凰建設の森です。
本日は女子大の講義です。
早いもので、のこりあと3回。
教科書の内容は全て終わり、
後は実験などの残りと、
総まとめの授業を行うのみ。
年末が過ぎると、一気に
年度末に向けて動き始めます。
今年の4月には教え子の2人が
入って来てくれますので、
私もしっかりしないといけません。
昨日、岐阜県主催の
住宅実務者研修に参加してきました。
国立建築研究所の職員さんによる
省エネ基準の解説になります。
教科書にはこんな感じの本が
作られております。
↓ ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2019/08/IMG_5633-thumb-450×337-7521.jpg}
作っているのはこちら
↓ ↓
%url2%{https://www.jjj-design.org/}
省エネ性能を評価する際の
国の統一プログラムを発行するのも
こちらの団体になります。
国が関与している住宅の省エネは
2つ公式なテキストがあります。
レベルを抑えて広く実務者の方に
学んでいただきたいコースの物と
きちんと学んでいただきたいコース。
今回の講習は後者の物になります。
ちなみに前者のコースは
全国こんな感じで講習会を
開催されています。
↓ ↓
%url3%{https://www.shoene.org/index.html}
国が進める省エネ住宅の団体が
公式に2つあるって言うのも
おかしな話なんですけどね。
昨日のお話の中で、興味深かったのが
国がなぜ省エネ住宅をやりたいか。
何だと思います?
地球環境の為?経済の為?
ハズレです。
一番の理由は、、、
安全保障の為になります。
丁度、アメリカとイランが一触即発。
中東情勢が悪くなると、
石油も値上がりするし、石油を
安全に日本に持ち込むために防衛費が
嵩みます。
使う石油を少なくすることが目的。
その為に、出来る事はやりましょう。
というのが国が省エネをやる理由。
ちなみに、、今は全館空調が
絶賛大流行です。
アパートやマンションから引っ越すと
一戸建ての場合冷暖房費が約三倍。
全館空調をしようものなら、更に。
家電や給湯の省エネが進んでますが、
全館空調の普及により、実は
日本の住宅は思うように進んでない。
↓ ↓
https://www.jccca.org/chart/chart04_05.html
最近増えた分のダイエットをしている
だけになってます。
テレビが省エネになるけども、
大型化していったから使用電力は
結局変わらなかったというのと
似たような状況にあります。
ただし、年々家の健康性や快適性は
上がってきています。
電気料金って、普段の月から、
寒い時期暑い時期の値上がり幅が
どの位なら許容範囲ですか?
5万円アップ。嫌ですよね。
3万円アップ。これもちょっと、、
2万円アップ。ここが意見の分かれ目
1万円アップ。これなら許容範囲?
年間の世帯光熱費が20万を超えると
国防における省エネの意味は
全くありません。
今までの様に、寒いのを我慢して
暮らしてくれていた方がまだいい。
国民は暖房を沢山使う贅沢な
暮らしを知らないまま
生きてくれていた方がいい。
実はそんな思惑も見え隠れします。
だから、全館空調が当たり前に
なりつつある現在も、国の教科書には
暖房する部屋としない部屋を
作った方が省エネになりますよ。
という表記が沢山出てきます。
それ自体はその通りなのですが
生活をしてみれば分かります。
家中全部あったかい方が、
確実に快適に暮らせます。
日本人の普通の感覚からすると
17℃の部屋はあまり寒くない。
だけど、リビングが21℃で、
廊下が17℃だと、廊下がすごく
寒く感じます。
リビングが17℃で、廊下が13℃と
寒さの差の感覚も同じなんです。
余談ですが
生身の状態の人間が
凍死するかどうかの境は14℃
家の中で酔ってお風呂に入り、
上がってそのまま裸でソファーに
ごろんとなったとして、
家の中が14℃以上であれば人は
風邪はひけど死にません。
でも、13℃だと死ぬ可能性がある。
13℃って、そんな温度です。
話がだいぶ逸れましたが、
結局、一世帯当たりの光熱費が
とんでもない額にならずに、
国の思惑通りの省エネをするとなると
やっぱり断熱をしっかりやる事。
全館暖房をしたければG2グレードは
全然足りないんです。
導入が検討されているG3グレードが
全館空調をやっても、光熱費が
変わらないレベルの断熱と
定義されています。
断熱材、分厚くしていきましょう。
