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これやるならインスペクションがセット

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日、名古屋の空調講座。
ですが、名古屋駅から、
電車で一駅隣の横浜まで
お出かけしての回になります。

東海道新幹線をあまり乗らない
方はイメージが付きづらいと
思うのですが、名古屋駅と
新横浜駅はのぞみに乗ると
隣駅という事になります。

そういう意味では京都も
隣駅という事になります。

名古屋にアクセスの良い
岐阜は意外と全国どこでも
行きやすい地方都市になります。

だからこういう活動が
出来ているんですね。

さて、本日の話題は、
業界の闇的な感じです。

家を建てる際に心配なのは
品質がきちんと確保できて
いるのかどうか、ですよね。

いくら設計数値上、良い値が
出ていたとしても施工が
その通りになっているかどうか
というのはまた別問題。

そういう方の為に、施工中の
品質検査を代行してくれる
ホームインスペクションという
サービスがあります(有料)

第三者の目で施工品質を
チェックしてくださるので、
比較的手抜きや手落ちの少ない
家ができやすくなります。

インスペクションを入れるかどうかは
それぞれのお施主様の判断。

インスペクションを入れる
お金があれば食洗器の
グレードが海外製に
なったのに、、とか
色んなものとの兼ね合いの中で
品質管理にどれだけ重きを
置くのかが悩ましい。

そんな中で、
これを採用するのであれば、
是非インスペクションをセットで
と、私が強くお勧めするものが。

それが、

省令準耐火構造。

省令準耐火構造の認定を
受けるためには、こちらの
技術基準に則った施工を行うか
↓     ↓
%url1%{https://www.flat35.com/files/300187905.pdf}

こちらに載っているような
特別な承認を得た工法を採用し
それらが用意するマニュアル通りの
施工をしなければなりません。
↓     ↓
%url2%{https://www.flat35.com/files/400366928.pdf}

省令準耐火は狭き門。
しかし世の中には省令準耐火を
謳う建築会社が星の数ほどある。

なぜ?

省令準耐火の目的は、本来は
火災に強い家にする事。

しかし、その副産物である
「火災保険が安い」という
部分の方が、メリットとしては
大きい為、住まい手としては
省令準耐火の建物に出来るなら
そうしたいと思うものです。

建築会社も、省令準耐火を
やれるというのは謳い文句に
なりますので、出来ればそうしたい。

で、保険会社。
保険の営業は建築の事は分からない。
だから、図面などに省令準耐火
と書いてあれば、特にチェックなど
しなくても、省令準耐火として
火災保険を取り扱います。

チェックしないのであれば、
誰でも彼でも好きに省令準耐火を
謳ってもいいんじゃない?

はい、そうなんですね。
実際の所、省令準耐火の
技術基準を全く満たしていない
建築会社が、独自の謎理論で
うちは省令準耐火と
名乗っている例はいっぱいある。

まともに省令準耐火に
取り組んでしまうと、
火災保険が安くなる50年分
以上の工事費が掛かったりする。

いやいや、保険会社がいいなら、
偽省令準耐火の方が施工費も安く、
火災保険料も安く、つくり手も
住まい手も両方幸せでいいんじゃない?

という事で偽省令準耐火が
沢山作られている訳ですが、
いざ、本当に火災になった際、
当然保険会社さんからは、
被害状況の確認が入ります。

燃え残った構造やコンセントなどを
見れば、省令準耐火かそうじゃないかは
一目瞭然。保険会社の営業は
建築の事なんて知りませんが、
保険の査定をする人は当然
知っていますからね。

「私たちは被保険者さんが
省令準耐火だと告知を
していただいたので、
省令準耐火の保険料で
ここまでお付き合いを
させていただきましたが、
今回火災の調査に
入りました所、あなたの
家は省令準耐火の技術基準を
満たしていない事が分かりました。

このままでは保険金が
払えないどころか、
虚偽の申告での契約なので
詐欺で訴える所まで
あり得る事になります。」

みたいな可能性がある。
勿論そうなったら、
建築会社も何らかの
ペナルティを負う事に
なると思いますが、
保険会社さんからすれば
契約者はあなたなので、
矛先はあなたに向きます。

万が一の時に大変な
思いをするのはあなた。

だから、偽省令準耐火で
家を建てる事はお勧めしない。

でも、住まい手からすると、
偽省令準耐火なのか、
本物の省令準耐火なのかは
分からないですよね。

だから、インスペクション。

省令準耐火で建てるよという
取り交わしを建築会社と
行ったのであれば、
きちんとインスペクションを入れて
そうなっているかどうかを
確認した方がいいです。

施主としてずるく行くなら、
建築会社に黙って、
インスペクションをするといい。

省令準耐火になっていないなら
建築会社に責任をなすりつけて
直してもらう事ができる可能性が。

しかし、たぶんそれをやると、
建った後あなたは他のお施主様と
同じ扱いはしてもらえなくなる。

モンスター施主扱いに
なってしまうと思います。

だから、穏便に行くなら、
省令準耐火で行く事を
取り決めた後に、
インスペクションを入れても
いいですか?って
確認して入れた方がいい。

その時に建築会社が慌てて、
「実は省令準耐火というのは、、、」
って白状してきたら、
本当にお金を出して省令準耐火に
するのか、諦めるのかを
判断すると良いかと思います。

世の中にある偽省令準耐火は
住まい手と作り手の、
スケベ心のスパイラルが
生み出した社会の膿
みたいなものになります。

登場人物全員悪人みたいな。

でも、インスペクションにより
偽省令準耐火がすっぱ抜かれる
事案が沢山出てきたら、
世の中は多少良くなるはず。

是非、そうなってほしいなと
願わずには居られません。

偽省令準耐火に関しては、
自分だけ得をしたいと思った
つくり手も住まい手も
どちらも同情する気にはなれない。

住んだ後からでも検査は出来る。
どんどん詳らかにしてほしい。
頑張れホームインスペクター。

現代の水戸黄門や大岡越前、
暴れん坊将軍はあなた達だ。

#本質的な家づくり #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー