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その間違いは確信犯かも

長く住める家

凰建設の森です。

本日、子どもとの約束で
お休みを頂いております。

夏の間、散々自宅プールで
遊んだのですが、たまには
遊園地的なプールにも
行きたいというので、、、

さて、本日の話題は、
プロでも本気で間違えている
可能性のあるトピックです。

それが、木造住宅における
構造計算について。

木造において、構造の安全を
確認する計算の方法は
幾つかあります。

・壁量計算
・許容応力度計算
・保有水平耐力計算
・限界耐力計算
・時刻歴応答解析

このうち、構造計算だと言えるのは
壁量計算を除く4つになります。

木造じゃない構造物だと
壁量計算というものはありません。

許容応力度計算が最低限。
私が学生時代に品確法が生まれ
四分割法などの、壁量計算の
ルールが再定義されました。

学生時代に一応、四分割法という
ものが出来たから計算の演習を
やってみようという講義があったけど
多分今でも建築学生が構造で
学ぶのは許容応力度計算のやり方が
メインだと思います。

それぞれの計算方法の要素数と、
計算が網羅する構造の範囲を
図で表示するとこんな感じ。
↓     ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2019/08/20181013145521_00001-thumb-450×336-8044.jpg}

森林文化アカデミーの小原先生の
図ですが、私はこれが一番
分かり易かった。

壁量計算は点の確認
許容応力度及び保有水平耐力は
デジタルな直線の確認
限界体力はアナログな線の確認
時刻歴は面での確認

となる訳ですね。
で、壁量計算の事は構造計算とは
言わない訳ですが、これを
心の底から間違えているプロは
一定数いる。というよりも、
間違えているプロの方が過半数
だと言ってもおかしくないかも。

プロ同士の会話でも、
壁量計算の事を構造計算の事だと
本気で思っている人がいて、
厄介なことに表面的な会話だけじゃ
壁量計算の事なのか許容応力度の
事なのかが分からずそのまま
会話が終わってしまったりします。

これ、大きなポイントは、
「善意である」事です。

壁量計算を指して構造計算をしています!
と謳っている人の多くは、
壁量計算が構造計算であると
本気で思っているから、
全く嘘をついている自覚がない。
まさに確信犯なんです。

これは業界の大きな落とし穴。
壁量計算を構造計算だと言って
仕事を受注するのは詐欺に
なりかねない事ですが、
知らないんだから仕方がない。

実は、お盆明けにも、
私の身の回りでそんなことが
あったりしました。

仕事を進める前だったから
特に実害は出ていませんが、
おーい、あなたがやろうと
している事は構造計算じゃないよー。

って、やんわりお伝えを、、、

これを防ぐためには、
住宅の契約をする際には、
許容応力度計算をする
という一文を盛り込んで
おく必要があります。

恐らく、許容応力度計算
という言葉すら知らないで、
契約してくる営業もいるはず。

でも、契約書に書いてあれば、
やるしかないんですから。

「構造計算をします。」
残念ながら、今の住宅業界で
最も信用ならない言葉の一つが
これになってしまっている。

どうぞお気を付けください。

#住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー