凰建設の森です。
本日は大阪での空調講座。
まだまだ2回目なので先は長い。
基礎理論編となります。
ちょっと油断しておりましたが、
明日から本年度の学校の授業が
始まりますので、その授業資料の
準備をせねばなりませんのと、
来週の新建ハウジングさんの空調塾の
資料も作らねばなりません。
明日はかなりバタバタする事になりそう。
頑張ります。
さて、本日の話題は、昨日に引き続き、
家づくりを長い目で見るお話。
昨日は家本体のお話でしたが、本日は
長い目で見る対象その2の依頼先の話。
単純に言えばその依頼先が長く住宅会社を
続けていくつもりでやっているかどうかを
判断してほしいという結論です。
前々から言っておりますが、住宅会社は、
創業から30年で1つのサイクルが完結します。
最初の10年はとにかく受注を頑張る。
次の10年は初期メンテナンスとの向き合い。
次の10年は住宅の出口との向き合い。
30年経つと、最初のオーナーさんから
次のオーナーさんへの譲渡が発生したり、
家を壊しますという事例があったり。
そこまで建築会社を回すことができて、
かつこれで永続できるなという仕組みが
確立できていれば建築会社はその後も
続けていく事ができるでしょう。
ポイントはメンテナンスの体制です。
創業して30年に満たない住宅会社は、
受注欲しさに点検を高頻度かつ無料で
やりますみたいな事を言っちゃいがち。
世の中には数か月おきに無料点検に
行きますみたいな会社もありますが、
それができるのは創業間もない頃だけ。
20年もして実績棟数が増えてくると
そのメンテナンス制度は簡単に破綻します。
で、2代目が創業者の約束をひっくり返し
適切なメンテナンス制度を構築する
というのが住宅会社あるあるな話です。
会社が創立30年を超えてくると、
メンテナンスは割り切ったサービスに
なったり逆に利益の源泉にしたり。
殆どのハウスメーカーがやっている
60年保証や永年保証がそれですね。
あの制度が世の中に広まって10年。
保証継続に必要な外壁のメンテナンスが、
500万とか1000万とか、嘘みたいな
話がSNSに上がってくるようになりました。
普通は相場を調べて高いからやめます。
しかし、一部の余裕のある人は高くても
保証が付いてくるならと、依頼する。
1000万円の外壁塗装工事でもやる人が
いる可能性があるからそういう仕組みが
存在するんですね。
無料点検とか長期保証とか、普通に考えて
無理のある制度が大きく喧伝されている。
無料サービスの後には必ず投資回収の
仕組みが作られているものですからね。
本来、住宅会社に求められているのは、
最もコスパの良い点検やメンテナンスを
提供する事になります。
北海道大学で発表された、60年後に
住み継ぐ為に最も低コストで効果の高い
点検やメンテナンスの頻度は何か
という研究論文があります。
その内容は今のスタンダードに
なっている長期保証や無料点検を
良しとするものとはちょっと違う。
住宅が社会の資産として適切に
住み継がれていくために作り手も
住まい手もどのように協力を
していくのがベストなのかを
模索した研究になります。
とてもいいものですので弊社の
維持管理プログラムはそれに倣って
構成されています。
住まいが住宅会社の養分みたいに
なってしまってはダメだし、
ほったらかしで最初の住まい手と共に
死んでいくものになってもダメ。
適切に社会の資産として住み継いで
行ければ社会全体が豊かになるんです。
そういう社会を一緒に作っていけるような
メンテナンス体制の建築会社を
選んでほしいなと思います。
そのためには当然建築会社が数十年後も
地域で元気に仕事をしていないとダメ。
今の経営も大丈夫だし、先の事も
考えてくれている依頼先を探したい。
それが、依頼先を長い目で見るという事。
住宅はあなたが今まで買ってきたどの
買い物よりも長く使い続けるものになります。
ぜひ、目先の事だけじゃなくて長期目線で
考えてもらえるとよいかと思います。
参考にしてくださいませ。
