凰建設の森です。
朝から、ハイボール。
お盆ですね。
昨年のお盆もそうでしたが
どこにも行かずに自宅で
ゆっくり過ごすお盆の休みは
私にはとても性に合ってます。
昨夜、何気なく開いたclubhouseで
「森こうすけさんが極道映画の
お色気シーンで喜んでいた」
という思わぬ暴露話で、一緒に聞いてた
奥さんから白い目で見られた以外は
非常に平和なお盆休みです。
さて、本日の話題は、
電気料金のお話です。
省エネと電気料金の話は
直接の関係は有りませんが、
切っても切れない関係です。
省エネルギーで問題になるのは
一次エネルギー消費量。
すごくざっくりいうと、
どれだけ化石燃料を使ったか。
使う量を減らすことが出来たか。
電気1kWhが幾らかどうかは、
あまり問題ではありません。
しかし、電気料金が上がると
みんなが節約志向になるため、
結果として省エネにもつながる。
だから、無関係ではありません。
そして、多くの日本人にとって、
化石燃料や地球環境の事よりも、
電気料金の推移の方が身近な問題。
地球環境の事はそこまで気にしないけど、
電気代が値上がりするのは困る。
それが率直な意見ではないかと。
私はそれでよいかと思います。
エコノミックアニマル(古い)と
呼ばれた日本人には、お金で
縛るルールや法律を作るのが
最も効果的な手法になります。
で、これからの電気料金が、
どのように推移していくのか。
これは最適な住宅の性能を
決めるためにも非常に重要な
指標になりますので、
頭に入れておいても損は無いかと。
まずは日本政府の思惑と希望。
資源エネルギー庁による
「日本のエネルギー2020」
↓ ↓
%url1%{https://www.enecho.meti.go.jp/about/pamphlet/pdf/energy_in_japan2020.pdf}
電気料金の単価は紆余曲折も
ありつつ、震災以降
約22%、上昇しております。
カーボンニュートラルを見据え
電力コストについては漸減という
見通しを出しております。
電気代は今よりも少しずつ下がる?
本当にそうなれば、何よりです。
今まで、世界的に見て、再エネ導入率と
電気料金の価格は反比例の関係。
再エネ導入に舵を切ると、
電気料金の値上げが伴います。
↓ ↓
%url2%{https://criepi.denken.or.jp/jp/serc/discussion/download/20010dp.pdf}
デンマークやドイツなどの、
再エネ先進国はようやく平衡。
電気料金の値上がりは、
落ち着きを見せています。
しかし、日本やフランスなど、
これから再エネに取り組む国は
今後、どんどん電気料金は
値上げを続けそうなことが
資料からは読み取れるかと。
また、今後もエネルギーを
めぐって国際的な摩擦が
増えて行くことが予想されます。
それに伴い世界的に、
石油石炭天然ガスの価格は上がる。
7割以上をそれらで賄う日本の
電力価格は放っておいても上がる。
再エネにシフトしても上がる。
電気料金が上がらないシナリオを
作るとしたら、原子力発電の
割合を上げる。
それ以外の道はあまりない。
なので、日本の資料において
電源構成における原子力発電は
将来的に2割くらいと書いてある。
しかし、このご時世で、
原発を新たに作らせてくれる
地域は多くない。
電源政策のかじ取りは非常に難しい。
将来的に電力価格は下がるという政府。
世界的に上がり続けている電力価格。
将来、どのようになるのかを予想するのは
どこまで行っても自己責任になります。
今年の5月に東京大学の前先生が作った
住宅性能数値別のエネルギーシミュレート。
↓ ↓
%url3%{http://maelab.arch.t.u-tokyo.ac.jp/cost_simulation/?fbclid=IwAR17KIFojs-GvvzMLCZMwuPWy_6Ny3HpdtxZzRowZiM0i5UjZ_Ncdpr1Zvo}
今後の電気料金の予想を
30円/kWhとしております。
先日のメルマガにて、
シミュレートをしてみた際の
設定電気料金は29円/kWh
誰の予想が当たるかなんて、
全く分かりません。
ヨーロッパの人たちは、
今後3%ずつ電気料金が値上がりと予測。
日本の現状に当てはめると
20年後の電気料金は40円/kWh超
2%で20年後に35円/kWh
1%で20年後に29円/kWh
あなたがこれから建てる家は
恐らく50年以上住むつもりでしょう。
20年後はまだ折り返しでもない。
一般消費者に、電力料金の予測を
委ねてしまうというのは非常に乱暴。
だけど、日本と世界のベクトルが、
完全に逆方向を向いている現状で
それを無視して家づくりをするのは
かなり大きなリスクと言えます。
3%ずつ値上がりをする最悪のケース
今までと変わらないというケース
今までよりも下がるという楽観ケース
出来ればそれぞれのシミュレートを
してみると良いかと思います。
その差額を見たうえで、
我が家はどのくらいの性能を
目指すべきか。
あなた以外の人が出来るのは、
判断材料の提示やアドバイスまで。
決めるのはあなたです。
そして、あなたの決断に
あなたの家族の未来が掛かってます。
どうぞ、慎重に考えてください。
