凰建設の森です。
昨日頑張って草刈りを
したせいか、本日は
筋肉痛で目覚めました。
本日は新築とリノベの
打合せが1件ずつ。
デスクワークで助かりました。
さて、本日の話題は、
2世帯住宅についてです。
50年前は2世帯同居というと
親世帯と台所やお風呂を、
共有するというのが当たり前でした。
私の親も結婚してから22年ほど
祖父母世帯と同居の暮らしをして
その後家を建てて独立でしたし、
私自身も結婚して6年ほどは、
親と同居の暮らしをしていました。
家が広ければそれでも良いのですが
そうじゃないと同居は大変。
色々気苦労がありますよね。
今は死ぬまで同居で連れ添うという
パターンはまれだと思いますので、
出ていくか、2世帯住宅を建てるか
みたいな事になるかと思います。
もしくは結婚当初は別居だったけど
2世帯住宅を建てるので同居という
パターンもあるかと思います。
親世帯、子世帯どちらも家を新しく、、、
と考えているならば二世帯住宅の
建築は現実的な手段になります。
2件別々に建てるよりは安いから。
しかし、昔から2世帯住宅の建築は
一筋縄ではいかない事が多い。
世帯間のパワーバランスが違う。
主に沢山お金を出す方が強いですが、
稀にお金は出さないけど意見が強い
という例もありますので。
建築会社、というよりも設計者として
2世帯住宅の設計を進める際は、
家族間の人間関係を取り持つことにも
非常に苦労いたします。
みんなを立てつつみんなの意見が
ちゃんと落とし込めるようなところに
結論を持っていくのが大事です。
ここですごく大事なのは、
多数決にしちゃダメだという事。
多数決が民主主義的な解決だと
思っているならそれはちょっと違う。
意見の相違はどこまで行っても、
対話で解決をしなければなりません。
その昔、多数決で色々決める方式で
2世帯住宅を建てるという事も
行われたりしたのですが、
最終的にはもう一緒に住めないと、
どちらかが家を出てしまうという
事も少なくありませんでした。
5人中3人が、強いて言えばA
という弱い意見なのに対して、
残りの2人が何が何でもB
みたいな強い意見だとした時に
Aを選ぶと後が大変です。
なんとなくわかるかと思います。
住んだ後に問題が起きると、
だからBだって言ったのに!
って喧嘩が起きるから。
だから面倒でも、意見の対立は
コンセンサスが得られるまで
対話を続けないとダメ。
それが2世帯住宅のポイントです。
ここで難しいのが、意思表明無き
意思表示になります。
打合せの場では言えないんだけど、
絶対こうしたいと思っている
人が居ることを見逃さない。
どちらかというと女性の方が
そうなりがちですね。
意見を言われなかったからいいや
ではダメだという事です。
私も様々な形態の2世帯住宅を
設計させていただきましたが、
基本的には2世帯住宅は
私は悪くないと思っています。
子ども達の立場からすれば、
半分同居なので気苦労もありますが、
将来的に親世帯を送った際に
残るのは広々とした家になります。
昨年末、ヘーベルハウスさんが
出した2世帯住宅に住んだ人への
アンケートを紐解いてみますと、
2世帯住宅に住んだ人の満足度は
90%にもなるそうです。https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20251205/index/
大変なこともあるけれど、
振り返ってみれば良かった。
ってなる事が多いそうです。
もう5年以上前になりますが、
横浜時代に設計した2世帯住宅の
お葬式に読んでいただいたことが。
おじいちゃんを自宅で見送ることが
できて本当に良かったと言って
頂けたことが非常に嬉しかった。
その家も建てる際には色々と
ドラマがありました。
おそらく住まいながらでも、
色んなすれ違い等もあったはず。
でも、それを乗り越えた先には
良かったなと思える人生が
待っているのかなと思います。
ナフサショック等々で、
おそらくまた2世帯住宅が
見直されるタイミングが
来るのではと思いますが、
私はいいんじゃないかなと思います。
どうぞ、参考にしてくださいませ。
