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価格が高いと思ったら

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は、新規のお客様の来場と
お昼からは資金計画。

家づくりにおいて、
最も気になる項目であり、
最も分かりにくい項目、
それが、いくらかかるの?

というものになります。

例えば30坪の家であっても
2000万円で作る事も出来るし
5000万円で作る事も出来る。

ええ、同じ大きさなのに、
金額が2.5倍もするの?

同じサイズや用途の物で、
金額が2.5倍違うって、
そんなに珍しいものでしょうか。

いえいえ、世の中には、
2.5倍金額の違うものなんて
ざらに転がっています。
↓     ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/07/64d195c9460c33eb50c9cd076133ce65.png}

中身の違いが分からなければ、
それは唯々高いだけのものです。

家づくりの中身の違いって何?
と思いますよね。
基礎も躯体も断熱も防湿も
通気も防水も外装も内装も設備も
それぞれにグレードがある。

通気や防湿なんて、
省いて作る家さえある。

断熱ひとつ取っても、
そこに100万円掛ける人もいれば
300万円掛ける人だっています。
断熱が10cmの壁もあれば
30cmの壁もあるんですね。

m2当たりの金額が5,000円の
仕上げもあれば15,000円の
仕上げ材だってあります。

1本5,000円の柱もあれば
1本20,000円の柱もある。

全方位にこだわって
お金を掛ければ、
倍以上違う金額の家が
出来ても不思議ではありません。

家づくりに限らず、
どんなものに対しても、
金額を聞いた瞬間に、
「高い」と思ってしまう
シーンはあると思います。

それは自分の中に、
その商品を見るための目が
養われていないという事。

自分にはこの商品の価値を
推し量る知識や経験が
足りていませんという証。

例えば私ですと、こちらは
高いのかどうなのかすら、
さっぱり分かりません。
↓     ↓
%url2%{https://www.amazon.co.jp/VTCOSMETICS-%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%80%90%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%93%81%E3%80%91VT-%E3%82%A8%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%82%A2/dp/B0B2P18DDC/ref=sr_1_7?keywords=%E5%8C%96%E7%B2%A7%E5%93%81&qid=1689480973&refinements=p_n_price_fma%3A53216051&rnid=53157051&s=beauty&sr=1-7}

この分野において私は、
全く知識も足りないし、
見る目が養われていない。

だから、この商品を私が
「高っか!」と言うのは、
自らの無知を晒す行為。

家づくりにおいてだと、
知識は本やネットで
得る事が可能です。
経験は、色んな会社の
完成見学会に行ったり
することで得られます。

夏や冬だと断熱レベルと
暖かさの経験が溜まりますね。

知識や経験を得る行為に
一切の無駄はありません。
世の中に無駄な勉強など
一つも無いんです。

特定の商品において、
ピンからキリまでを
知っていて違いが分かる
というのは、人生の幅を
広げてくれることになる。

1万円のデジカメから、
100万円のデジカメまで、
違いを分かったうえで、
選ぶ10万円のデジカメと、
とりあえず10万円のを
買ってみたけど、
もっといいのが欲しくなったり
そんな高いのじゃなくても
良かったと思うのでは、
ちょっと違います。
後悔の度合いが。

デジカメは買いなおせる。
だけど家は買い直せない。

だから、価格の違いが、
なぜ起こるのかを知っておく
という事は後々の後悔を
最小限にすることにつながる。

え、こんなにするの?
と思う商品やサービスに
出会ったのであれば、
まずは調べてみる事です。

色々調べつくしたうえで、
自分にはそこまでの物は不要
だと思うのであれば、
自分が思う価格帯のものまで
グレードを落とせばいい。

自分に一生縁のない商品なら、
調べる事すらしなくても、
自分は困らないし後悔もしない。

しかし、最終的に家を建てるなら
その家がその値付けになっている
理由が分かる位には、勉強をするべき。

弊社、比較的全方位にこだわって
家を建てておりますので、岐阜県の
工務店という枠では多分一番高額な
家になっていると思います。

量産ハウスメーカーの中でも、
高いと言われている会社さんの
上位グレード商品群と同じくらい。

10年前だと、今ほど細部まで
こだわった家を建てていた訳では
ありません。

断熱だけはしっかりやりましょう。
という感じでした。

当時の仕様に落とせば、
随分と価格を抑えて家を
建てる事が可能だと思います。

じゃあ、そうしてよと言われて、
ハイやりますと言えるか。

言える部分もあるけど、
言えない部分もあります。

言える部分は内外装です。
理想を言えば地元で育った
木材を使った内装にしたい。

だけど、合板のフロアーで、
気に入ったものがあるのなら、
絶対に使っちゃダメとは言わない。

外装も、木でできた雰囲気が好き。
だけどガルバで固めるのもアリだし、
後々のメンテナンスを覚悟するなら
サイディングで好きな物を使うのを
止めるという事はありません。

屋根のカラーベストだけは、
流石にやめましょうと言いますが、
それなりに耐久性のある屋根材なら
好きな物を使っていいと思う。

後は設備。乾太くんや海外食洗器
換気空調設備、キッチン、バス、
トイレ、洗面等の住宅設備だって
最低限でいいと思っています。

設備品は後でいい物を買うという
選択肢もあります。基本的には
後発品の方が高性能で低価格なので。

ハイやりますと言えない部分は、
工事工程の最初の方に来るもの。

地盤、基礎、躯体、断熱気密、
防湿、防水、通気。

後でやり直す時に大変なものは、
ダウングレードしちゃダメ。

これは、お施主様の為でもあるし、
私の為でもあります。

だって、そこをケチったことで
生じた不具合って、会社にとっても
お施主様の人生にとっても、
とんでもない損失につながるから。

最高の性能を持った箱は譲れない。
その箱をどうパッケージするかは
ある程度ご自由にどうぞ。

という感じでしょうか。

家づくりは本当にお金がかかる。
そのお金の掛かり方が大変。
窓口の担当者にもよりますが、
家づくりの打ち合わせが、
進めば進むほど、じわじわと
高くなるのが一般的です。

最初に出した概算予算に
納まる事の方が珍しい。

でも、それってすごいストレスです。
清水の舞台から飛び降りるつもりで
その建築会社に決めて進めてるのに
その後も何回も舞台から飛び降りる
経験をさせられる。

お施主様の最初の予算から、
いくら伸ばしたかが営業の腕。

そういう雰囲気が、確かにある。
住宅業界の中で嫌いなものの一つです。

出来るだけ最初から余裕を見た
資金計画を出して、その予算に
きちんと納められるケースを増やす。

そう思ってはおりますが、
そうすると、概算の資金計画段階では
圧倒的にどの住宅会社よりも、
高い資金計画書が出る訳です。

最初に低く言っておき、出口で高く。
最初に高く言っておき、出口変わらず。
どちらが顧客に選ばれるかというと、
やはり前者の方が選ばれる。

違うのが終わった後の満足感。
後者のやり方の方がお施主様の
満足感は当たり前に高くなる。

棟数を伸ばさない戦略をとるなら後者
棟数を伸ばす戦略をとるなら前者。

さて、あなたならどちらの
建築会社で家を建てたいか。

後で高くならない所を選びたいはず。
だけど、怖いから入口で安い所を選ぶ。

お互い、ジレンマですね。
価格高騰時代の家づくり、
悩みも多いですが頑張りましょう。

#流行より普遍性 #本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー