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高断熱住宅で薪ストーブが失敗する訳

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

昨日、パッシブハウスプレミアム
認定申請物件の業者向け内覧会。

15組の作り手さん達が来訪。
木曜日だし、森島ちゃんと
手分けして対応するか、、

とぼんやり考えていたのですが
なんとお休みの日でした。

色々とマニアックな話が出来て
すごく楽しかったのですが、
ものすごく疲れました。

その後リフォームの相談が一件
その後ZOOM会議が一件。

体力的にも時間的にも限界で
メルマガもおさぼりです。

でもclubhouseに
顔を出してしまった、、、

この感覚、20年以上前、
夜11時のテレホーダイタイムに
夜な夜なチャットを
していたことを思い出します。

さて、そんな話はおいといて、
本日の話題は薪ストーブ。

高気密高断熱住宅と薪ストーブは
日本においてはあまり
相性が良いとは言えません。

「日本においては」
というのがポイントです。

ヨーロッパなどに行くと、
薪ストーブを使った
パッシブハウスなんて
そこら中に転がっています。

だから、やれないことはない。

実際、凰建設のモデルハウスは
薪ストーブを使ったパッシブハウス。

ではなぜ、日本において、
高性能な家と薪ストーブの
相性が良くないのかについて
今日は解説をします。

まず最も大きな原因は、
暖房設備として計算されない事。

薪ストーブは、それぞれ
エアコンと同じように
性能があります。

適当に火を燃やす物ではない。

家の暖房負荷に合わせて
適切なエアコンを選ぶのと
同じようにしないと、
薪ストーブは使いにくい。

もっともよくある例として
「使うと暑いから使わない」

ストーブがインテリアに
なってしまっている事です。

その家の冬の暖房負荷が
3kWしかないのに、
ストーブの出力は5kW。

すると、2kW分、温度が上がる。
ストーブ周りは熱中症に
なりそうな温度になったり。

おまけで付けるストーブなら
それでも良いかもですが、
ちゃんと暖房で使う気なら
熱量計算しないと。

そして、熱量計算をしたとしても
そもそも最適なストーブが少ない。

高性能な住宅がオーバーヒート
しない出力の物って、
蓄熱型のストーブほぼ一択。

同じ量の薪を燃やした時に、
5kWの出力が2時間続くのではなく、
2kWの出力が5時間続くのが欲しい。

それが出来るのは蓄熱型。

ちゃんとした蓄熱型ストーブは
輸入しないと手に入らない。

高断熱住宅に薪ストーブを
導入しようとすると、
オーバーヒートを我慢するか
割高な物を輸入するか。

みたいな選択肢になります。

俺の家、国産薪ストーブあるけど
オーバーヒートなんてしないよ?
という方は、そこまで性能が
高い家じゃない可能性が。

とはいえ、私は自宅もモデルハウスも
薪ストーブがあります。

高性能住宅でも
安心して薪ストーブライフが送れるよう
導入する際は、ちゃんと計算、
そして商品選定をすること。

お気を付けくださいませ。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー