凰建設の森です。
本日からお出かけです。
今日は長野、明日は東京。
それぞれ講座ですね。
朝、長野に向かう電車の中で
平和の祈りをさせていただきました。
長野講座と東京講座は、
割と近いタイミングで
始まりましたので、
運営側はたいへん。
長野が講義としては最終回を
迎えましたのでようやく
落ち着けるかなと思います。
さて、本日の話題は、
エアコンのお話になります。
エアコンは各室に必要かどうか。
40年ほど前は、リビングだけに
ついているというのが多かった。
30年前になると、リビングだけじゃ
物足りないので必要に応じて各室に
エアコンを取り付けたりしました。
寝室が優先なイメージでした。
20年前だと居室には全部
エアコンを取り付けるのが
スタンダードだったかと。
そして高断熱化が進んだ
10年前くらいから、各室に
エアコンをつけるとエアコンが
休みがちになり湿度が下がらない
という問題が頻出するようになり
エアコンは家の中で気積が最も
大きい空間に1つだけという
ノウハウが登場してきました。
そのやり方で概ねうまく
行っていましたので、弊社でも
冷房用エアコンは1か所だけ
という家が数件あります。
しかし、家-というよりも、
家族は生き物です。
年数の経過とともに、
その生活スタイルや趣味嗜好は
変わってくるんですね。
家中の温湿度が均一であることが
良い場合もあれば悪い場合もある。
お施主様の前ではよく説明を
させていただきましたが、
人間の代謝が最もよくなるのが、
中高生の年代になります。
部活などで鍛えられ筋肉量が
増えていくと、とにかく暑がりに
なっていったりします。
親が27℃でちょうどいいと
思っていても、子どもは25℃にしたい。
子どもに合わせると親は寒い。
みたいなことが起き始めます。
そうすると、エアコンのリモコンを
めぐって争いが起きるようになる。
なんでこの家はエアコンが1台しかないの!
私の部屋だけ冷やせるエアコンを付けてよ!
って言われると非常につらい事になる。
夏の夜に暑くて寝苦しいというのは
QOLを著しく低下させます。
受験勉強が捗らなかったり、
夏の大会で良い結果を残せなかったら、、
親であれば、自分はさておき、
子どもには良い環境を与えてあげたい
と思うものなので、自分が寒いのを
我慢して子供に合わせた設定温度で
過ごしてみたりします。
すると今度は親が夏風邪をひいて、、、
みたいな事が起き始めたりします。
なので、弊社、今はメインの冷房用エアコンで
家中を冷房する準備のほかに、各居室には
いつでもエアコンを取り付けられるよう、
電源とスリーブの準備はするようにしてます。
今主流の床下エアコンや小屋裏エアコンも
未来永劫使えるとは限りません。
将来の備えとして、専用回路の電源と
住宅を貫通するスリーブがあるというのは
非常に有用な事になります。
住宅は高性能になればなるほど、
外壁はミルフィーユのように、何層も
何層も様々な部材で覆われるようになる。
後から外壁に孔をあけるというのはその
丁寧に作られたミルフィーユを
ぐちゃぐちゃにかき回す行為です。
出来ればそれはやりたくない。
だから、なるべくたくさんの場所に、
外への貫通部を設けておく。
各室エアコンは、新築当初であれば
不要な場合が多いのですが、
将来的な家族構成の変化や、
家族の成長に合わせて必要になる
場合もあるんですね。
家族が一人だけガンになったなどの
事情があればその部屋だけは、
高い室温を維持してあげないといけない。
室温変動をしてはいけない
ペットを飼い始めた。
そういう植物を育ててみたい。
などなど、個別の部屋だけの空調を
必要とするシーンはいくらでもあります。
だから、各室にエアコンを
取りつける準備を、今は全ての
お施主様にお勧めしております。
その孔からやってくるのは、
ひょっとしたら冷媒なのではなく
温水になるのかもしれない。
通信の為の線なのかもしれない。
逆に200Vの電圧を外に送り出す
物になるのかもしれない。
この予備の電源と孔があって
助かったという事例は、
弊社だけでも沢山あります。
用途はエアコンだけじゃないんですね。
どうぞ、参考にしていただけると
良いかなと思います。
