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雨は天敵

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

本日は上棟。
作業場を朝6時出発。
そのまま一日ずっと
現場での作業です。

敷地が大変広くて、
作業がとてもやり易い。
助かりました。

梅雨の上棟が無事に
終わるとホッとしますね。

さて、本日の話題は雨。

木造建築物にとって、
雨というのは天敵だと
言っても過言ではありません。

雨の中には沢山の微生物がいる。
いくら腐朽などに強い加工を
施された木材であっても、
大量の水分と雑菌に晒されると
やはり耐久性が低下します。

なので、木造住宅の従事者は
家が濡れっ放しにならないように
腐心します。



腐心しているはずです。

逆に、濡れずにいられる
木材というのは、
数百年という時を超えて、
強度を保つことができます。

条件付きではありますが、
木は石に次ぐ耐久性を
持った建材だと言ってもいい。

世界最古の木造建築である
法隆寺は言わずもがな、
500年以上前に建てられた
木造建築が、今でも
商業施設として
普通に使われている例も
世界にはあるんですね。
↓     ↓
%url1%{https://skyticket.jp/guide/99819}

ただ、言うは易し行うは難し。
未来永劫雨にやられないで済む
構造を日本で作るのは、
なかなか難しい事です。

戦前に建てられたような、
古い建物というのは、
台風などの非常時には、
ある程度雨水が侵入することを
想定して作られていた。

その代わり、その後
数日、数週間かけて、
すっかり木が乾くように
作られていました。

今だと、台風の時には多少
水が入るけど、木が
痛む前には乾くから、
問題ないですよというのは
ちょっと受け入れられにくい。

台風などの非常時でも、
生活に困るような雨水の
侵入は許されない。

気づかないうちに水は
少し入っているけど、
同じく気づかないうちに
乾いているから大丈夫。

という感じになるような
構造が望ましいと思います。

なので、基本的には、
水が入らないように作る
1次防水層と、万が一
水が入った時に上手く
排水が出来る2次防水層を
作ることが大事です。

もっと簡単に言うと、
屋根にも壁にも通気層を
作っておくことが大事。

適切に作られた通気層は、
建築時に侵入してしまった
雨水をも解決してくれる。

WUFIというソフトがある。
建物外皮の非定常計算という
温度湿度の変化を試算する
シミュレーションソフトです。

壁体内結露を計算する為に
使われることが多いのですが、
建築時に濡れてしまった外皮が
そのまま濡れっ放しになるのか
いつかの時点で乾くのか、
という計算もできたりします。

SNSには工事中の木造住宅が
濡れてしまっている写真や
動画などが上がり、悲嘆にくれる
様を見る事もありますが、
2×4工法がメインの海外だと
やはり建築途中に木が濡れる
というシーンはあったりする。

日本の職人さんほど、海外の
職人さんは真面目に養生を
しなかったりしますから。

施工が雨の中、やりっ放しで
帰ってしまい、そのまま家が
完成したとしても、家にカビが
生えることなく何とか乾く。

それを外皮構成と計算で、
担保するという事ですね。

濡れないに越したことは無い。
だけど、濡れてしまった時でも
家が大丈夫だという事を
保証できるのかどうか。

誰だって長持ちする家が良い。
湿気にやられない家が良い。

住まい手としては、屋根にも
壁にも通気層を作る予算を
捻出する責任がある。

設計士には、雨水が入らず、
入っても排出され、長期に
渡り乾燥を保つ外皮を
計算しながら設計する
責任がある。勘じゃダメ。

現場の大工さんには、
極力濡れないように
養生しながら工事を進める
責任がある。

発注者も設計者も施工者も
無責任に建物を創ると、
こういう事になります。
↓     ↓
%url2%{https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12090559/?all=1}

雨は木造の天敵なのに、、、

あなたの家が長期に渡り
長持ちするためには、
雨への対策が欠かせません。

どうぞお気をつけて。

#災害に強い家 #停電しても暮らせる家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー