これまでお届けしてきたお役立ち情報や業界のリアルなお話を振返りでご覧いただけます。最新のメールマガジンは申込後に購読が可能です。

【日刊】再熱の限界を目指す

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は東京の空調講座。
開催地は柏になります。

いつも大変お世話になっている
水戸工務店さんの物件を
お借りしての開催になります。

天気はあいにくの雨。
で、熱交換効率の実測など
色々とやってみました。

小林さんありがとうございます。

梅雨だったり雨の夏の空調は
最も難しいものの一つなので
大変良かったと思います。

と言うことで、本日の話題は、
雨の日の空調についてです。

雨の日は気温が上がらず、
絶対湿度が高いので、
空調も顕熱(温度)を下げるより
潜熱(湿度)を下げる工夫が
必要になります。

冷房エアコンの除湿力は本気で動けば
20〜30L/日にもなります。

除湿機(10L/日)や
再熱除湿エアコン(10L/日)
と比べても非常に優秀。

なので、夏の除湿の主役は、
エアコンの冷房運転になります。

しかし、エアコンは室温が
設定された温度まで下がり切ると
運転をやめてしまいます。

すると、除湿力は5L/日程度まで
落ちてしまうこともあります。

そうなってしまうよりは、
除湿機や再熱除湿機能のついた
エアコンを運転させたほうが
まだ除湿ができるということで
導入する人も多いです。

昔の低断熱な家であったり、
省エネじゃない家電がたくさん
ある家、日射遮蔽が悪い家だと、
流入してくる熱や内部発熱が
沢山あるのでエアコンは止まりにくかった。

でも、最近の家は高断熱だし、
家電も発熱が少ないので、
エアコンはすぐに止まる。

そんなことを連載しております。https://www.s-housing.jp/archives/392226

じゃあ、あえて日射遮蔽をしないで
エアコンが動くようにしようか
という方法もありますが、
本当に動き続けて欲しいのは、
今日みたいな雨の日でして、
日射はどのみち期待できません。

となると、人工的に家の中に
熱を与えてやるという工夫が
必要になってきます。簡単に言えば
冷房用のエアコン以外で、
同じ空間にあるエアコンを
暖房運転するという使い方。

冷房と暖房を同時に使うと聞くと
ものすごく勿体無いことをしている
ように感じると思いますが、
再熱除湿エアコンでも、除湿機でも
やっていることは同じです。

見える化されていないだけ。

昨日、上田で会場を貸していただいた
山本建設さんの物件でも、冷房エアコンと
暖房エアコンを同時使用する再熱除湿を
実践してみていただいており、
非常にサラッとした空気を作って
お出迎えしていただきました。

この再熱除湿も、色々とコツは
あるのですが、湿度が下がらない
という悩みがあるのであれば、
まずはやってみていただけたら。

やってみてから色々試して、
いい感じの環境を目指して
いただければと思います。

来週も全国的に天気が崩れがちだそう。
室内干しが乾かないなぁ、みたいな
事がありましたら、再熱をしながらの
除湿を試してみていただければと。

参考にしてみてくださいませ。

#温熱は物理 #設備より建築

登録特典として、小冊子をpdfでプレゼント
+知って得するメルマガを毎日配信

メルマガ

メルマガに登録する

この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

Xアイコン facebookアイコン Instagramアイコン

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー