凰建設の森です。
本日、ZOOM打合せデー
本当に離れた所との
打合せも便利になりましたが
家づくりの最後は現場仕事。
現場までの距離は、
やっぱり色んな所に影響。
近い建築会社さんで
建てられたら、それに
越したことはないかと思います。
さて、本日の話題は
熱交換換気についてです。
久しくこの話題に触れてなかったので
また質問が増えてきた気がします。
結論だけ先に言いますと、
日本で流通している殆どの
熱交換換気及び換気の施工方法は
省エネにはならないです。
熱交換換気が省エネにならない
理由は以下の通りになります。
24時間365日回し続ける
換気モーターの電気代の方が
空調コストのの削減分よりも
多くなってしまうことも多いから。
普通の第三種換気の場合、
24h換気を回すための動力は
20W弱になります。
24時間365日回り続けると
0.02kW×24h×365日×28円/kWh
=4,906円/年
第一種熱交換換気の場合、
60W~100W程度の消費電力。
80Wだったとすると、単純に
3種換気の4倍なので
19,622円/年となり、
その差は14,716円です。
岐阜県岐阜市の気象条件で
冬を20度、夏を26度にキープすると
約63,000℃hのデグリーアワー。
COP4.0のエアコンを使い
120m3/hの換気量で
動かしたとしますと、
0.00034kWh/m3K×120m3/h
×63000℃h÷4×28円/kWh
=17,993円/年
熱交換効率が85%の換気を使い
暖冷房コストを削減すると
17,993円/年×15%
=2,699円/年になり、
3種換気との差は
15,294円/年になります。
熱交換換気だと、
モーター動力で14,716円高くなり、
熱交換で15,294円安くなる。
その差は578円/年。
上記の計算はなるべく
熱交換換気が有利になる
条件でやっておりますので、
(冬季の日照を考慮しない等)
多くの場合、熱交換換気の方が
増エネになります。
光熱費の計算ができる、
自律循環型住宅への省エネルギー
効果の推計プログラムで、
デフォルトの状態から、第一種
熱交換換気に変えると、
約8,000円/年の光熱費上昇。
↓ ↓
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大経口で、低圧損なダクトを使ったり
中間期のバイパスモードを使ったり、
色々な工夫で第三種換気よりも省エネな
第一種換気にすることができますが、
それを分かってやっている人は極わずか。
殆どの換気システムは蛇腹の細いダクトで
配管されているはずです。
だから、熱交換換気はその殆どが増エネ。
しかし、作り手も住まい手も、熱交換換気は
省エネの為の物だと思っている人が、
一定数以上存在しております。
熱交換換気は省エネ設備に非ず。
室内の温度環境や空気環境をより上質で
豊かな物にするための設備になります。
より花粉の少ない環境、より温度差の無い環境。
そういう物を求めてつけるのが熱交換換気。
ここはくれぐれも誤解なきよう。
熱交換換気に掛けるお金は、
光熱費ダウンにはつながらない。
そんなことよりもまず断熱。
断熱150万円、熱交換150万円
ってお金を使うくらいなら、
断熱に300万円掛けたほうが、
ずっと光熱費は下がりますから。
そして、150万円くらいの熱交換換気は
後でメンテナンスが出来ませんから、、、
特に、ダクトがどうしようもない。
20年とか30年で使い捨てるか、
最初からやり直すつもりなら
いいと思いますけども。
どうぞ、お気を付けくださいませ。
