凰建設の森です。
本日は、ZOOM打合せ。
そして地域の行事です。
明日も地域の行事。
春はお祭りが多いので。
来週もお祭りです。
どんだけお祭りやりたいの、、、
担い手が少なくなるので、
自分の地域だけではなく、
もう少し広域の地域の
お祭りにも駆り出されます。
さて、本日は4月1日。
嘘はつきませんが、
嘘だと思いたいくらいの話。
もうずっと前から言われてますが
大工さんが足りません。
この40年で1/3に。
↓ ↓
%url1%{https://news.yahoo.co.jp/articles/3216e86f78f8246faae065239ec168bb24f79e60}
番組の中でも大変だという声や
育成に悩む声、業界を心配する
声などが取り上げられています。
先日の日経新聞でも出てましたが
全国の大工さんの平均の年収は、
一人親方の人で424万円。
社員大工さんで364万円。
↓ ↓
%url2%{https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD24AY00U3A220C2000000/}
昨日営業マンの話をしましたが、
そんなもの、比じゃないくらい、
大工さんの方がたいへんです。
ブルーカラーと呼ばれる人たちを
どんどん踏み台にして私たち
建築会社は成長してきました。
そのツケがここへきて、
取り返しの付かないことに。
弊社の大工さん、
大場君、北村君、篠田君
2人が30歳になったばかり、
1人は20代中盤です。
特にリーダーの大場君は、
新築でも改修でも、確実に
気密施工を行ってくれる、
全国に誇れる大工さん。
昨日も大規模リノベ案件の
気密測定を行いましたが、
1.0cm2/m2は切りたい。
という私のオーダーに対し
0.5cm2/m2の結果を
出してくれております。
入母屋屋根の古民家を
リノベーションで
その数字まで高められる
自信のある大工さんが、
この世にどのくらいいる?
大工さんがいないなら、
育てればいいじゃない。
言うは易し行うは難し。
先ほどみたいな給料で、
家族を養っていけるか?
と考えると大工さんを
続けていく気になれない。
じゃあ給料を上げるか?
そんなことをしたら、
途端に価格競争力が
無くなって仕事が取れない。
みんな分かってはいるけど
大工を育てるという事から
目を背けてここまで来た。
建築会社だけではない。
お施主さんだって同じ。
だって、安い方がいいでしょ?
その安さが何を犠牲にして
成り立っているのかなんて
考えたことも無いでしょ?
住宅の契約を済ませて、
工事が始まった時に、
大工さんが年寄りの人
ばかりでも、疑問を
抱いたりしないでしょう?
若い大工さんを育成するのは
動画でも出てきましたが、
100%成功する保証は無い。
むしろやめていく人の方が
多いので、投資に対する
リターンは少ないです。
若い大工さんがいるという事は
そういう投資をしている事。
その投資のお金を掛けている事。
当然会社の経費は高くなる。
新しい大工さんを育てないで
今いるチームでずっと仕事を
して行った方が経費が掛からない。
そこであなたはどう思うか。
人材育成なんてしないで、
安くしてほしいと思うか。
高くてもいいから、大工を
育てる会社であってほしいか。
資本主義社会において、
消費をするという事は、
投票をするという事です。
あなたがお金を払った先が
生き残る可能性が増えて、
あなたが選択しなかった先は
滅んでいく可能性が増える。
大工が居ないという社会の結果は
多くの消費者が、大工を育てる
という事に対して、間接的にNOを
投票してきた結果になります。
これは非常に難しい問題です。
あなたは大工を育てない会社で
家を建てたほうが、安く済む。
あなたの今の事だけ考えれば、
若い大工のいない会社の方が得。
だけど、20年後、あなたの家が
少しずつ痛んできた時に、
あなたの家を建てた大工さんは
この世にいるか?
今のあなたは、得をするかもだけど、
将来のあなたやあなたに続く施主は、
結局困ることになる。
営業マンや設計士がいくら会社に
残ってたって、建具の反り一つ
直すことはできないんです。
囚人のジレンマという言葉がある。
それぞれが自分の利になるような
選択をし続けた結果、結局みんなが
不利益を被ることになる。
それをずっとやってきたのが、
建築業界の、大工育成問題。
学校の先生や、設計事務所の人は、
大工を育てる事が大事。みたいな
口先だけの事をよく言います。
じゃあ、あなたが家を建てる時に、
大工を育てている会社に頼んだか。
ノーアイデアな、「安くして」
という言葉を口にしなかったか。
大工育成のための雇用を守る行動を
何かしてきたか。
殆ど誰もしていないんです。
大工育成が大事だと叫びつつ、
自分だけは大工育成をしていない
会社で少しでも安く済ませよう。
(私じゃない誰かが)大工を育てるべき。
言ってて恥ずかしくないですか?
と私は問いたい。
自分で言うのも何ですけども、
弊社の大工さんに家を建ててもらえる
お施主さんは幸せだと思う。
だって、日本中どこに出しても
恥ずかしくないレベルの工事を
30代前半の大工さんや20代の
大工さんがやってくれるんです。
10年後、20年後に何か不具合が
出た時に、自分の家を触ってくれた
大工さんがまた工事をしてくれる。
そしてまた若い新しい大工さんが
顔を見せてくれる。
その仕組みを歯を食いしばって
続けてくれたのは私の祖父や父。
それを理解して弊社を支えてくれた
OB施主様の皆さんのおかげで、
今、弊社で家を建てる人は、最高に
熟した状態の施工体制という恩恵を
受けられるんですね。
私の代で私が自分だけ得をしようと
思ったら、今の若い大工さん達だけで
施工していけばいいです。
みんな私より年下だから、
私が大工不足で困るという事は無く、
建築屋人生を終えられるはず。
でも、それをやったら、私の
後継者になる人はどうなるの?
ずっと腕がよく若い大工さんが
家の面倒を見てくれると思って
弊社に家を依頼してくれた、
お施主様はどうなるの?
こういう視点は、全国全ての
建築会社でもお施主様でも、
抜けている人が物凄く多い。
みんな、近視眼的。
何度も書いていますが、
家の商品寿命の長さを
侮ってはいけません。
築10年、20年、30年なんて
本当にあっという間に過ぎます。
今だけの事を考えて、
建築会社選びや素材選びを
すると、必ず後悔することになる。
もしくは、後の世代に迷惑を
掛ける事になります。
私は、凰建設の未来を担って
くれる人にも、お施主様にも
数十年後に迷惑を掛けるような
仕事をしたくないと心から思う。
若い技術職を、十分な待遇をもって
育成し続けるというこの仕組みは
絶対に続けないといけない。
それは会社の為でもあるし、
社会全体の為でもあります。
社員大工を育成しつつ、
健全に経営が出来ている
というロールモデルの
会社であり続けないと、
真似しようと思ってもらえない。
自分だけが得をするビジネスモデルを
作って、それを真似する人が増えると
社会はどんどん悪くなります。
誰もが豊かになるビジネスモデルを
作って、それが真似されて拡散すると
社会はどんどん良くなります。
お施主様も豊かになる。
社員のみんなも豊かになる。
取引先の職人さんも豊かになる。
もちろん、私も豊かになる。
200年先までしっかり住み続けられる
家を世に提供する事で、その理想は
実現させることが可能になります。
そういう理想を掲げる会社が
あなたの近くにあったのであれば、
是非、応援してあげて欲しいと思う。
資本主義社会においては消費は投票。
消費は応援という事になります。
社会の為になる会社が、
正しく生き残り繁栄することを
願わずにはいられません。
まずは建築会社。
辞めたいと思わせない給料を払って
何もできない新卒の大工を雇いましょう。
そしてお施主様。
血を流しながらそういう事をやっている
貴重な会社を是非選んであげて欲しい。
あなたの勇気ある選択と投票は、
必ずあなたの事も、あなたの後の
世代も豊かにしてくれるはずです。
共に頑張りましょう。
そういえば、職人育成について
動画を出しているんでした。
↓ ↓
%url3%{https://youtu.be/HpWzcl4r0p4}
もしよければ参考にしてくださいませ。
