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ガラパゴス、負けか?

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日も打合せ。
午前中は間取りの打合せ。
お昼からは新規のお客様。

新規のお客様は土地探しの
ご相談になります。

メルマガを長く読んでくださってる
方であれば、察しが付くと思いますが、

「あなたは本当に土地を買わないと
いけない境遇の方なのですか?」

という質問から。
岐阜みたいな地方都市になると、
将来的に沢山の不動産を管理する
というのはリスクになる可能性が高い。

10年後には空き家になる両親や
祖父母の家があったりするなら、
そこに家を建てさせてもらう方向で
計画を進めていった方が、
人生における住まいの生涯コストは
随分と安く済みます。

空き家を相続するなんて、
これからの時代は危なくて仕方ない
↓     ↓
%url1%{https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001589993.pdf}

本日のお客様も、90歳近い、
祖父母さんが住む家があり、
そこが空いたら家を建てても
いいという話が親御さんから
出ているとのこと。

今までいろんな建築会社に行って
話を聞いたけど、そこに住めば
いいじゃないと言った営業さんは
誰もいない。全員が、すぐに土地を
探して家を建てましょうよと
勧めてきたとのこと。

祖父母さんの家が空くまで
待った方が良いという意見は
私が初めてだったそうです。

当たり前です。
住宅の営業は数字を上げる事が仕事。

折角来社されたお客様を、
何年先になるか分からない
状態のお客様に仕立て上げるのか。

すぐに土地を探して今期の受注を
見込めるお客様に仕立て上げるのか。

後者を選ばない営業は阿呆です。

その人が30年後、相続した家土地を
持て余そうがどうしようが、住宅営業には
全く関係のない話です。

だから、すぐに土地探しをしましょうと
勧めるのが住宅営業としては正解。

私は社会全体が良くなる方向の仕事をしたい。
社会の最小単位は家族です。
それぞれの家族が最も物心両面において
豊かになる状態を作ることが、
社会全体が良くなることにつながります。

数年後に無料で使える見込みになる土地を
無視して、新たに土地を購入させるのが、
その人の為になるケースなんて非常に稀。

土地を探して家を建てられた皆さん。
その土地を買うことなく家だけを
建てるという計画だった場合、
あなたはどのくらい経済的に楽だったか。

住宅営業というのは、そういう可能性を
あえて潰し、顧客に土地を買わせるのが仕事。

仮に、祖父母の土地を相続するまで待ちましょうと
提案をして、事務所に帰って上司にその旨を
報告したとしたら、殴られてもおかしくない。

見込み客に最短最速で家を買わせる。
それが行動の大原則なのですから。

あなたが知らない土地でタクシーに乗って
行き先を告げた時に、運転手さんが、
それならすぐそこのバス停から3分後に
出るバスに乗れば変わらない時間で
目的地に行けますよと言われたら、
有難いと思いますよね。

しかし、そのタクシー運転手さんは、
会社に怒られるし自分の収入も減る。
一見さんなんだから黙って乗せればいい。

それと同じで、
家を建てるべきか、土地を買うべきか。
普通はそんなところまで戻って、
相談を始める建築会社なんていない。

建築会社を訪ねた時点で、
「建てるか、建てないか」
の選択肢は勝手に削除されており、
「いつ建てるか、どこで建てるか」
から話しが始まるはずです。

これで社会が良くなるのか。
いつも悩みます。

前段の話が長くなりましたが、
ここからが本題です。

EVコンセントについて、
個別に相談を受けた際には、
すぐにEV車を買うのでなければ、
EVコンセントはちょっと待って。

とお話をしておりました。
EVコンセントは、その規格が
幾つかあるんですね。

凄くざっくりいうと
欧米規格
テスラ規格
日本規格

大きく分けて3つです。
昔ビデオの規格をめぐり、
VHSとBETAが競ったように
世界の標準規格を目指し、
3つがそれぞれ競い合ってる。

その争いの大勢が決したか?
という記事が出たわけですね。
↓     ↓
%url2%{https://news.yahoo.co.jp/articles/faebc12624befbe53f5a1243acca3344560d74e2}

これ、非常に悪い流れ。
このままで行くと、
テスラ規格が世界規格に。

しかし、日本国内では、
今後も日本のガラパゴス規格が
普及していくはずです。

その昔、携帯の充電器が
メーカーによってバラバラで、
毎回携帯と充電器をセットで
買わなくてはならなかった。

とりあえず直近で日産の
サクラやリーフを買うときは
日本規格の家庭用充電設備。

しかし、次にEVを買い替えると
日本規格は淘汰されており、
テスラ規格の充電設備に
変更する工事も発生する。

みたいな未来が見えてきます。

もう、日本のEV充電は、
独自の規格普及を諦めて、
どちらかに取り入ったほうが
良いのでは。

その方が消費者が困らずに済む。
EV開発で後れを取ったのですから、
これからの挽回は難しいのでは。

そう思ってしまうのは私だけでは
無いかと思います。

今ならまだ混乱は最小限で済む。

35万キロプリウスが壊れたら
EVに乗り換える予定です。

しかし、この充電規格が
ふわふわしているのが、
私の目下の悩みになります。

本当は国産車にしたい。
だけど、充電設備が
すぐに使えなくなるのは嫌。

という事で、この規格競争が
落ち着くまでは、なんとか
初代プリウス君に
頑張ってもらいたいと
おもっている次第です。

悩ましいですね。

#本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー