凰建設の森です。
本日は神奈川県の
住宅空調設計講座。
6回目になります。
このくらいから、
各種のシミュレーションツールを
使い始めますので、
面白くなっていきます。
さて、本日の話題は、構造。
私が構造の話をするのも
珍しい事かもしれませんね。
最近の家は、あまり間仕切りを
しないのが主流です。
屋根を支える構造をシンプルに。
それに付け加える形で
最低限の柱や壁を配置する。
昭和から平成に掛けて量産された
構造計画がぐっちゃぐちゃな家より
遥かに優れた架構計画になります。
よく住宅営業の場で行われる、
安易に壁をずらしたり柱をずらしたり
する行為は構造計画をすごく狂わせる。
よくできたプランは、2階が単純で広い。
4間×4間(7.2m角)の部屋の中央に
柱が一本だけ立っているみたいな
オープンでシンプルで強い構造の
家というのもあり得る話です。
私もそれがいいと思う。
ただ、少し疑問に思う事もあります。
オープンなプランの場合、将来的に
間仕切りをするという可能性が高い。
間仕切壁を作ると、その壁に沿って
家具が置かれたりしますので、
屋根を支えたりする柱が無くても
間仕切壁というのは重いです。
将来的に間仕切りをすることを考えた時
その荷重計算というのは、出来れば
最初から考えておく方がベター。
とはいえ、どんな仕切り方をするか
どんな家具の配置をするかは、
想像でしかありません。
そこは難しい所ではありますが、
2階はオープンにしておいた方が
構造計算が少し楽だからという
理由で、オープンにするのであれば
それはちょっと考え方の悪用に
近い感じかと思います。
よく分からないという場合は、
全体的に荷重を上乗せして
考えるくらいの事をしても
いいのではというのが私の感想。
空調設計でも構造設計でも、
原理原則があり、それを単純化した
ルールがあります。単純なだけに
細かい部分で整合性が無かったり、
ちょっとおかしなことになったり
という事は起きてしまいます。
頑なにルールを守ろうとする人も
いますが、どちらかというと、
原理原則まで戻って考えるほうが
良いような気がします。
そもそも原理原則までさかのぼって
勉強するのは大変ではありますが、
そういう事を考える設計者さんが
増えていくと、住宅設計はもっと
良い物になっていくかと思います。
