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明けましておめでとうございます。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

朝起きてすぐに夫婦で飲んでます。

初詣も何もない、家でゴロゴロの
新春です。同じだという人も
多いのではないでしょうか。

大晦日も飲んでおりまして、
9時くらいに就寝でした。

健康的なのか不健康なのか
よくわかりません。

大晦日でも来場予約をしていただく
お客様がおられますし、
質問箱に質問を頂く方も。

感想もありがとうございます。

ちなみに昨日の続きですが、
PM2.5やPM10といった、
いわゆる浮遊粉塵はエアコンの
吹き出し口から大量に放出され
玄関やキッチン周りはVOCの濃度が
高いことが確認されました。

良い臭い悪い臭いに関わらず
臭いのある所はVOC濃度が高そう。

ちなみに、人体から出る悪い臭いも
僅かながらにVOCが反応します。

あと、アルコールを飲んでの息は
VOCの塊です。アセトアルデヒド。

引きこもりがちな今年のお正月
換気には十分お気を付けください。

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年末に本橋さんの動画に出演を
させていただいた際への質問です。

断熱材には熱伝導率という
熱の通しやすさという指標の他にも
熱容量という指標があります。

熱容量はその名の通り、熱を
蓄える量の事になります。

水と空気で考えるとイメージが
しやすいかと思います。

空気は熱容量が少ない代表格。
0℃の空気を吸い込んでも、
呼吸をする僅かの間に
その空気の温度は体温まで
上昇します。

非常に暖まりやすいです。

しかし、水はそうはいかない。
冷たい水をごくごくと飲むと、
しばらくの間は井の中でも
水は冷たいままです。

ものすごく暖まりにくい。

そして、熱された状態が持つ
エネルギー量も全く違います。

サウナの室温は90℃~100℃ですが
サウナで火傷をする人はいません。

しかし、90℃~100℃のお風呂は
全ての人が大やけどをします。

断熱材にもそれぞれ熱容量があります。
グラスウールとロックウールは
断熱性能的には似たような性能。

しかし、熱容量は数倍の違いが。
それが家の室温挙動を左右します。

熱容量が大きくなると、家は
温度変化をしにくくなります。

日本の家は比較的熱容量の少ない
断熱材を使う事が多い為、
断熱性能を上げても、室温の
下がり方は比較的早い。

十分な熱容量を持つ家がどんな
イメージかと言いますと、、

年末の大掃除のために半日以上
窓を開けて換気をしながら
掃除をしたんだけども、
また窓を閉めてみると、
1時間後くらいには、
換気を始める前の室温に戻る。

信じられます?

他にも、上手に熱容量を
コントロールすることで、
昼の日射熱が室内に影響するのを
12時間程遅らせることなどが可能。

昼は暑いけど夜は冷える中間期。
壁や屋根の室内表面温度は
昼間に最も低く、深夜に最も高い。
そんな外皮も作り上げられます。

質問にあったように、夏の
日射熱を家の中に入れずに外に
返すという事も事象として現れます。

その為には非定常計算。
本橋さんとの動画の中で出てきた
WUFIというソフトは、年単位の
長時間軸を想定した非定常計算。

私が自分で作ったものは、
短時間軸を想定した非定常計算。
2~3日から1週間。
長くても1か月程度を想定したもの。

この数年、理論と実測を重ねて
自分なりに出した今のところの
結論が動画中で言った断熱構成です。

予算を度外視と言われましたが、
日本だと規格外のレベルでも、
海外に行けばいたって普通の断熱構成。

別にそんな特殊な物ではないです。

何度も何度も言いますが、
日本の家の断熱構造が貧弱すぎる
それだけなんですね。

貧弱すぎる原因は消費者も、
生産者もそこまでの知識や経験が
無いからに尽きます。

断熱性と熱容量の計算演習。

建築系の大学などで、
環境分野を専攻すると、確実に
カリキュラムの中にはあります。

だけど、そこで出てくる数字が
日本の普通の暮らしで実感する
ものとあまりにかけ離れているから
誰もそれを実務で応用しようとか
しませんし、応用しようとしたとて
市場が付いてきてくれませんでした。

使わない知識は忘れられます。

なので実務者の中でもそういう
概念があることや、計算方法を
実際に生かせるという人は、
極わずかになってしまっています。

日本のルールが悪いのか、
実務者のレベルが低いのか、
市場がそれを求めていないのか、

多分全部なのですが、
ルールを変えてほしいとか、
レベルの底上げをとか、

自分以外の事に対して、
不満を言っていても
何も状況は改善しません。

自分が今置かれた状況で、
出来る精一杯の事をやるしかない。

幸い、私は求められればどんな
生活でも実現させられる
知識があります。

本当にありがたいことに、設計を
きちんと実現させてくれる
施工体制もあります。

熱拡散率を考慮した家が出来るなら
絶対にやった方が良いに決まってます。

ただし、それには正しい知識と
ちゃんとした計算が必須。

ハンマー投げをするようなもので
ハンマーの重さが、きちんと遠心力に
乗ればすごくよく飛びますが、
ハンマーに振り回されてしまっては
かえって夏には灼熱、冬には酷寒
そんな状況も出来てしまいます。

断熱にプラス300万円掛ける
つもりがあれば、私が思う
熱容量を考慮した最適な
断熱をすることが出来ます。

もしよければ、、、
チャレンジしてみてください。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー