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嫌な事をやらせてもダメ。

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日、法事の為お休みを。
曾祖父の50回忌です。

生きている姿は
見たことがありません。

法事の参加者のうち、
故人の事を知っている人は
4人のみ。

こうなってくると故人の
話題よりも今の話の方が
花が咲きますね。

田舎ですので、近所の
お寺さんに来ていただきます。

住職さんの息子さんは同級生。
同級生の奥さんも同級生。

ね、田舎感すごくありません?

ただ、大変に惜しむらくは、
同級生の息子さんが優秀過ぎて
トヨタ自動車に就職し、
そのままお寺には帰ってこない。

同級生に自営業をやっている
所の息子、娘が何人かいますが、
後を継いでいる率は低い。

放蕩息子とかそういうのではなく、
みんな頭が良すぎていい会社に
入ってしまったがためです。

親としても、その大企業をやめて
うちに戻って来いとは、
なかなか言えないみたい。

田舎の企業の後継者問題、
なかなかに難しいですね。

それに関連して?関係なく?
今日の話題は、依頼する工務店に
やりたくない事/苦手な事を
頼むのはどうかというもの。

お陰様で沢山の相談を
頂いておりますが、よくあるのが

「依頼する先の工務店が
高気密高断熱を普段やってないけど
頼む際の注意事項はあるか」

という物になります。

例えばデザインが気に入ったとか、
無垢の質感が好きだとか、
家業の付き合いで断れないとか、
気密断熱と別の部分で、
その建築会社を選んだけども、
気密断熱もこだわりたい。

普段は気密断熱をそんなに
気にしなくてやっている会社が、
施主の希望で一気に高性能化できるか。

ごめんなさい、その確率は
非常に低いです。

絶対無理とは言いません。
だけど、そのパターンで成功した
例は、直接関わった中ではゼロです。

少なくとも、施主が求めるレベルまで
断熱気密を高められた例は無い。

今、家づくりを検討している方は、
殆どの人が知らないと思いますが、
高気密高断熱住宅の歴史は、
大変な失敗を乗り越えて今がある。

中途半端に断熱気密を高めると、
逆に結露やカビが増えるんです。

1970年代の北海道、
1990年代の本州、
それぞれにおいて、
断熱住宅がカビるという事例が
発生し、高気密高断熱はダメだ
という意見が強まりました。

それを乗り越えて、気密、断熱
そして湿度コントロールという
3つの基本が出来たわけです。

今現在、断熱をそこまで
こだわっていないという会社は、
昔、高気密高断熱を
否定していた会社の可能性が。

そういう会社さんに防湿処理を、、
とお願いしても、
「それをやると家が腐るよ?」
と言われることがしばしば。

もし、そういうやり取りが
発生したのであれば、
もう100%、高性能住宅は無理。

だって、心の底では否定派だから。
ビニールで家を囲ったら大変、
現場でちょっと気を利かせて、
わざとビニールの隙間を作ろう。

昔の日本において、実際に
あった現場の余計な気遣いです。

勿論、家は腐ります。

すると、建築会社さんや
大工さんはこう思います。

「隙間の開け方が足りなかったから
こんな風になってしまった。
お施主様に申し訳ない。
やっぱり断熱と気密は
やるべきではない技術なんだ」

本当の意味での確信犯。悪意0%
心の底からそう思っているんです。

そういう考え方の人に
何を言っても無駄です。

考え方のベクトルは真逆ですから。

断熱も気密も否定派。
こういう人は少なくなりました。

断熱はやるけど気密はやらない。
このレベルの人はまだまだ多いです。

後者の人に、本当の性能住宅を
求めてしまうのはお互い不幸です。

何回説明しても質問箱や
直接の問い合わせで聞かれますが、
断熱気密を売りにしていない所に
それを頼んでも悪い結果になるだけ。

普段気密測定をやっていないとか、
気密処理をしていないとか、
壁体の結露計算が出来ないとか、
そういう会社であれば
断熱気密は諦めてください。

誰も幸せにはなれません。

嫌がることや不得意なことを
無理やりやらせてはいけないと、
世界中の故事や伝説が言っています
↓     ↓
%url1%{https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B9%B8%E5%BD%A6%E3%81%A8%E6%B5%B7%E5%B9%B8%E5%BD%A6}

あなたがあなたの仕事において、
真逆の理念のやり方を
クライアントから依頼されたら
喜んでやりますか?

それと同じことです。

#本質的な家づくり #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー