凰建設の森です。
本日は構造内覧会。
おかげさまで朝から
夕方まで、ほとんど
立ちっぱなし。
たくさんの方とお話が
できて良かったです。
今回は特に枠を決めず
どなたでもOKにしたところ
既に建てるところを決めて
おられたり、施工範囲外からも
お越しいただきました。
地域に良い建築会社がいない。
というお話はメルマガの感想等でも
時折いただきます。
住まい手のためを思い、
丁寧な施工をする会社が少ない。
ということだと思うのですが、
これは非常に難しいお話です。
断熱等級7が制定された時に、
懸念されていた、見かけの
数値競争が始まってしまう
というのが現実になってきたのかも。
断熱等級7くらいになっていきますと
相対的に熱橋部分からの熱損失が
増えていきます。
基礎までは断熱をするけど
土台部分は断熱をしないとか、
窓を断熱芯に納めないとか、
玄関ドア周りの熱橋がそのままとか
UB周りで断熱気密が切れるとか。
そういうことをやったとしても、
書類の上では断熱等級7です。
でも、熱橋を潰した断熱等級7とは
熱損失の具合が全然違うので、
快適性も経済性も違う建物になる。
窓が同じでも対結露性能が違ってくる。
そういう所を踏まえて、
丁寧で良い施工とはなんぞや?
というのを見ていただくための
機会が構造内覧会になります。
本日も非常に丁寧な断熱気密処理が
施されておりました。
今日の現場の大工さんは、
森林文化アカデミー出身。
パッシブハウスの建設実績もある。
それでいて30代前半。
おそらく、この大工さんは、
この先ずっと食いっぱぐれる
事はないはずだし、あちこちで
引っ張りだこになっていくでしょう。
そういう確かな腕を持った人に、
しっかりした対価を払って、
いいものを作っていただく。
それができる建築会社と、
その価値にお金を出せる、
お施主様がいる市場じゃないと
いい依頼先というのは育たない。
もし、あなたの地域に、
どう頑張って探しても、
これはという依頼先が
なかったのだとしたら、
あなたの地域の家づくりの
先輩が、そういういい会社を
選んで来なかったから。
という見方もできるかと。
この世は資本主義社会です。
消費者に受け入れられない
会社や商品は消えていくしかない。
消費者が安かろう悪かろうを
選び続けて来た市場は、
そういう会社しか残らないし、
良いものを作る会社を見る目が
ある住まい手が沢山いる市場なら
いい会社が沢山残っているはず。
自分で言うのも何ですが、
岐阜地域のお客様は、
目が肥えていたのだと思います。
他の地域に比べれば、
良心的で良い会社が
沢山残っているのですから。
日本全国で見ると、
2000年代中盤あたりで
変なローコスト住宅に、
高気密高断熱の住宅が
駆逐されてしまい、
今でも断熱住宅を
熱心にやっている会社が
殆どないという地域もある。
そういう地域で家づくりを
しようとしている住まい手さんは
本当に大変だと思います。
でも、その住まい手さんが、
良心的で良い会社を選べば、
その会社は地域に残っていく。
その住まい手さんに続く、
地域の住まい手は、
会社選びでする苦労が、
少しだけ少なくなります。
そうやって、いい会社が
沢山残る市場になっていくと、
みんなが当たり前に良い家に
住める社会がやってきます。
選挙が始まっておりますが、
資本主義社会において、
消費は投票になります。
ぜひ、あなたに続く住まい手の
ためにも、地域に残すべき
良い住宅会社に清き一票を、
預けてあげていただければと。
