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×燃えない〇燃え抜けない

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は午前中は地域の行事に。
行った先でたまたまOB施主様に
お会いしまして、生活の様子を
伺う事が出来ました。

油断するとエアコンが冷えすぎて、、、
とのこと。
こちらのお施主様のエアコンは、
以前のお住まいから移設したもの。

同じエアコンを使っているのに、
家の快適性が全然違うという体験は
なかなか出来るものではありません。

エアコンの移設をすると、色々な
保証が消えてしまうのですが、
それでも新しいエアコンであれば、
移設した方が得になる事が多い。

全部を新しくするのは簡単。
縛りがある中でもきちんと快適を
作れるようになれると、
お施主様のお金を使わせずに済む。

保証は効かないけど、エアコンの移設は
やれるならやった方が良いと思います。

お昼からは新築の打合せ。
外観や外構の打ち合わせになります。

非常にゆとりのある敷地なので、
外構もやる事が盛りだくさん。

全部を作りこむとすぐに1000万円単位の
お金が飛んでしまいますので、
自分でできる部分は自分で。

外構は自分で時間を掛けてつくりこむ
というのもいいものですよ。

さて、本日の話題ですが、
昨日の研修の際に、防火について
非常に重要な考え方を学びましたので
シェアしたいと思います。

家の防火を考える際、
漠然と思うのは、燃えない家に
した方が良いよねという事。

そうですね。燃えない家に
するに越したことはありません。

しかし、実際に燃えない家
というのは無理な話です。

例えばコンクリートの家に
すれば燃えないのかというと、
そうではありません。

家の中には家具や小物がある。
それは樹脂で出来ていたり、
木でできていたりします。
布や紙が使われている事もある。

それらが燃えないかというと、
いえいえ、しっかり燃えるんです。

今、新しい家を建てると、
自宅が発火原因になるリスクは
随分と低くなっています。

火事の原因の第一位はたばこ。

これ、建築は殆ど関係ありません。
住まい手さんが気をつける話。

新しい家だと、自分が火を出す
事よりも、隣が火事になって、
その火を貰わないようにする
という事の方が大事だったりします。

隣が火事になった時に、
気をつけないといけないのは、
窓が破られ炎が室内に
侵入することになります。

それを、燃え抜けると呼びます。

炎が燃え抜けてしまいますと、
部屋の中にある可燃物には
次々と火が燃え移ります。

鉄骨の建物であろうが、
木造の建物であろうが、
家具は無防備です。

窓が燃え抜けてしまったら
その部屋はもう諦めるしかない。
後はその部屋から他の部屋に
炎が移らないように、出入り口の
扉が燃え抜けないように祈る。
換気のダクトの中を炎が
走って行かないように祈る。

そんな事しかありません。

だから、とにかく開口部から
燃え抜けないように作るのが大事。

隣の家から火が出るのは、
同じく開口部です。
隣の開口部が自分の開口部と
同じ位置や、自分の方が
若干高い位置にあったりすると
隣から出た炎は我が家の
開口部目がけてやってくる。

準防火地域であろうが、
22条地域であろうが、
それ以外の地域であろうが、
それはあまり関係ない。

とにかく、隣の家から出た
火が我が家の窓を貫通して
来ないようにすることが大事。

法令で定められた防炎性能を
有する窓を使う事は当然として
それ以外にプラスαでどんな
対策を施せるか。

それが大事だという事です。

私も火事場に何度か臨場して、
火がどのように燃えるのか、
隣の家にどうやって燃え移るのか
という事を生ライブで
見させていただいたのですが、
非常に納得できる内容。

自分の体験と、知識が
上手く合体した感じです。

隣の家が燃え始めた時に、
窓を開けてシャッターを閉める
そんな事が現実的に出来るか?

などなど、色んな疑問もあるけど
備えておいて損はありません。

あと、木材は意外と燃え進むのが
遅いというのも、納得です。

木は1分で1mm燃え進むそうです。
直径7cmの薪だと、半径35mmなので
35分ほど燃え続けます。
それもストーブで薪を燃やす
感覚とほぼ一致します。

燃え進むのが遅いという性質を
防火に生かしていきましょう。
というお話でしたが、
上手くやれば木材だけでも、
非常に長い時間家が燃え抜けないよう
頑張らせることが可能に。

また、断熱材についても、
燃えやすい燃えにくいは
昔から議論されていましたが、
それについても新しい知見が。

充填断熱はいいんです。
燃え抜ける最後の最後だから。

付加断熱に使う断熱材は
どんなものがいいのか。

これについて、私も初めての
知見に触れる事が出来ました。

防火的に理想の燃え方、
(高い防火性になる燃え方)
をする断熱材があるとのこと。

また、逆に炎に弱い断熱材も
あるとのこと。

炎に弱い断熱材は前々から
予測はついておりましたが、
理想的な燃え方の断熱材は
ええ、そうなの?とびっくり。

ああ、それなら今後弊社の
付加断熱の標準はそちらに
変えていこうかなと
思いました。

理想の付加断熱材、気になります?
気になりますよね。
今回は少し意地悪をして
出し惜しみをしたいと思います。

今度の内覧会にお越しいただいた
方には聞いていただければ、
こっそりお伝えをさせていただきます。https://www.ohtori.net/preview/47722/

お待ちしております。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー