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【日刊】建設断念が流行り。住宅は?

日本人の暮らし

凰建設の森です。

本日は新築住宅の打ち合わせ。
建て替え前の家の調査です。

大きなお屋敷に古い建物から
新しい建物までが混在する家。

最も古い母屋部分を建て替えです。
今現在お住まいの離れと倉庫は
そのまま残す計画となります。

基本的に建築物というのは
1つの敷地に1件だけというのが
原則になります。

が、現実的には田舎に行けば行くほど
一つの敷地内に何棟も何棟も、
建っているという例は沢山あります。

今回も、確認済証をしっかり取って
頂いていたから何とかなりますが、
ここで詰む様な感じになっている
家も未だにちほら。

最初にちゃんと建てておけば
後でやり直すときに何とかなる
可能性が高まります。

いい家になるように頑張ります。

さて、本日は不景気なお話です。
昨年来、建設工事が白紙撤回に
なるニュースが沢山あります。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/03458/122600001/?i_cid=nbpnxt_child_parent

最新ニュースだと隈研吾さんhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3ad1c712037711c67c2189dd5e735f9195c305d3

気持ちは分かります。痛いほど。

一般建築と違ってビル物は
設計にも時間が掛かりますので、
設計がもたもたしているうちに
当初予算を大きく上振れして
とても支払いができないような
非現実的なものになる事もある。

建設物価指数が公表されて
いるのですから、設計者としては
当然、作り始めるのが2年後だと
予算は上振れしてこのくらいかな?

というのを伝えておく必要が
あると思うのですが、そんなことを
したら注文者さんのやる気を
削ぐことにつながるだけなので、
殆どの人はそんなことをしません。

だから、値上がりのしわ寄せは
お施主様に、、、行かない。

今まではしわ寄せは幾重にも重なる
下請けの人たちに行っていました。

しかし、それも限界が来ていまして、
その金額ではできないと、断られる。
そうなると当然、元請けの設計者なり
施工会社が負担することに、、、ならない。

依頼者に「こんなにね上がっちゃって、、、」
って持っていくのが、元請けの設計事務所や
ゼネコンだという事になります。

だから、計画が白紙になります。

元請けを悪く言いましたが、もちろん
値上げ分を負担している元請けも
沢山いる事は間違いありません。

今は一般建築ですので、大変だなぁ
って笑っていられますが、
そのうち住宅だってこういう時代が来る。

最初に相談に行った時と、
完成する時では早くて1年。
長ければ3年から5年かかります。
今の弊社の場合で1年半から2年くらい?

そのくらいのスパンですら、
厳しい受注競争で利益を削った
会社にとっては致命的な
値上がりが発生するリスクはある。

お施主様としては、清水の舞台から
飛び降りたような気持で契約を
したのに、まださらに値上がりを
知らされるという非常に厳しい状況。

住宅だって白紙撤回事件が起きる
土台はちゃんとできているんですね。

デフレ時代の今までは、そんなことを
気にしなくても良かったのですが、
インフレ時代だと、機をしっかりと
見て動ける人が得をすることになります。

明日はもう、今日と同じ金額では
変えない。待てば安売りキャンペーンが
始まるわけじゃなくて待つほどに高くなる。

物の値上がりが5年で40%。
この調子だともうあと5年後は
5年前に比べてほぼ2倍になる?

国政選挙が始まりますが、
みんな耳障りの良い減税減税。
減税→利上げになりますので、
住宅を今後考えている人に
取ってはマイナスの方が大きいかも。

もう、物価を安くするのは難しい。
日本人が先進国にふさわしい文明的な
生活を送りたいと思うのであれば、
先進国にふさわしい働きっぷりを
見せて自らの力で稼ぐように
しなければならないと思います。

値段も上がる、金利も上がる。
それに負けないように自分の給料を
上げていくしかないんですね。

どんな組織でも頑張って出世すれば
給料は上がっていくものです。
トップになって更に頑張れば、
自分の力で自分の会社の業績を伸ばし
自分で好きなように給料を設定できる。

そういう事をやり遂げた人だけが、
夢のマイホームを得られる時代が、
日本にもやってきます。

今は、まだ大丈夫。
1億2000万人に対して70万戸くらいの
新築が供給されているので、1年で
200人に1人以上は新築にありつける

ドイツは8500万人に対して
17万戸程度の新築住宅供給です。
1年あたり500人に1人しか新築の
住宅に住める人が居ない状況。

もっともっと厳しいんですね。

新築住宅は狭き門。
どうぞ、頑張っていただけたらと
思います。

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー