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【日刊】断熱は劣化する?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は香川の空調講座。
珍しく金曜日開催です。

明日もお昼から打ち合わせが
あるため、早めに帰ります。

講座の期間中にこちらに行って
みたいなと思いますが、いつもの
パターンだと、結局予定が詰まり
行きたいところにはちっとも
行けずに終わる事になります。https://benesse-artsite.jp/nnmoa/

まだまだ2回目。チャンスは
諦めずに頑張ります。

さて、本日の話題は、まだまだ誤解が
多い断熱の話になります。

断熱材は経年で劣化をするのか?
という疑問は昔からあり、同様に
気密も経年で劣化するのかが、
話題になってきました。

ただ、そんなことで騒いでいるのは
何も知らない実務者や営業マン、
お施主様といった立場の人だけで、
断熱や気密が劣化する条件というのは
以前からずっと研究がされていました。

断熱が劣化するのは振動や熱、水分
といった要因になります。

天井の吹き込み断熱などは、振動で
沈み込み、厚みが減ったりします。

ただ、繊維系断熱材というのは、
密度が増すと熱伝導率が上がるため、
トータルでの断熱性能低下はほぼ
無いと言ってもよいレベルです。

発泡プラスチック系の断熱材は、
熱により中のガスが抜けて性能が
低下するという現象が起きます。

経年変化の影響が大きいのがXPS
小さいのが工場生産のウレタン。
ただし、面材で保護するなどで、
劣化を低減させることも可能。

湿気や水を含んだら断熱性能が
大きく落ち込むのが、繊維系全般と
フェノールフォームになります。

気密は工法によって低下率が大きく
変わりまして、充填断熱であれば
20年程度で隙間が倍に。
外貼断熱であればほぼ変化なし。
構造に使う木材の初期含水率に
大きく低下率が影響する。

というのが分かっています。

なので、断熱や気密は、劣化するか
しないかで言えば劣化はしますが、
適切に工法を考えたり資材を
使い分ける事で、劣化の度合いを
無視できるレベルまで抑えることは
可能だと言えるんですね。

ちゃんと分かっている人が
外皮構成を決めているのか、
なんとなく適当にやっているのかで
将来の劣化が違ってきます。

自分の依頼先が信頼できないなら
住宅の断熱気密性能は低下するものと
思っておいた方が裏切られた感が
少ないと思いますので、その方が良いかと。

でも、本来であれば、経年の事まで
考えて家を作ってくれる会社さんや、
設計者さんにお願いをしたいですよね。

ぜひ、良い依頼先を見つけて頂ければ。
参考にしてくださいませ。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー