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【日刊】夏型結露に理解はあるか

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日はリノベの打ち合わせ。
他にも新しくお申し込みを
頂いた方の打ち合わせ準備など。
連休前にやっておくべきことを
粛々と進めております。

5月末は会社の決算。
その準備もしていきます。
おかげさまで今年も
まずまずの、というより
全く文句なしの状況。

有難い限りです。

さて、本日の話題は
夏が近づいてきますので
夏型結露のお話を。

夏型結露という言葉は、
もう何十年も前から
存在しておりましたし、
理論的には起きるものだと
認知されていましたが、
しっかり観測がされないまま
時間だけが過ぎていました。

潮目が変わったのが2020年
くらいからになります。

小屋裏エアコンの普及により
夏型結露の事例報告が出るように。

そして今では業界紙でも
注意喚起の記事が登場https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/na/18/00273/041600001/?i_cid=nbpnxt_pickup_top_build_09

気候変動が原因か?
という切り口で書かれていますが、
気候変動よりも冷房を
連続運転でかけるように
なったことの方が、
要因としては大きいと
私は思います。

冷房の風が直接当たる
壁や屋根、床など、
露点温度以下の状態が
夏中続いてしまう環境が
表れやすくなっています。

夏型結露も冬型結露も
壁体内で起きる場合は
気づきにくいんです。

かなり時間が経過してから
壁の黒ずみなどで気づいたり。

それも結露が起きる位置の
反対側の面で黒ずみが
出るので原因を誤解しやすい。

岐阜の8月の平均気温と湿度は
30.2℃66%になります。
これを8月の間中26℃60%まで
冷房除湿したい。
24h換気が100m3/hで
動いていたとしますと
毎日15Lの水を結露させて
屋外に捨てなければなりません。

1日に1回、ポリタンク1杯分
家の中に水をぶち撒くのが
1か月も続けばそりゃあ
木も傷んできますよね。

それが静かに壁体内で
起きてしまっていたら、
乾かせないしどうしようもない。

勿論防ぐことはできますので、
夏型結露を起こさない設計施工を
きちんと行えばいいのですが、
その設計施工をちゃんとやってくれる
建築会社は思ったほど多くない。

昔、なんとなく断熱気密は
家を傷めるんじゃないかという
イメージを持っていたけど、
世の中のトレンドがそちらに
移行してしまったので仕方なく
断熱を入れ始めました。

みたいな建築会社が一番危険。

中途半端に自然素材や、
自然由来の建材を使って
家を建てているけど、
住まい手はエアコンを
つけっぱなしで住んでる
みたいな住宅が危ない。

冷たい雨の日に外で
活動する際は、
保温性の高い衣類の外に
防水性の高い外套を羽織る
というのは誰でもわかる
事ですが、外皮設計だと、
カッパの外側にフリースを
纏って雨の中活動し、
なんだか重いし冷たいし、
それでいて蒸れるし、、、
カッパなんて着たって意味ない

みたいな事をやっている人は
一定数おられたりします。

おそらく夏型結露の問題は、
断熱義務化を迎えた2025年以降
もう少し被害が拡大するのでは
と思っています。

是非、夏型結露に理解のある
建築会社さんを探していただきたい。

夏型結露を起こさないための
外皮計算をきちんとしているか。

夏型結露を起こさないための
冷房設備の配置計画がなされているか。

ぜひ、念には念を入れて、
確認していただければと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー