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【日刊】基本、大事よ。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

今日から5月。
今年ももう1/3が
終わってしまいました。
はやい。

午前中は松本から岐阜への移動。
GW中に家でゆっくり飲む為の
塩尻メルローをお土産に、
アルプスの素晴らしい景色を
見ながら移動です。優雅。

空調設計講座は全10回。
そのうち3回は基本編です。

顕熱、潜熱、比エンタルピー、
絶対湿度、風量計算、有効桁、
静圧と動圧、仕事率と仕事量
比容積、単位換算、熱交換など

空調設計を行う土台になる知識を
頭に入れる期間になります。

上記の単語、おそらく実務者でも
意味がよくわからないという人も
多いかと思います。

だから基本編があるのですけども。

この基本の単元を聞かずに、
空調設計の部分だけ聞くこともできる。

しかし、ここを疎かにすると、
応用の利かないものしか
習得できなくなります。

〇〇システムや〇〇式、
〇〇空調みたいな方式や
商品は世の中に沢山ありますが
基本が分からないとそのやり方を
自分の頭で考え良し悪しを
判断することができなくなっちゃう。

結局、誰かの考えたやり方を
借りてそのままトレースするだけに
なってしまい、ちょっとイレギュラーな
事が起きるとトラブルが発生。
基本ができていないと解決もできない。

もし、私が空調メーカーの人間なら、
基本編なんて絶対やらない。

だって、基本を教えたら応用が
利く人が育っちゃうから。

黙って自社の商品を沢山買って
くれる人が欲しいから、基本は教えず
途中経過も教えず、答えだけを教える。
答えの出し方は教えてあげない。

このケースは自社の商品が最適じゃないな
と分かったとしても、自社の商品を
こねくり回して無理やり解決させる。

それが商売繁盛のコツです。

そして、世の中には一定数、
基本や理屈はいいから答えだけ
教えてくれりゃいいという
人だっています。

そこらへんの需給が一致すれば、
好きなようにしていただいても、
構わないと思います。

だけど、プロの姿勢として、
それでいいのかなぁとは思います。

仕事とは、自らの知識や能力を使い
誰かの役に立つ事です。

いや、仕事にそういうの求めてないし。
私は私の時間を切り売りしてるだけだし。
という価値観の人がいる事はわかるけど、
そういう人は家づくりを仕事にしちゃダメ。
時間の切り売りに相応しい仕事がある。

一生に一度の家づくりを、仕事は時間の
切り売りだと割り切っている人に、
任せたいと思う?

プロとして自分の職能を高め続ける
意識を持っている人に頼みたくない?

基本を覚えるのは大変です。
こんなの覚えて何になる?
って思いながら学ぶことも多い。

もっと実務に即した感じの事を
学んだ方が楽しいんです。

でも、基本は本当に大事です。
基本がきちんと分かると、
あらゆる応用が解けるようになる。
変なものに騙されにくくなる。
答えを間違う事が少なくなる。

多分、あなたのお仕事でも、
基本が大事なのは同じだと思う。

空調設計の分野って、基本の
難解さはちょっと高めです。

目に見えないし、今まで
意識したことのないものを
考えないといけないから。

だからこそ、やった方がいい。

みんな人に言えないだけで、
空調の失敗事例を抱えている。

今後の計画で空調を失敗しない
という自信がつくだけで、
抱える不安の量が激減する。

最終的には住まい手の満足や
安心に繋がるんですね。

誰だって家づくりを失敗したくない。
ぜひ、あらゆる事の基本を
押さえた人を家づくりのパートナーに
選んでいただけたらと思います。

ぜひ、依頼する設計者さんに、
我が家の夏の顕熱比って、
どのくらいなんですか?
顕熱比が大事だって聞いたんですけど。

って聞いてあげてください。
基本が出来ている人であれば、
丁寧に、それはね、、、、
って教えてくれると思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー