凰建設の森です。
本日はイベント日です。
凰建設とはまた別に、
私が主宰しております、
ミライの住宅5+2周年
記念講演会を岐阜で開催。
団体設立時から大変
お世話になりました、
北海道の山本亜耕さんと
信州大学の中谷先生に
お話をしていただき、
私も少しだけお話を。
北は北海道、
南は長崎から。
岐阜まで大勢の人が
集まっていただきました。
沢山の方に支えられて、
ここまでやってこれたなと
改めて感じました。
でも、今日は
どちらかというとその後の
大懇親会の方がメインかも。
亜耕さんは折角岐阜に
お越しいただいたので、
明日も引っ張り回します。
岐阜はもう十分って
言うまで帰しません。
さて、本日も質問箱から。
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/86937479-82bc-4638-ba96-e0d9aa227109/completed}
これまた難しい質問です。
設計者さんと、どのような
事前のお話があって、
この流れになっているのかが
分からないので、コメントを
し辛い所もありますが、
私の見解ですと、契約すべき
ではないと思います。
まず、設計者さんとすれば、
これは完全に後出しジャンケン。
住まい手さんが気に入る図面を
描けなかったというのは、
どこまで行っても設計者の
能力不足になります。
要望をしっかり聞けなかった。
設計の引き出しが足りなかった。
あるいはその両方が起きると
満足いただけない図面になります。
私だって駆け出しの頃は、
そんな経験沢山致しました。
むしろ今でもたまにやらかします。
金額は分かりませんが、有料で
図面を描いている以上、満足が
出来ない図面しか描けないのは、
プロとして及第点以下になります。
恐らく、こんなに時間が掛かるとは
思っていなかったので、これ以上は
経費倒れになるから先に契約を。
という意図なのかと思いますが、
一度自分が言い出した金額で図面を
描くと言ったのであれば、足が出ようが
赤字になろうが、その金額でやりきる。
そういう経験から逃げて顧客に
経費を転嫁しようとすると、
設計者として成長はありません。
雇われ設計者さんだった場合は
ちょっと悩ましい。(経営者目線で)
設計者がやる気のないままずるずると
引っ張られてしまうと会社としては
どこかで見切りを付けたくなっちゃう。
ただ、弊社の(当時)22歳、森島ちゃんでも、
最後まで自分のアイデアで図面を
描き切り、お施主様の満足する家を
設計致しました。
どんな事があろうと、設計者として
お施主様の満足できる図面を
描けなかったら実力不足でしかない。
私はそう思います。
続いて、住まい手の方へ。
基本的には図面が出来上がらないのは
設計者のせいだと思っていただいて
良いと思います。
じゃあ、住まい手に出来る事は
無いのかというお話ですが、
住まい手に出来る事は星の数ほどある。
まずは会社選びです。
その設計者に有料で図面を依頼する前に
どのくらいその設計者の事を理解したか。
今までに建ててきたものを見たか。
得意不得意を見極めようとしたか。
もし、今までにない事を依頼しようと
しているのであれば、設計者本人に
新しい事にチャレンジするつもりが
あるかどうかを確認したのか。
自分がやりたい事はその設計者に
頼めばいい感じに行きそうなのか。
それを確認せずにスタートすれば、
そりゃあ失敗の可能性は高まります。
いや、そもそも依頼する段階では
営業さんと話をしていたから、
設計者がどうとかは分からないです、、
というパターンの場合、
申し訳ないですがそりゃあなたが悪い。
注文住宅の設計だなんて、設計者の
ウエイトが一番重いに決まっている。
それを会う事もなく決めるなんて、
上手く行かなくて当たり前。
あなたにこだわりがあればあるほど、
設計者との方向性のすり合わせが
大事になってくるに決まってる。
お見合いで、結婚相手に会わず、
結婚相手の両親だけ見て決めるか?
そんな人はいないでしょう。
でも、家づくりだとそれを
やっちゃう人がいるんですね。
設計者に会うことなく依頼先を
決めるなら、あなたのこだわりや
希望はそれなりに諦めて臨む。
逆の立場ならあなただって大変。
新規のクライアントさんが、通常業務の
範囲を超えてどんどん我儘を言ってくる。
社長、もう耐えられません、あの顧客、
断っていただく訳にはいかないですか?
って言いたくなったりもするはず。
次に、要望を伝えるステージの話。
今の世の中、自分の希望を伝える
手段はどれだけでもあります。
私が駆け出しの設計者だった頃は
お施主様がよくスクラップブックを
作って持ってきてくださいました。
色んな住宅雑誌の切り抜き写真を
沢山並べてこんな感じにしたいと
要望を伝えてくださいました。
適当な要望しか出ないお施主様の
家はお任せ度合いが強くなるし、
具体的な要望が沢山出るお施主様の
家はやっぱりその人の好みに寄る。
昔は要望を伝えるのは大変だったけど
今はとっても楽です。
各種SNSには沢山写真があるし、
Houzzみたいな便利なツールもある。
YouTubeのルームツアーだって
どれだけでもあります。
拘りたいのであればあるほど、
要望を伝える努力は沢山したほうが
良いに決まっています。
遠慮なんかしていたら、
自分の思う家は建ちません。
とにかく、どんな方法でもいいから。
矛盾が生じても気にしなくていい。
自分の好きな事を伝えてあげてください。
そして、質問の最後の所。
概算見積をしないで業務委託契約を
することはあるのかどうか。
業界としては、実際にはあります。
しかし、悩んでおられるように、
その先どんな予算が出てくるかは
分かりません。
概算予算も何も分からないまま、
計画をスタートさせてしまうのは、
この業界のとても悪い所だと思います。
よくあるんだけども、よく
失敗するパターンだと思っていい。
どうぞ、お気をつけて。
