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これを言う人は信用ならん。

長く住める家

凰建設の森です。

本日、午前中はお休み。
たまには息子のサッカーの
試合を見に行こうかと、
カメラ片手に行ってきました。

本番に強いのでしょうか。
息子の入れた1点が決勝点で、
強豪チームに勝利を。

私も小学生の時にサッカーを
やっておりましたが、試合で
勝ったことがありません。
(人数不足で戦力足りず、、)

いい環境でサッカーが出来る
息子が羨ましいです。

午後からは資金計画の相談。
リノベの計画になります。

相談する中で話が出たのが、
他の会社さんだと新築の方が
安くなりますよと言われた、
というお話です。

そうですね。よく聞きます。
古い家を直して住むよりも
新築した方が安いですよと。

この言葉、非常に闇が深い。
単純にイメージをして
頂ければと思いますが、
仮にスケルトンまで戻して
家を作りなおしたとします。

解体は全部壊した方が
安くつきますが、
少なくとも、基礎と木構造は
そのまま使えるんです。

もしくは多少の補強をすれば
やれるんですね。

新築とリノベの金額が
そこでひっくり返るかというと
普通はひっくり返りません。

なぜ新築の方が安いと言うのか。
どうしようもない新築を
作ってしまうからです。

2050年にも通用するレベルの
家にしようと思うと、
新築の方が安くなるという事は
必ずしも言い切れない。

また、工事をする側の立場として
リノベはめんどくさい。

自分で好きに一から作れる
新築よりも制限は大きいし、
めくってみないと分からない
という部分も多いし、
何が起きてもいいように、
どっさり利益を乗っけておけ。

とやってしまうから高くなる。

また、全部の家をスケルトンに
しないといけないかというと
全然そんなことはありません。

外壁を壊さずに断熱耐震の
リノベをする方法もある。

築浅の建物であれば、内装は
そのまま、住宅設備だけ
交換して、断熱は家の外部から
みたいなやり方も出来る。

解体するから作らないといけない。
解体する部分を最小限にして、
工事内容を少なくすれば、
リノベはどんどん安くなるんです。

基本的に、建築会社は、
自分たちが作ったものですら、
古い建物はクソだと思っている。

昔に建てられた建物は、
全部どうしようもない建物で、
建て替えるしか無いと思ってる。

確かにどうしようもない家もある。
ただ、どうしようもない家もあれば
しっかり使える家だってある。

それを見分ける努力すらしないで
建て替えたほうがいいと言う。

昔からどうしようもない建物を
作ってきておいて、それを直すのは
嫌だからまた新しい建物を
作りましょうと提案する。

余りにも業界として無責任では?

築30年くらいの建物を壊しても、
柱が腐っているとか、どうしようも
なくって使えませんという家は、
どちらかというと少数派です。

まだまだ使えたのにねという
状態の木材であることが多い。

地盤改良をしていないし
地耐力や建物荷重を考慮した
基礎設計になっていないだけ。

じゃあ、建て替える時に、
そういう事を計算して基礎を
設計してくれているか
というと、やらない。

自分がダメだと烙印を押した
建物と殆ど変わらないダメな家を
また更に建ててしまう。

そして時は流れ、その家もまた
ダメな家の烙印を押されて
解体されることになる。

それをあと何サイクルやれば、
日本人は住宅業界に搾取を
されていることに気が付くのか。

ジャニーズの報道と、
昔の家はダメだから新築に
しましょうというのは
よく似ていると感じます。

前から分かっていた事に対し
時間が経って反撃をする人が
居なくなってから、攻撃をする。
また、加害者の片棒を担いだ
事をなんとなく反省したふりをする。

昔の建物がダメだというなら、
それをダメじゃない建物に
生まれ変わらせる事こそ、
今の住宅業界に生きる者の
やるべきことではないのか。

昔の職人さんが建てた建物を
慈しむ心や敬う心というのを
誰も持ち合わせていないのか。

これは本当に業界の闇。
仮にあなたが新築を考えて
いたとしても、あえて、
依頼先の担当者に聞いてほしい。

リノベと新築、どちらが
良いと思いますか?と。

詳しい事を聞く前に、
新築の方が良いですよと
言う人は信用しちゃダメ。

リノベに対する勉強もしてないし、
建物を愛する心を持っていない。

新築を売る事こそがその人の
評価になる環境に生きている
可能性が高いから、仮に
あなたにとってリノベの方が
正解だと思ったとしても、
新築を勧めてきている。

例え新築とリノベが同じ金額に
なったとしても、リノベの方が
補助金が沢山出る時代です。

補助金の出し方というのは、
国がどの方向に向かっているのか
という事を指し示しています。

リノベの方が2倍~3倍の
補助金が付く世の中において、
新築住宅とリノベのどちらを
重要視しているのかが
分からないというのは通用しない。

新築の方が安くつきますよ。
という言葉には、住宅業界の
無責任さが凝縮されている。

そういう事を言う作り手に問いたい。
あなたはあなたの仕事を通して、
どう社会の役に立とうと思うのか。

建て替えのサイクルを短くして
沢山家を建てる事で経済を
回していると答える人もいる。

そんな言い分が通ったのは
1980年代までになります。

1995年以降、建て替えのサイクルが
社会の中で完全循環をするように
なってしまい、日本の住宅資産の
総額は全くと言っていいほど上がらず
住宅への投資額だけが増えて行ってる。

住宅が資産ではなく、嗜好品に
なってしまって国民の豊かさに
何一つ貢献していない。

そのサイクルが永遠に回るとでも
思っているのでしょうか?

建て替えサイクルが回り続ければ
日本国民は総倒れになる。

どこかで止めれば住宅会社は
大不況の波にさらされることになる。

国民全員と住宅会社のどちらを
守るべきなのかという決断の時が
来ているんですね。

4号特例を使って断熱等級6に
満たない家を建てるような
住まい手も同じことです。

不勉強で自分の事しか
考えていない。
結果的に自分や周りの人が
貧しくなることにお金を
使ってしまっている自覚が無い。

今は無理をして家を建てる
時代ではない。
住宅は買える人がどんどん
絞られて行っている買い物です。

中途半端な家を建てるくらいなら、
自分や家族の知識や技術に、
そのお金を投資してあげたほうが
みんなが豊かになれます。

新築しかないと思っているなら
是非リノベの道も探して欲しい。

その方が賢い買い物ですから。

そして、新築至上主義の依頼先を
信用してはいけない。

どうぞ、お気をつけて。

#長寿命住宅 #住み継がれる家 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー