凰建設の森です。
GWまでに、依頼されている
設計を全部やれるかどうか。
正念場に来ております。
これが出来ねば休みは無い。
家族の期待の眼差しに
答えるべく頑張ります。
というか、今プランを描いている
案件って、全部来年以降に
建てる予定の家なんです。
もう少しゆっくり、
設計依頼を受け付けても
いい様な気がしております。
でも、図面を描いている時間が
一番楽しいんですよね。
半分趣味みたいなものです。
さて、本日の話題は構造。
昨日、住まい手さんの
clubhouseを聞いていたら
「限界耐力計算」という言葉が。
聞いた事あります?
「許容応力度計算」
という言葉もあります。
一般的に木造住宅において
構造計算をしますと言えば、
許容応力度計算を指します。
この2つ、何が違うのか?
厳密に言えば色々ありますが
端的に言えば、文字通り限界を
求める計算かどうかだと
思っていただければ。
建物の構造計算は大きく分けて
架構として力の掛かり方を
調べるパートと、
部材として力の掛かり方を
調べるパートに分かれます。
力の流れがスムーズにいくか。
それぞれの部材がその力に
耐えられるかどうか。
力の流れ方は計算方法によって
変わる事は有りません。
変わるのは、かかる力の想定と
部材がどこまで耐えられるかの評価。
あらゆる素材には、外力に対し
耐える力を持っています。
その耐える力は大きく分けて
3段階に分かれます。
これを想像してください
↓ ↓
%url1%{https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41xL%2BfnaF5L._AC_.jpg}
普通にびよーんと伸ばして
手を離すと元通りに
コンパクトに納まります。
あまり強い力で伸ばし過ぎると
どこかでプラスチックが変形し
元通りに戻らなくなります。
限界を超えて伸ばすとちぎれます。
元通りになる荷重の範囲を
弾性範囲と言います。
元通りにならない荷重の範囲を
塑性範囲と言います。
ちぎれてしまうのは破断点。
風が吹いたり地震が来たり
雪が屋根に積もったりしたとき
それぞれの柱や梁が弾性範囲の
荷重で耐えられるのであれば、
その荷重がなくなれば建物は
元通りになります。
巨大な地震が来た時には、
柱や梁のひずみが残ってしまうけど
材料として破断しなければ、
人の命を奪う事は避けられます。
許容応力度計算は、
ざっくりのイメージで言えば、
弾性範囲でどこまで耐えられるかを
計算する物になります。
(厳密にいうと違います)
限界耐力計算は、塑性範囲で
どこまで耐えられるかを
計算する物になります。
以前、そんな話をブログに
書いたことがあります。
↓ ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/k-blog/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/}
人間の事故で言えば、
完治できる範囲のケガで
人生を過ごそうねと言うのが
許容応力度計算。
後遺症が残っても、死なきゃ
大丈夫だと言うのが
限界耐力計算。
個人の鍛え方によって、
同じ事故でも死ぬ人もいれば
後遺症が残る人もいる。
ケガはするけど元通りって人も。
人間であれば、事故を起こさぬよう
気を付ける事も出来ますが、
地震は避けられません。
震度7が2回来たって、
後遺症の残らないような
鍛え方をした家の方が
安心ですよね。
限界耐力計算までしてくれると
それはそれで安心ですが、
まずは許容応力度計算で
耐震等級3を目指す。
良ければ参考になさってください。
