凰建設の森です。
本日はトレッキングツアー。
弊社の持っている山で、
檜の間伐体験などなど。
今年は間伐希望の方が
多いので準備も慎重に。
林業は全業種の中でも、
事故の確率が非常に高い
危険な業種になります。
本業のきこりさんに
監修していただき、
気をつけて伐採します。
15メートルもある
木が倒れるのは圧巻。
そりゃ亡くなる人も
出るわなと思えます。
そうして自分で伐った
木が自分の家に使われる。
家への思い入れも
深くなるというものです。
さて、本日の話題は、
業界のお話になります。
住宅業界全体は斜陽産業。
新築が建たなくなっていくので
売り上げはどんどん
右肩下がりになって行きます。
なので、一定規模以上の
会社は「引き際」がいつか
絶えず探っています。
年間に何百棟と建てる会社の
オーナー社長さんは、
利益を引っ張れるだけ
引っ張って、いいところで
会社を売るというのが、
人生の上がりと位置付けて
頑張っておられます。
これ、本当に斜陽産業か
というと、実はそうでもない。
年間何百棟何千棟と立てる
会社さんがこれまで
建てられてこられた、
断熱等級の低い建物が、
日本には5000万棟ほど
建っております。
私たち住宅業界には、
それらの建物を2050年までに
断熱等級6以上にするという
大変な役割があります。
毎年100万軒ずつ断熱改修を
行ったとしても50年かかる
とんでもない道のりです。
あれ、じゃあ、何百棟と
建てている会社さんは、
断熱リノベの仕事に
シフトしていけばいいじゃない。
って思いますでしょう。
でもやらない。というより
やれないんですね。
新築よりもリノベのほうが、
技術力がいるんです。
そして1棟あたりの単価が低い。
直すのは大変だから
新築のほうがいいですよ。
って言われるのが常套句ですが、
実際はリノベのほうが1棟あたり
安く済んでしまうので、
なんとかして新築に持って行きたい。
求められる性能が高くなりすぎて
ついていけなくなるまでは新築を
やれるだけやっておきたい。
かくして、どうしようもない建物を
沢山残して大規模ビルダーさんは
市場を去って行きます。
その後に良識ある会社がせっせと
残された建物を断熱リノベして回る。
それが15年後の日本の
住宅業界の姿になります。
国のロードマップがそういう風に
なっているんだから、我々は
それに合わせて会社の在り方を
整えていかなければなりません。
断熱リノベができる人材を
どれだけ育成できるか。
100点満点の工事はコスパが悪い。
60点の工事だと欠陥住宅ギリギリ。
絶妙なところを狙った
リノベが出来る人材が要る。
5年前、和風の離れを断熱リノベで
直している時に、向かいの母屋を
見て、いつかはこんな入母屋の
本家普請の家を断熱リノベできるように
なりたいなと思っておりましたが、
昨年も今年も立派な家のリノベを
させていただいております。
こういう最高難易度の家を
断熱リノベできるようになれば、
あとは如何に安定して誰でも
できるように横展開をしていく。
やらないといけないことは
分かっているけど新築よりも
人材育成は難しい。
逃げずに取り組んでくれる
会社が増えていくのを
願うばかりですね。
