凰建設の森です。
本日は午前中に新年度の
学校の授業の打ち合わせに。
来年度はこちらの学校一本
↓ ↓
%url1%{https://www.takumi.ac.jp/}
こちらは県立の職業訓練校。
若い職人さんを育てる学校です。
昨今の建築業界は本当に職人不足。
現場で働く職人さんの育成は
社会全体として急務。
いくら立派な図面があっても、
完璧な計算があっても、現場で
作る人が理解してなくて、雑な
施工をしてしまうと、全て台無し。
年々職業訓練校の意義は
高まっていると感じております。
同じ年度の中で3校の
非常勤講師をやった昨年度は
けっこう大変でしたが、
今年は2校、来年は1校。
負担が減ってありがたいです。
担当は変わらず「エネルギー」
という科目になります。
たぶん、あなたもそうだと
思うのですが、10代の頃に
「エネルギー」って言われても
↓ ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/03/middle_1215096577.jpg}
こんな程度しか思い浮かびません。
よね?
しかし、実際は、この文章を
呼んでいるスマホやパソコンも
エネルギーを消費していますし
日常生活でエネルギーを全く
使っていない瞬間なんて、
ほぼありません。
なになに、
寝ている間はエネルギー使ってない?
えっ、じゃあ寝てるときは
冷蔵庫のコンセントを抜くんですか?
そういう事なんです。
みんなエネルギーに依存して
生きているのが現代の日本社会。
エネルギーというとても身近で
意識しにくい物をどうやって
学生さんに伝えていくか。
毎年少しずつ内容を変えて
試してみますが、来年度は、
極力数字を使わずにやるという、
非常にハードルの高いオーダーが。
やりがいがあります。
学校の先生と、カリキュラムの
方向性を確認し合う中で、
とても大切なお話がありましたので、
今日の話題はそれについてです。
昨今、省エネ住宅がブームです。
どこの会社も省エネ住宅だと
声高らかに宣伝し合っています。
省エネとか、エコとかって
断熱材を沢山入れる事だと
思っている人も居ますが、
それだけだと片手落ちになります。
じゃあ、何が本当のエコなのか。
エコロジーとは地球にダメージを
与えない事を言います。
いくら燃費の良い家を作ったとしても
それが20年とか30年で壊れては
実は全然エコじゃないんですね。
30年間光熱費メンテナンス費が
無料の家だけど、30年後は必ず
建替えをしないといけない家。
そんな家があったらあなたは買う?
多分、買わないですよね。
建替えていた方がお金かかりそう。
世の中に存在する大半の物は、
長く使えば使うほどエコだし得です。
住宅だって同じです。
人類の住宅の歴史は、長寿命化の歴史。
家の寿命は長ければ長いほど、
社会が豊かになって行くんです。
断熱材を入れる事も大事だけど
長く使える家を作る事がもっと大事。
日本だって戦前までは100年住める
家が普通に作られてました。
合掌造とか300年住めますから。
しかし
日本の家は戦後一気に短命化。
そして公団住宅やHOUSE55など
様々なブームを経て今に至ります。
現代に至る過程で、住宅の中には
様々な設備が組み込まれました。
トイレやお風呂、台所は別棟や
庇の下に作っていたのを、
きちんと家の中に作る様に。
照明やテレビなどの家電の為の配線。
エアコンや換気の為の各種配管。
天井裏や床下、壁の中には
そういったものが埋め込まれてます。
電気や水道やガスの通るもの、
いわゆる設備と言われる物の寿命は
20~30年くらいになります。
昔は、設備の寿命と家の寿命が
同じくらいだったので、そんなに
問題は起きてきませんでした。
しかし、設備の寿命が変わらず、
家の寿命だけが延びると、色々な
歪が出てくることになります。
昨年、世間に大きなショックを
与えたこの事件も、設備が原因。
↓ ↓
%url3%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/03/3c1f81ac4c4a3733645091d0da66edb1.png}
外壁材や断熱材がしっかりしても、
設備のメンテが出来なければ、
やっぱり設備と一緒に壊される家。
寿命が短い家はエコじゃないです。
だから、長持ちする家を作ろと
思ったら、ボトルネックになる
設備の維持管理を考えなくては。
しかし、残念ながらちゃんと
考えて家を作っている人は、
日本ではほんの一握りです。
なので、本当に残念ながら、
日本の家がエコになり切れない
一番の原因は、屋根や壁の
耐久性とかではなくて、
メンテの出来ない設備なんですね。
あなたの家、30年以上住む時
メンテ費が凄い事になりませんか?
日本の殆どの家はそうなってます。
