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なぜ予算にギャップが?

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日、本来であれば
東京にいたはず、、、
なのですが、講演が
ZOOMになりましたので
ずっと岐阜にいます。

最近ずっと移動中に
メルマガを書いてましたので
自席でゆっくり書くのが
久しぶりに感じます。

さて、本日の話題は、
ウッドショックと値上げと、、
色々お金の話になります。

世の中にはいろいろな買い物が
ありますが、お金の事で
ここまで悩まされるという点で
注文住宅というのは稀有な存在。

まずもって「注文」住宅。
つまりオーダーメイドの製品です。

スーツでも既製品を買うなら
値札が付いているのですが、
オーダースーツに値札なんてない。

生地を選んで縫製を選んで、、、
で、お値段が出てくるわけですね。

既製品であふれかえっている世の中。
殆どの消費者は、オーダーメイドの
商品を買ったことは無いかと。

初めて触れるオーダーメイドの
商品が注文住宅という人も多い。

上手く行くと思う方がおかしい。

逆に、オーダーメイドの商品を
買い慣れている人だと、注文住宅で
金額トラブルが起きる可能性は
少し減ります。

オーダーメイドってそういう
もんだよねって分かるから。

だから、洋服でもアクセサリーでも
何でも良いのですが、職人さんに
オーダーメイドで何かを
作ってもらうという経験を、
注文住宅を買う前にしておくのは
結果的に良い事かもしれません。

いきなり本番で失敗するよりは
先にワクチンを打っておく様な
イメージでしょうか。

ここで気をつけたいのは、
セミオーダーなのか、
完全オーダーなのか。

メニュー表みたいなところから
選んでいく買い物はオーダーでは
ありません。

何もない所から自分のイメージを
伝えて何かを創るという買い物を
しないと注文住宅の練習にはならない。

とっつきやすい所だと、誕生日の
ケーキとかでしょうか。

家族の誕生日ケーキを注文して、
自分の思った通りの
物が出来てくるかというのは
オーダーメイド商品の
難しさを体験する機会に。

キャラクター物が権利関係で
頼みにくくなっている今、
煉獄さんのイラストで!

みたいな簡単な頼み方が
出来ないからこそいい練習に。

自分の理想を相手に伝えて
それを相手が作る。

理想の物を作ろうと思った
時の予算と現実のギャップ。

そういう体験、必要かもです。

また、誕生日のケーキと
注文住宅が大きく違うのは
物理的に買える買えないが
分かれるところ。

誕生日ケーキがオーダーで
2万円だったとしても、
払えないという事は無いかと。

しかし注文住宅は違う。
自分の理想を詰め込んだ結果
9000万円になりますと
言われた時に、払えるという
人はそう多くはありません。

ほぼ全ての人が、予算の為に
何かを諦めるという選択を
しなくてはならないのが、
注文住宅になります。

注文だという難しさと、
高額商品という難しさ。

それが注文住宅が抱える
予算ギャップの原因になります。

加えて業界の価格表示の不透明さ。

入口を低くしないとお客さんは
そもそも相手をしてくれません。

施主の予算は気に入ってもらってから
伸ばしていけばいい。

多分9割くらいの会社さんは、
そういうスタンス。
(にならざるを得ない)

入口用の魅せる価格表と、
出口の価格に大きな乖離が。

最初から出口の平均値を
住まい手に話しておけば
あまりトラブルは少ないかと
思うのですが、
そんなことはお客さんが
沢山来てくれていて、
仕事に余裕のある会社しか
出来ません。

弊社に来ていただくお客さんで
弊社を諦める理由のほぼ100%は
予算になります。

最初から出口の予算を伝えるから
どこの会社と比べても高く映るはず。

積水ハウスよりも高いじゃないですか
って言われたこともあります。

お施主さんからしたら、
入口価格と出口価格が
あるという事すら分からない。

だってオーダーメイドの物を
買った経験がないから。

また、出口価格がどこまで
高くなるのかという事も
会社によってバラバラなので
今の時点でこんなに高いなら
絶対自分たちには無理だ。

って思ってしまいますよね。

そして注文住宅は比較ができない。
入口価格で比べてA社をやめた。
入口価格が低いけど出口価格は
凄く高かったB社で建てた。

A社で建てていたら最後は
B社とどちらが安かったかは
比較のしようがありません。

そういう不透明さが業界には
有りますので、最初もギャップ、
計画が進んでからもギャップ。

最後に、各種ショック。
これは私も読み切れない。

どんな建材がどこまで値上がりを
するのかについては、分からない。

嘘か本当か、引渡し直前に
数百万円の上乗せ請求をされた
というような話も聞きます。

謂れなき上乗せ請求を防ぐ
方法としては、依頼先の会社を
よく知るというのが遠回りですが
固いのかなと思います。

社長のキャラクター
会社の財務状況
会社の仕事の見通し

そういう所が分かると、
どんなもんのギャップが
起こりそうかが想像できる。

清水の舞台から飛び降りる
覚悟で買うのが注文住宅。

先月飛び降りたばかりなのに
今月追加工事の話なの??

みたいな感じで、何度も何度も
清水の舞台から飛び降りる
という経験をされる人は
少なからずいらっしゃいます。

それをやってしまうと、
もしくはやらされるのは
家づくりが楽しくなくなる。

難しい事ではありますが、
ギャップの無い予算計画を
立てられるといいですよね。

オーダーメイド商品慣れと
依頼先選びがポイント。

頑張ってくださいませ。

#本質的な家づくり #未来コストを考える #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー