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この部屋は暑くてもいいよ

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日も打合せ。
3連休、みっちり
打合せを行いました。

土曜の夜、日曜の夜と、
お酒を飲む予定もあり、
体力的には非常に疲れた
3連休のお仕事になりました。

全国各地で住宅の引き合いが
減っている中で、本当に
有難いお話だと思います。

さて、本日の話題は、
この部屋は暑くてもいい。
という部屋になります。

高断熱高気密の家だと、
基本的には全館同一温度を
目指して断熱気密や空調を
設計していきます。

じゃあ、家中のどの部屋でも
同じ温湿度じゃなければ
いけないのかというと、
実はそうじゃない部屋もある。

家の中には、住む人の温冷感が
狂いやすい部屋があるんですね。

それが、脱衣室になります。
なぜかって、まずお風呂に
入る前には洋服を脱ぎます。
着衣量がゼロになるので、
より寒さを感じやすくなる。

そしてお風呂から上がった時。

身体はお湯に触れたりして、
毛穴が開いて汗を出してます。
汗がよく乾く環境だと、
人間はより寒さを感じやすくなる。

リビングの状況が、26℃60%
みたいな環境であれば、
普通の格好で涼しくて快適。

しかし、26℃60%の環境で
着衣量がゼロになったり、
汗が乾いて蒸発潜熱が
作用したりすると、
大概の人は寒さを感じます。

夏だとお風呂でしっかりと
暖まらずにさっとシャワーで
出てくる人も多いかと。
その場合はとりわけ寒く
感じやすくなっていきます。

だから、家中が快適で涼しい
高断熱住宅の場合でも、
脱衣室だけが少し暑め、
という環境は悪くない。

具体的に言うと、
脱衣室で誰かがドライヤーを
動かしていて、リビングよりも
1℃2℃温度が高い状況とか、
脱衣室の給湯タンクの放熱で
リビングよりも温度が高いとか、
そういう事は高断熱住宅では
有りだという事です。

熱交換換気がある場合、脱衣が
暑くなりすぎると、RA(還気)の
温度が上がるのでちょっと
悩ましい部分もあるけれども、
まあ、微々たるものです。

第三種換気であれば、脱衣は、
空気の最後の居場所になるので、
暑くてもあまり気にしません。

夏はそうなんですが、冬は逆。
リビングが21℃40%で快適。
しかし脱衣も同じだとすると、
冬は脱衣が寒いと感じる。
裸だから。

だから、脱衣に冷房の工夫は
要らないけど、とにかく暖かく
する為の工夫はあった方が、
ベターだという事になります。

気をつけていただきたいのは、
あくまでも高断熱住宅の前提。

今の時期、脱衣室は30℃超え
みたいな家の場合は完全に
断熱不足だったり日射遮蔽が
失敗しているのでそれ以前の
問題になります。

そういう家は冬の脱衣は
更に厳しい事になりますので
もっとしっかり断熱を
行っていただければと。

脱衣空間に存在する熱源は、
色々と都合がいいよ。
と覚えておいていただければと。

参考にしてくださいませ。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー