールを決めています。

世の中の設計者は2つに分かれる。
アーティストとデザイナーです。

アーティストは、自分の中から
滲み出るセンスを形にするやり方。

著名な住宅作家さんが自分の
スタイルを持ち、自分の方向性に
沿った家づくりをするのが、
アーティストの例です。

建築を志す人はほぼ100%
アーティストになりたくて、
やっているはずです。

自分のセンスを世に問う。
そこで得られた脚光や喝采は
何物にも変え難い甘美なもの。

世の中の名作建築と呼ばれる物は
ほぼ、アーティストタイプの
建築家から生まれ出てきます。

じゃあ、デザイナーは何か?

アーティストが、自分の内から
滲み出るセンスを形にするのに
対して、デザイナーというのは、
顧客の中にあるものを顕在化する
仕事になります。

音楽業界で例えるとわかりやすいかも。
自分のスタイルを持ち、自分らしい
楽曲を作り続けるのがアーティスト。

様々なミュージシャンに、その人の
テイストに合わせた楽曲を提供したり
顧客の求めるものを、その人に合わせて
作曲したりするのがデザイナー。

イラストなどもそうかもしれません。

住まい手の好みをしっかりと把握し、
それを形にしていくのが、デザイナーで
在る建築士の仕事になります。

アーティストは自分。
デザイナーは相手。

アーティストはプロダクトアウト
デザイナーはマーケットイン。

どちらがいいか悪いかでは無い。
顧客がどちらを選ぶかだけです。

だから、弊社の施工事例は、
あまり統一感なくいろんな
テイストが混じっていたりします。

今後着工の案件も、やっぱり
多様な感じの内外装になります。

家の形は比較的整形なものが多い。
今回の動画のように張り欠けの
沢山ある家は珍しいです。

断熱性が少し落ちますからね。

ただ、うちくらい断熱をしてあれば
必ずしも整形な建物じゃなくても
快適性は担保できますので、
別にタブーじゃありません。

アーティスト設計者さんに依頼すると
ある程度お任せでもかっこいい家になる。
むしろあまり設計に口出しを
しすぎないほうがいい建物になりがち。

デザイナー設計者に依頼するときは、
自分の好みがあるのなら、なるべく
細かく伝えた方がいいです。
沢山やりたいことを言ったほうが、
出てくる成果物の精度が上がります。

今回の動画のお施主様も、やりたいことを
これでもかとお伝えいただきました。

デザイナー設計者にお任せでと言うと、
どうなると思います?
その時は、喜んで私の好きな感じに
設計をさせていただきます。

一度、好きな感じにしすぎて、
流石にそれはちょっと、、、
って言われたこともありますが。

数年前はよく、凰建設に頼むと
どんな感じの建物になるか、
よくわからなくてそれが
引っかかっているんですよね。

って言われていたりしました。

それもデザイナー設計士に
頼むときの不安点かと思います。

よく言いますもんね。
何でもできるは何もできない。
って。

本当にかっこいい建物に
なるのかなぁ?
って心配になる気持ちが
生まれるのも当然です。

家づくり百貨で紹介されてたりする
有名な工務店さんだとアーティスト
タイプのほうが多いので、
設計士というのはそういうものだと
思ってしまいがちですが、
世の中の設計士さんは、
どちらかというとデザイナー
タイプのほうが多いはず。

設計士さんのタイプに応じて、
要望の出し方を変えてみると、
あなたの家づくりはきっと
うまくいくはずです。

ぜひ参考にしていただければと。

#流行より普遍性 #本質的な家づくり

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー