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なんで講座やってるの?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

昨日、配信できませんでした。
ネットのトラブルとかでは
ありませんので大丈夫です。

本日、4日ぶりに岐阜に
帰ってきました。

午前中は移動で、
お昼からは会社に学生さんが
見学に来られました。

今週、本業が大変疎かに。
各種図面のチェックなど、
私の所で止まっている
仕事が幾つかありますので、
急いで巻き返さないと、、、

色んなところで講座を
開催させていただいております。
話の内容を聞いた方から、
たまに聞かれる事があります。

住宅の空調設計手法というのは、
今の所、弊社の圧倒的な強み。

そもそも住宅に特化した空調なんて
勉強をする機会が無いし
勉強をしようにも、ビル用の
教科書しか無くて応用するのは
非常に高いレベルの基礎知識が要る。

私、ずっと黙っていれば、
門外不出のノウハウとして、
かなり長期にわたって、
強みとして抱えていられるはず。

そんな強みを、なぜ他社に
教えるような活動をするの?

本業をもっとやった方が、
いいんじゃないの?

その活動の動機は
どこからくるの?

今回の出張でもそういう質問を
頂く機会がありました。

当然と言えば当然の質問。
自社独自の技術が世間に
流出して得する例は稀。

シャインマスカット然り、
半導体然り、
技術というのは流出すると、
10年後くらいには、
強みとして生かせなくなる。

経産省が技術流出に対して
強い警鐘を鳴らしたのが、
17年前になります。
↓     ↓
%url1%{https://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/H1812chousa.pdf}

今、流出先の国には、
技術力で勝てないように
なってき始めています。

弊社も20年後はすっかり
今の面影の無い会社に
なっているという可能性は
充分にあります。

じゃあ、なぜやるのか。

私が住宅業界に携わり、
どうしていきたいのかという、
個人の理念によるところが
大きいんですね。

住まいを通して地域社会を
豊かにするというのが、
私の人生のテーマです。

地域社会というのは日本中、
世界中に山ほどあります。

私の言う地域社会というのは
弊社が施工範囲としている
エリアを指しております。

断熱気密に優れ、
パッシブデザインがなされ、
後でお金のかからないように
空調設計された家は、
物心両面において、
住まう家族を豊かにしてくれる。

そういう家が日本中に増えて行くと
それぞれの地域社会が豊かになる。

じゃあ、弊社の施工範囲外の
エリアに住む人はどうする?

行けないからごめんね。
空調で成功するか失敗するかは
何ともできないけどいい家を
建ててくださいね。頑張って!

と割り切るのか?

本業の凰建設を大きくして、
日本全国どこでも家を
建てられるようにするのか?

もし、このご時世、弊社が
他の会社のシェアを奪うような
動きをし始めたとしたら、
ただでさえこの数か月、
工務店大倒産時代に
突入しているのに、
その流れを加速させてしまう。

激減する着工戸数に対して、
如何に被害が少なくなるように
ソフトランディングさせるか。
国交省だって悩んでいる。

例え今のご時世において、
業績が良かったとしても、
拡大路線は業界全体の
悲劇を生むことになりかねない。

じゃあどうするか。

それぞれの地域で
住宅の空調設計の実務が
出来る人が育てばいい。

そういう方が増えて行き、
数字を伴って基本を押さえた
空調をやる事が出来れば、
そのノウハウは一般化させられる。

優秀な空調設計者が
暗黙知で行うクローズな
ノウハウなのではなく、
誰にでも横展開できる
ノウハウとして広がる。

それでいいじゃないか
と思ったんですね。

簡単に言いましたが、
空調設計を完全に
モノに出来たというまでには
講座が終わった後も
研鑽を積み、自分の中に
経験をため込まないとダメ。

そんな簡単に感覚は
身に付かないんです。

少なくない人が諦める。
それでいいかなと思う。

学んだことを身に付くまで
反復して学べる人だけが
残っていく事は、住まい手に
とっても喜ばしい事です。

自分で言うのもなんですが、
講座、難しいです。

ついてこれない人もいます。
でも、やり続けていけば、
日本中に、空調設計が出来る
人が増えて行きます。

床下エアコンが正しく機能してるか。
壁掛けエアコンが正しく機能してるか。
それを計る術をお伝えしてます。

なるほど、そうやって実測して
評価をすればいいんだね。
ってみんな驚かれます。

自分の設計した空調が、
意図通りにいっていう検証を
やっている実務者はほぼいない。

測定して感覚をつかむところから
すべては始まっていきます。

耐震は、地震が来ないと
検証が出来ませんが、空調は
毎夏毎冬検証が出来る。

知見が溜まるのは耐震よりも早い

だから、全国のプロの皆さんは、
ぜひ頑張ってほしいと思います。

講座で配られた各種ツールは
著作権フリー。

改変して商売のネタに使って
頂いても何も言いません。

日本中の人が、良い空調の
家に住めるようにと、
これからも講座をやります。

それが、答えかな。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー