凰建設の森です。
本日、明日と、地域の集まり。
と言ってもちょっと広域です。
飛騨に来ております。
映画「君の名は」で
有名になったあの駅です。
集まりと言っても、今回は
打ち上げ的な感じなので、
お休みと言ってもいいかと。
お付き合いではありますが、
羽を伸ばしてきます。
さて、本日の話題は、
田舎に家を建てることの是非。
飛騨は田舎です。
しかし、建築会社もあるし、
新しい家も建っております。
もちろん人口減少も進んでます。
観光資源や産業はある。
渡邉酒造の蓬莱というお酒は、
私も大好きな日本酒になります。
↓ ↓
%url15%{https://www.sake-hourai.co.jp/}
神岡町というところにある、
スーパーカミオカンデという
研究施設は、ニュートリノの
観測を続けていることで有名。
日本に限らず先進国は、
人口減少と高齢化の問題に
直面しております。
どこの自治体もコンパクトシティ化を
掲げて、まちづくりを進めています。
そうすることで、インフラ整備の
お金が浮きますので。
どうせ縮小して街がなくなるから
田舎にパッシブハウスなんて
建てたって意味がない。
そういう声が上がる理由も
理解はできます。
では、田舎には家を建てては
ダメなんでしょうか?
今日はその辺をちょっと深く
考えてみたいと思います。
田舎に家を建ててはいけない
理由というのは何といっても、
ライフラインの断絶リスク。
スラム街と化した町に残る
一軒の家のためだけに、
送電網を確保して維持管理を
するのは割高です。
水道を引っ張るのも、
下水道を維持するのも、
割高になります。
1000軒の家が建つ町の
公共インフラの整備費が
300万円/年だとします。
1世帯当たり、3000円。
うん、わかる。妥当な値段。
だけど、1000軒分の家に
水道を引っ張れる配管長さ分、
遠く離れた所に一軒家があると
そこにもまた年間数百万の
整備費がかかるんです。
じゃあ、1001世帯で平等に
年間6000円の負担にするか。
それで納得できればOK。
でも、あの一軒家の人が、
この団地に越して来たら
整備費の負担は半額になる。
って、思う人は必ず出ます。
だんだん離れた一軒家の人は
肩身が狭くなってきます。
っていうのが、未来の日本で
起こりえる話。
スケールメリットを生かせない
地域の人をライフラインから外すか
みんなで金額を負担するのか。
すでに今から議論が始まってる。
日本人は、誰かを切り捨てるという
選択をするのはとても苦手。
このままずるずると公共インフラは
値上げを続けていくはずです。
それじゃあ、やっぱり田舎には
家を建ててはダメなんじゃないか。
って、思います?
私は、そうは思いません。
例えばですね。こういう家
↓ ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2021/06/ff17be08df454afe401a2790cabf3c24.png}
ライフラン届いてません。
人、住んでます。
これを見て、可哀そうとか
憐れんだりする気持ち、
あなたの中に起こります?
この本を見ると、こういう事例
いっぱい載ってます。
↓ ↓
%url3%{https://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%AE%B6-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88M-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89/dp/4894445662}
むしろ憧れじゃないですか?
どうやって人が住んでいるのか。
行きつくところまで行ったら、
ライフラインは自給すればいい。
太陽光発電を少し載せて
晴耕雨読的に、
エネルギーを使う生活に
切り替えればいいです。
蓄電池も少しあれば尚いいかも。
水道が無くても、地下水が豊富な
日本は、井戸を掘れば水が出ます。
下水だって、田舎の土地の広さを
逆に生かした浄水の仕組みが
すでにあります。
↓ ↓
%url4%{https://www.ecolon.co/ecolon}
固定資産税も安いし、
公共料金かからないし、
開き直って生活すればいい。
足るを知り不便を楽しむ。
それもまた素敵な人生。
電気・ガス・水道・下水
このインフラの自給自足が
できるように建てるのなら、
将来人がいなくなる地域に
パッシブハウスが建ってたって
いいんです。
そんな例いっぱい載ってますから
↓ ↓
%url5%{https://passivehouse-database.org/#d_6593}
ライフラインの途絶えそうな
田舎にパッシブハウスなんて
地域の為にならない。
そう思われる気持ちもわかる。
ライフラインありきで、
計画して建ててしまったりすると
やっぱりリスクは高いから。
でも、そもそもエネルギーを
使わないように建てるのが
パッシブハウス。
将来的には、エネルギーの
自給自足まで考えて、
建てれば辻褄は合うんです。
そのために、弊社のパッシブハウスは
オフグリッド実験棟なんですね。
スケールメリットを生かして、
生きたい人は町に住む。
ゆったり暮らしたい人は
田舎に住む。
町に住んで田舎の環境を求めるとか
田舎に住んで町の利便性を求めるとか
矛盾した欲があるから人は悩む。
土地が安い田舎を選んだのであれば、
ライフラインが来なくなった時の
備えを考えておけばいいんです。
エネルギーインフラが途絶えても、
凍死しない為に、暖かく省エネな
家を建てておくんです。
最終局面的には、
熱を作る木材も、水も、
食べ物だって
みんな田舎からくるんです。
田舎の方が資源があるんです。
都会ほど、エネルギーや水、
食料の供給が途絶えたら
みんな混乱するじゃないですか。
ウッドショックもそうです。
元々地元の山と付き合いのあった
田舎の建築会社はあまり焦らず、
都会の建築会社ほど焦ってる。
地元の山と付き合わず、
共同仕入れのFCとかと付き合ってた
田舎の建築会社も焦ってますが、
その会社はよく反省した方がいい。
すみません話が横に
逸れましたが、、、
田舎に高性能な家は無駄か。
ライフラインの事まで
考えて建てていけば、
むしろ田舎にこそ、
高性能住宅だと思います。
そんなことを、飛騨の街並みを
見ながら、考えておりました。
