凰建設の森です。
本日から北海道。
木曜日に帰って来ます。
北海道断熱修行の旅と
銘打って開催しておりますが
見るべきものは断熱だけじゃない。
マイナスの世界における
H2Oの在り方は「氷」です。
雪や氷と共にある人の暮らしは
どんなものになるのか、
どのような器としての
建物の工夫があるのか。
暖房設備の意義や目的も
本州の私たちが思うそれとは
少し違っていたりもします。
暖かさ寒さは写真には映らない。
サーモカメラで見たとしても、
人の話を聞いてみても、
やっぱり体感してみないと分からない。
暖かいとは何か、それを通り越した
「何も感じない」とは何か。
悲しいかな、暖かいという概念が
分からない人がプロとして家づくりを
していることもあったりします。
ちゃんとした和食を食べたことが
ないのに割烹で板場に立って
人に料理を作るようなものです。
そんな人おらんやろ〜
と思われるかもしれませんが、
パッシブハウスやQ1住宅、
その他断熱等級7の家に
住んだことも、
作ったこともないプロが、
9割くらいだと思ってください。
暖かい家に住む機会をプロに
提供するというのも、この旅の
目的の一つなので、合宿なんです。
自分たちの地域でこの環境を
再現するためにはどのような
工夫をすべきかを考えてほしい。
今年も実りあるものになるよう、
頑張ります。
というのが前段のお話になります。
本題は、2024年度の補助金の
消化状況のお話になります。https://www.s-housing.jp/archives/375628
新築やリノベの補助金枠は
よく頑張ったと思います。
作った料理の97%が無くなった。
これは食べる人のお腹の具合を
正しく読めたと言えるかと思います。
それにひきかえ、補助金消化率7%
作った料理の9割以上が残された。
よほど味が悪かったか、
空腹の人がそこにいなかったか。
それが賃貸の給湯機補助事業。
これ、当然と言えば当然です。
お金を払うのは大家さん。
省エネな給湯器の恩恵を受けるのは
借りて住んでいる人。
お金を払う人と受益者が違うのに
補助金が使われる訳なんてない。
この補助金の制度設計をした人は
何を考えていたのでしょうね?
この補助金が有効活用されるには、
お金を払う人と恩恵を受ける人が
一緒じゃなければなりません。
例えば、その賃貸住宅が、
会社の借り上げ社宅であり、
光熱費も会社が持っている
という状況等があれば、
使われる可能性がある。
でも、賃貸全体で言えば、
そんな事例は少数派です。
賃貸住宅こそ暖かく高性能な
ものをと言われておりますが、
この仕組みの問題がなんとか
解決しないとなかなか普及は
難しいと思います。
冷暖房と給湯だけは、
大家さんが家賃の中に
組み込んでいるなどの
工夫が必要。
え、冷暖房とお湯は
使いたい放題なの?
であれば、家賃が他より
2万円高くても住む気に
なったりしないでしょうか。
生き物を飼っている人と、
めちゃくちゃ相性がいいはず。
家は痛みにくいし、光熱費は
抑えられるし、高性能賃貸は
大家さんにとっても良い事が
たくさんあるはずなんですけど
残念ながら賃貸を建てる人も、
賃貸を借りる人も、
なかなかそこまでの知識も
意識もないというのが現状。
賃貸住宅の省エネ意識が、
高まっていくといいなと
思っております。
