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なぜ教壇に立つのか

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は学校の日です。
令和5年度も、岐阜県立
国際たくみアカデミーでの
授業が始まりました。

私の受け持ちは
「エネルギー教育」
という科目になります。

これから大工さんや、
水道屋さん、電気屋さんを目指す
若い子たちに、エネルギーって
なんだ?というお話をする。

中学を卒業して入学する子もいる。
高校を卒業して入学する子もいる。
一旦社会人を経験してから
学校の門をたたく子もいます。

社会人人生が終わった後に学びなおし
新たな仕事の為の技術を磨く人も。

初回の授業はガイダンス的な話。

今の世の中、エネルギーを単体で
語っても殆ど意味がありません。

エネルギーを取り巻く各国の思惑。
脱炭素とエネルギーの関係性。
エネルギーをめぐる世界の争い。
経済界とエネルギーの結びつき。

そんな事を話しながら、
エネルギーという物に興味を
持ってもらう事、エネルギーの
知識を持つことはこれからの
社会人にとって必須だという事。

学生の時に授業で習った事って
殆どの人は9割以上覚えていない。
私は学生時代にやったことは、
比較的覚えている方かなと
思いますが、それでも建築法規など
授業時間の9割以上は寝ていた。

一級建築士の試験の際に、法令集を
引っ張り出して勉強しなおした時に
あの時にしっかり勉強しておけば
よかったと後悔したかというと、
全く後悔しませんでした。

あんなの学生時代にやったとしても
何の実感もないまま終わってしまう。

実務をやって多少法律に触れるから
自分事として学ぶ気になるだけ。

逆に覚えていることは、建築法規
じゃなくて、普通の法律の授業。

その先生の講義はめちゃくちゃ
面白かった。時は2000年です。

労働者派遣法の大規模な
規制緩和が行われたばかり。

この法律が変わったことにより、
日本は合法的な人身売買が可能に。

若い人の技術力はどんどん低下し
これから大変な時代になっていく。

諸君、技術と知識を磨くんだ。
君たちが大人になった時に、
不必要な人材とみなされない為に--

就職氷河期の世代である、
現在40代辺りの人は、
この20年を振り返ってみると
その予言がどうであったのかが
身をもって分かると思います。

授業の中身は覚えていないけど、
先生の言わんとしていた事は
今でも覚えています。

細かい省エネ計算なんてやっても
学生には伝わりません。
彼らがこの先の数十年、
生きていくために必要な
心構えや役立つ知識、
社会に先に生きる大人として
背中を見せるというのを
優先してお話を致します。

そして、凰建設に興味があれば
一緒に働きませんかと声をかける。

普通の会社さんは採用にも
沢山お金を掛けておられる。

リクナビ、マイナビにどれだけ
課金したかによって、集まる
学生の数と質が変わってきます。

弊社、覚えている限りでは採用に
お金を掛けたことはありません。

そして
これは大いに自慢なのですが
弊社の若い社員さんはみんな
素晴らしい人材です。

そりゃあそうです。
教室でずっとやり取りをしつつ
その子たちの興味関心や、
熱心さを私も見ているわけですから。

たった数回の面接で採用を
決めるよりもよっぽど人を
しっかり見られるわけです。

採用にお金を掛けるどころか
非常勤講師の費用を頂ける。

こんなにいい採用の方法が
あるのだから皆さん是非
真似していただければ。

弊社で全部の学生さんを
採用することはとても無理。

だけど、未来の事、地域の事に
思いを馳せながら仕事が出来る
人材が地域に増えて行くなら、
例え採用は抜きにしたとしても、
私が教壇に立つ理由としては十分。

だから、毎年初回の授業が、
一番全力投球になる訳ですね。

なるべく双方向性を持たせる。
学生さんにアクションを起こしてもらう。

自由に意見を言ってもらおうとしても
最初から意見をいえる子はなかなかいない。
だからまずは2択3択のクイズから。

スマホのiphone派とその他に分かれて
なぜそのスマホを選んだのか、
軽いディベートみたいな事をする。

そして落とし所は、エネルギーや
脱炭素、世界経済に持っていく。

自分の身近なアイテムが、
エネルギーに関係している
という意識を持ってもらいます。

あまり家づくりには関係のない
話になってしまいましたが、
弊社の採用のひみつという事で
無理やりこじつけていただければ。

さて、明日は内覧会です。
弊社史上、最も????な家。

今日、現場に言っていた大工さんが
「今日めちゃくちゃデカい○○が
搬入されてましたよ」
と教えてくれました。

なんで写真撮ってきてくれなかったの!
って少し問い詰めてしまいました。
だから私も明日、すごく楽しみ。

これはお越しいただいた方にしか
体験していただけません。

明日のご予約の方は本当にラッキー。

是非現地でお会いしましょう。

#本質的な家づくり

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー