凰建設の森です。
本日午前中は会議。
昼からは換気の風量設定。
帰ってきて夕方から、
新しく始まる広島での
全館空調設計講座の
スタートアップガイダンス。
ZOOMでですけども。
という事で配信は少し
遅延でございます。
第一種熱交換換気を
使う場合、風量設定まで
行なって、完結します。
風量設定を行わない
第一種熱交換換気は、
ブレーキとハンドルの
壊れた車と同じです。
空気がどこでどれだけ
動いているか分からない。
コントロールパネルで
アクセルだけが調整できる。
そんな感じになってしまう。
そして、風量設定とは、
吹き出し口のグリルの
開度を調整する作業。
最も配管が長く、抵抗の
大きい箇所を全開にして
後はバランスが取れるように
風量を絞っていく作業です。
風量を絞っていくと、
配管経路全体の抵抗が上がる。
賢い換気システムであれば
あるほど、風量を落とすまいと
モーターが頑張って運転します。
本日調整した熱交換換気も、
ノーマル状態で38W、
風量調整後の状態で50W
ちなみにカタログに記載の
消費電力は12W~42W。
新品の状態でこの数字です。
今後使用していく中で、
フィルターの詰まり等、
システム全体の抵抗値が
上がっていけばいくほど、
消費電力は上がります。
熱交換換気システムの
省エネ性能は、モーター動力と
熱交換効率のバランスで決まる。
高効率な熱交換換気に
なればなるほど、熱交換素子の
抵抗値が大きくなるので、
モーター動力は上がります。
全館空調設計講座を行う中で
色んな換気メーカーの商品を
実測させていただきましたが、
素晴らしいシステムから、
こんなの、売っていいの?
と思えるシステムまで、
今の日本市場に提供される
熱交換換気システムは、
本当に玉石混交。
ちなみに今まで実測を
させていただいたメーカーは、
システムエア
ガデリウス
パウル
パナソニック
スティーベル
OMX
マーベックス
PEJ
ローヤル電機
三菱電機
LIXIL
Zehnder
VENTOsan
※Zehnderだけは、
自分で測ったわけでは無い
数字も含まれてます。
、、、他にもあったかな?
一般的に流通している
熱交換換気であれば、
大体の特性は把握しているつもり。
日本人であれば、
車の燃費がカタログ通りに
出ると思っている人は
いないかと思います。
しかし、熱交換換気に
関して言えば、誰も検証を
しないから、みんながみんな
カタログスペックでしか
物を判断しません。
カタログスペック通りの
消費電力で動いているかどうか、
カタログスペック通りの
熱交換効率が出ているかどうか。
カタログ値と実測値、
大事なのは実測値ですよね。
パッシブハウスがなぜ、
本当に省エネになるのか。
換気の風量を調整している
という点は非常に大きいです。
換気の風量を調整しないと、
認定申請が出せませんから。
日本中に、沢山の熱交換換気が
取り付けられておりますが、
ハンドルとブレーキの壊れた
状態の物が大多数です。
嘘だと思うのであれば、
建築会社さんに聞いてみて。
うちの換気って風量調整を
やった状態で引き渡されてます?
もしくは風量調整を
してから引き渡してもらえます?
そもそもその建築会社さんに、
風速を測る為の計測器があるか。
家に体重計が無いのに、
ダイエット大成功!
水平を測る器械が無いのに、
うちの家は完璧な水平!
って言われたって信じられませんよね?
それと同じで、風速や風量を
測る器械が無いのに、
熱交換換気はばっちり動いてます。
って言われたって、信じられる?
あなたの大事な熱交換換気、
フルポテンシャルで動いていない
可能性は、かなり高いです。
熱交換換気は、風量調整までが
セットです。重々お気を付けを。
