凰建設の森です。
昨日は沢山の感想とアドバイス。
ありがとうございました。
つくづく読者の方に恵まれた
メルマガだなぁと、
読んでいて目頭が熱くなりました。
いただいたアドバイスは
真摯に受け止めさせていただきます。
建築士としての品位を害さぬよう
努めてまいりたいと思います。
本題の前に一つ告知になります。
先日構造内覧会を開催しました
家になりますが、お施主様の
ご厚意により、完成内覧会を
開催させていただけることが決定。
明日のメルマガから、申し込み
フォームを公開するようにします。
日時は7月の第二土日。
希望者が多ければ月曜日も開催。
まずは申し込みフォームを作るための
アンケートを取らせてください。
匿名でワンクリックで終わります。
集まりそうな人数に合わせて
枠の数と時間を調整します。
そして本題です。
ここ数日の流れだと思って
読んでいただいた皆様。
すみません別件です。
この話題になります。
住宅省エネの義務化がむにゃむにゃ
しているうちに、更に上流の、
2050年のカーボンニュートラルが
法律として決まってしまいました。
2050年にカーボンニュートラル。
余談ですが、CO2っていうと、
すごく遠い話に聞こえるので、
私はこの言い方、あまり
好きではありません。
どちらかとエネルギー使用量とかで
話した方がまだイメージしやすい。
そんな事ありません?
杉の木何本分のCO2が~
って言われても、だれもイメージ
出来ませんよね?
むしろ、杉の木なんて死ねばいいのに
って思っている人も少なくないかと。
はい、話がそれましたが、
2050年に日本全体でCO2ゼロ。
遠い先の誰か目標という感じ。
殆どの人がその感覚です。
だけど、日本国民である限りは、
等しくこの法律の影響を受けます。
2050にゼロ。という事は、
家から排出するCO2はゼロ。
という事はゼロエネルギーハウス。
つまりZEHを建てておけば、
2050年に通用する?
というのは非常に甘い考えです。
日本全体でゼロです。
例えば鉄鋼関係などの
エネルギーを大量に使う業種が
CO2ゼロというのは非常に厳しい。
それこそ現実的ではありません。
家族全員で、家計収支を
トントンにしようとしたときに、
5歳の子供に向かって、
「自分の食い扶持は稼げ」
って言わないですよね。
日本全体で考えたときに、
何かでプラスエネルギーな状態を
作り出して、プラスエネルギーに
出来ない所を補わないと、
どう考えても辻褄が合わない。
住宅は、全部門中、最も簡単に
プラスエネルギーに変えられる。
だって、最近家を建てて、
太陽光でオール電化の人。
ほぼ全員プラスエネルギーでしょ?
だから、これからの家は、
他の部門が使うエネルギーを、
賄う家にしなさいと言われるのは
容易に想像ができるんです。
そこまではもう確定だと思って
良いと思います。
それ以外の家だと2050年時点で
何らかのペナルティ的な制度が
適用されるみたいになる。
手っ取り早いのは炭素税。
問題は、どの程度プラスエネルギーな
家を建てないといけないか。
これは今現在の所、分からない。
国として2050年時点での
日本の状態をどこに据えて、
制度を作っていくのかは、
まだこれからです。
だけど、あなたの家は、目標設定を
待たずに着工するかも。
再来年あたりに、具体的な目標が
発表されたときに、
残念!あなたの家は目標に
達しなかったため、
10年後から炭素税が
課税されることになりました。
ってなったら嫌ですよね。
だから、情報収集もするし、
自分でも予測するし、
29年後の自分が、しまったと
思わないような動きをしないと
ダメだと思うんです。
ちなみに、私が勝手に思う
2050年の日本の、
CO2排出量部門別割合。
全部門共、あまり無理な傾きには
していないとは思いますし、
住宅に限っては、もう少し
行けるのではないかと思います。
業務その他部門は、ここまでは
厳しいのではと思うので、
住宅がプラスαで頑張る。
産業部門と運輸部門にこれ以上
厳しいしわ寄せがいくと、
産業自体が陰ります。
ぬるま湯で省エネ意識の低い
住宅や業務その他部門で
頑張らないとダメなんですね。
一軒の家は、自分が使う量の
2倍のエネルギーを生み出す。
日照の少ない地域はそれでは
きついと思うので、
日照が確保できる地域の
目標はもっと底上げされる。
全部の家に太陽光が
普及しているとは考えにくいので
新築の基準は更に厳しくなる。
これは私の仮定の目標値ですが、
そのくらいじゃないと本当に
辻褄が合わないんです。
省エネやカーボンニュートラルは
遠い未来の話でもありますが、
あなたにとっては身近な話でも
あるんですね。
これは、他人事ではありません。
戸建てに住む人も、アパートに
住む人も、等しく考えないと
自分が不利になる可能性がある。
自分事で、考えましょう。
