凰建設の森です。
本日は新築のお打ち合わせ。
午前中はOB施主様の家に、
新しいお客様をご案内。
建築会社を決める前に、
オーナーさんの意見を
聴いてみるというのは、
とても良い事だと思います。
住まい心地、打ち合わせで
どのくらい金額が上がったか。
アフターサービスの体制など、
実際の体験談を聞くことで
分かるものも沢山あります。
今年の夏には弊社の公式な
イベントとして暮らしの
内覧会を計画しています。
暑い夏に実際の暮らしを
体験する良い機会。
また決まり次第お知らせを
致しますのでお楽しみに。
お昼からはプラン前のヒアリング。
この先が見えない情勢の中、
新しいプランを考える機会に
恵まれているのは本当に稀な
お話になります。
頼んでよかったと思っていただけるよう
頑張りたいと思います。
そして、今夜は私、長い夜に
なるかもしれません。
今週末に控えている空調塾の
講義スライドがまだ完成を
しておりませんでして、
追い込みを掛けねばなりません。
6月はあちこちで講習や講演が
沢山ありまして、てんやわんや。
身体に気を付けて頑張ります。
そんな私の状況はさておいて、
本日の話題は、補助ファンの話。
30年前、エアコンは一家に1台の
時代でした。暑いときはエアコンの
ある部屋に行って涼むのが普通。
そして年々暑くなるにつれて、
家中の部屋にエアコンが取り付けられる
ようになってきました。
しかし、高断熱住宅においては、
各部屋に大きなエアコンは不要。
むしろ各部屋に大きなエアコンを
取りつけてしまいますと、
夏に湿度が下がらないという
問題が出てくるように。
そのため、高断熱住宅は容量の
小さなエアコンを1台か2台で、
家中を冷やすというスタイルが
定着してきました。
その場合、ワンルームに近いタイプの
家であれば上手く行くのですが、
細かく個室を仕切るようなタイプの
家になると、閉めた部屋には当然
エアコンの冷気が届かずに、
特定の部屋だけが暑いという
現象が起きるようになってきました。
私が開催する空調講座でも、
非冷房室にどうやって冷気を
送り届けるのかというのは、
講座の柱になるくらいの重要な
単元になってまいります。
全国各地でこの問題の相談を
受けておりますが、現場も
人間関係もぐちゃぐちゃに
なっている事例もあります。
エアコンというのは空気に載せて
暖冷気を送り届ける設備です。
閉め切った部屋であれば暖冷気が
行かないというのは少しでも
理屈の分かる方であれば理解が
できるはずだと思います。
しかし、作り手側が言っちゃった、
「エアコン1台で家中涼しい」
が両者の頭の中に重くのしかかる。
閉め切ろうが何しようが家中を
涼しくできるんでしょ?
って住まい手さんは思っている。
非冷房室の扉を開けて過ごしたり、
非冷房室に向けて空気を送ったり
するような工夫を受け入れられない。
そうなるともう、何ともならない。
空気循環を作る様々な工夫や設備を
設ける提案が許されたとして
閉め切った非冷房室に風を届ける
住宅空調用のアイテムというのは、
実はそんなに種類が多くない。
デルタ電子のブースターファン、
三菱のカウンターアローファン、
環境創機の床やさん、
エディフィスのPAX Norte
その辺がよく使われてきた機種ですが
あまりにも武器の種類が少ないのが
空調補助用の循環ファンです。
その空調用補助ファン市場に、最近
続々と新たなアイテムが投入され、
市場の拡大が続いております。
そりゃこれだけ高断熱住宅で
特定の部屋が暑いという
問題が頻出してきたら、メーカーが
ビジネスチャンスと捉えるのも、
当然と言えば当然です。
澄家のMARBEXさんからは、
床下エアコンの効率アップのための
LaLa fan Sが発表されていますhttps://www.mahbex.com/product/LaLafan/
北海道の総合建材メーカー、キムラさんからは
部屋間ファンという、シンプルネーミングの商品がhttps://www.kimuranet.jp/product/detail/heyakanfun/
じゃあ、これだけ補助ファンのラインナップが
増えてきたから、高断熱住宅における
非冷房室が暑いという問題は、
解決に向かっていくのかと言うと、
残念ながらそんなことはありません。
どこにどんな風をどれだけ送れば
家中が快適になるのかという数値計算が
ほぼ誰もできないからです。
今日のメルマガで紹介してきた各種ファン、
使い方も風量もみんなバラバラ。
何が一番適切なのかを正確に
提案できる住宅設計者なんて、
日本中探したって殆どいない。
なので、武器が出そろってきたけど
その武器の使い方に精通する人が
まだまだ少ないから結局その武器の
性能を生かしきれずに問題が残る。
というのがこの先しばらく、
住宅空調の状況になるかと思います。
出そろってきた武器の活用方法を
沢山の設計者さんにお伝えするのが
私の役目だと思い、大変大変と
言ってないで6月の
講演、講座も頑張ります。
