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【日刊】EVコンセントには5.5sqを

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日は新築の打ち合わせ。
DKだけで21畳ものスペースを
使う大きな家の計画です。

え、じゃあリビングは、、、?
はい、できてからのお楽しみ。

ルームツアー動画を
撮らせていただけると
良いなと思います。

お昼からは学生さんの
社会見学の受け入れです。

弊社のモデルハウスを
熱心に見ていただきました。

学生さんたちの今後の
役に立つと良いのですが。

さて、本日の話題ですが、
EVコンセントについてです。

新築を建てるのであれば、
将来的にEVを自宅充電
できるようにしておいた方がいい。

とよくお話をしております。
そして、自宅充電を
将来的にするのであれば、
方法がいくつかあります。

①家庭用充電コンセントを最初からつける
②後で電気を引っ張りやすいようにする

が大きく分かれる所かなと。
どちらでもよいのですが、
①の場合にやってしまいがちな
失敗があります。

失敗とも言い切れませんが、
私は実際にEVに乗ってみて、
あれだと失敗だっただろうな
と思う事になります。

それが、
1.コネクタ規格が違う。
2.充電速度に耐えられない電線
になります。

前提の知識として、kWhとkWの
違いについて知らねばなりません。

これは時給と給料額の違いみたいな
物だと思ってください。

時給1000円であれば、10万円の
給料を獲得するためには100時間
働かなければなりません。

時給2000円であれば半分の
50時間で同じ給料になる。

kWは時給、kWhは額面
だと思っていただければ。

私が、毎日自宅で充電する容量は
平均で8kWhになります。

通勤プラスαで使うEVだと、
そのくらいが多いのでは。

テスラが71kWhのバッテリー
容量になりますので、毎日
55%まで充電しておき、
帰るころには44%くらいまで
バッテリーが減っている
みたいな感じになります。

毎日8kWh充電したい
という場合には、1kWの
充電出力の場合は8時間。

2kWの充電出力の場合は
4時間かかるという事です。

電圧✕電流=Wになります。

100Vの電圧で10Aの電流を
流せば1kWの出力。

200Vの電圧で10Aの電流を
流せば2kWの出力。

よく、延長コードなどには、
15Aまで、みたいな注意書きが
書かれていると思いますが、
私たちが普段目にする電源の
ケーブルって、15A程度しか
電流を流せないんですね。

100Vで15Aだと1.5kWです。

仮にテスラを充電残量10%の
状態から90%の状態まで
80%(56.8kWh)充電したい
と思ったら、1.5kWの速度だと
約38時間かかる事になる。

100Vだと、毎日のちょこちょこは
足りるかもですが、旅行前などで
一気に充電したい場合は
ちょっと使えないなぁという事に。

それを踏まえての失敗例。

まずはコネクタの形。
今の日本の家庭用EV充電は
J1772、CHAdeMO、NACS
のどれかを選ぶことになります。

多分、J1772が殆どですが、
稀に残り二つを家庭に取り付ける
パターンも出てきます。

ちなみに私の自宅はNACSです。

おそらく殆どの方が取り付けられる
J1772について本日はお話を
させていただこうかと思います。

まずはよくあるEVコンセントから
電気を取る方法になります。
こういうのですねhttps://www2.panasonic.biz/jp/energy/elseev/EVplug.html

これにも100V用と200V用が
あるのですが100V用はあまり
役に立ちませんので最低でも
200V用が欲しいところです。

自宅にあるEV用コンセントから
J1772の普通充電コネクタに
充電をするにはこういった
充電ケーブルを用意します。https://www.amazon.co.jp/s?k=J1772+%E5%85%85%E9%9B%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB+200v&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2764Z6F0GKPI4&sprefix=j1772+%E5%85%85%E9%9B%BB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB+200v%2Caps%2C168&ref=nb_sb_noss_2

日本で売っている車ですと
テスラ以外はこのケーブルで
行けるはずですが、テスラを
買った場合は、上記のEVコンセントだと
毎日の抜き差しが面倒です。

将来的に買うEVが決まっている
場合は決めてしまっても良いですが
どんな車を買うかが決まってないなら
PanasonicのよくあるEVコンセントが
最適だとは限りませんので
気を付けたいところです。

次にケーブルの話。
どちらかというとこっちの方が
残念なことになりがちじゃないかな。

先ほども言ったように、
充電速度は電圧✕電流=Wで
決まります。

実際1.5kW程度ではあまり
役には立ちません。

200V✕15A=3kW程度は欲しい。
深夜電力帯の23時~7時までの
8時間あれば3kW✕8h=24kWh
程度充電ができます。

しかしこれでもテスラを
10%→90%にするためには
56.8kWh÷3kW=19hほど
掛かるという事なので
一晩では難しいんです。

家庭では200Vを超える電圧での
電気の供給は難しいので、
電流を上げていく事になります。

普通の電線だと15A程度が
限度になりますので、太い
電線を使って沢山の電流を
流せるようにするんですね。

で、登場するのがタイトルにも
出てきた5.5sqという太さの
規格の電線になります。

IV、KIV、CVなど
被覆方法に応じて様々な
種類がありますが、
いずれにせよ5.5sqという
太さが欲しいところです。

5.5sqの太さの線には
40A以上の電力が流せます。

200V✕40A=8kWみたいな
電力を流すことも可能です。

それだと56.8kWhも7時間強で
充電することが可能になります。

ただ、そこまで行くと、
家庭の電力供給契約の上限を
上回ってしまう事も多いので
ブレーカーが落ちてしまう事も。

私が自宅で使っている、
テスラのパワーウォールは、
5.5sqのケーブルを使って、
毎日200V✕20A=4kWの
出力で充電しています。

8kWh程度なら2時間で
充電が終わってしまいます。

30%くらいまで使い、
次の日も遠出をするので
80%まで充電しよっかな
(35.5kWhを充電)
みたいな日が1日だけあった。

その時は電流を25Aまで上げ
35.5kWh÷0.2kV÷25A=7.1h
で充電を致しました。

来週、テスラで空調講座の為
香川と高知に行きますが、
その時は90%くらいまで
充電をして出ていきたいので
前々日に40%→80%まで充電
前日に60%くらいまで使うとして
前日夜に60%→90%まで充電し
未明に出発という計画です。

もしくは前日にスーパーチャージャーで
20%→80%くらいにしておき
出かけるまでに90%にしておくか。

そうやって充電計画を
柔軟に行うためにも、
電線は5.5sqの太さの物を。

で、ここで厄介なのが、
PanasonicのEVコンセントが
20Aまでしか流せない事。

200Vで20Aであれば、
まあ、使えるのですが、
いざという時に30Aくらいまで
電流を底上げしたいなぁ
って時にはやっぱりPanaの
よくあるEVコンセントじゃあ
物足りなくなってこういうのが
欲しくなったりするはずなんです。https://www2.panasonic.biz/jp/energy/elseev/hekia_s_mode3_new_index.html

だから、新築をする際に
EVコンセントを設置するのは
お勧めではあるのですが、
今すぐEVに乗らないのであれば
分電盤に40A程度の子ブレーカー
を設置して、5.5sqの電線を
EVコンセントを設置する場所の
近くまで持っていって、
ボックスの中に閉じ込めておく。

EVに載るようになったら、
電力会社との契約容量を
上げることも念頭に、必要な
充電設備を取り付けられるようにする。

それが最適解なのではと
思うに至った訳です。

6kWの充電ができるのであれば、
1日200km程度の走行距離でも
困ったなと感じることはないはず。

毎日の通勤時でも、週末の
お出かけでも大丈夫。

充電コネクタや契約容量は
後でも変えられますが、電線は
後では買えられません。

EVを想定するなら5.5sq
どうぞ覚えておいていただければ。

#エネルギー自立

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー