凰建設の森です。
本日はWEBでの打ち合わせが
色々あった後に、
資金計画でのご来場。
建築費高騰の折
予算に拘る=何かを妥協する
となりますが、今も昔も
計画段階で最も削りやすいのが
断熱に関わる予算になります。
だって、住んでないから
暖かい涼しいの感覚なんて
分からない。内装は見えるけど
断熱は見えないから削っちゃう。
ある程度は仕方ないと思う。
UA値0.20W/m2Kの人が、
UA値0.26W/m2Kでいいやとか
UA値0.34W/m2Kまで落とす
というのは岐阜地域の場合は
致し方なしだと思います。
そのあたりであれば、体感の
温度は劇的には変わりません。
UA値0.40前後からは、性能に
応じて暖かさの感覚というのは
ちゃんと違ってきてしまう。
温度の感覚により個人差は
あると思いますが、私は
なんとなく分かります。
UA値0.46とUA値0.60は、
誰が住んでも分かるレベルで
暖かさが違うと思っていい。
と書くと、UA値0.60は随分と
寒い家なんだろうなと思われる
かもしれませんが、それでも
築古の実家やアパートよりは
暖かく感じるレベルになります。
今までの日本の家がとんでもなく
レベルの低い物だったから、
ほんの少し暖かい家が随分と
マシに見えてしまうだけです。
UA値0.40よりも性能の低い
家をこれからの時代に建てる
くらいなら無理をして家なんて
買わなくたっていいと思う。
ほら、日本には家なんて、
いっぱい余っているんですから。
っていうのが前段のお話です。
え、トレードオフじゃないの?
という事ですが、もう少し、
家づくりのステップとしては
手前の段階のお話での、
トレードオフになります。
4号特例の影響についてという
動画がありますが、こちら、
ちらほらとコメントが付きます。
↓ ↓
%url1%{https://youtu.be/k_62gsKWhD8?si=Lgbfgtp2IEuvM5CG}
耐震等級3だと言われて
家を建てたんだけども、
来年にはなんと時代遅れの
既存不適格住宅になってしまう?
という内容ですね。
つい先日も、来年以降の
耐震等級3にする為には、
LDKに不要な壁が出てくると
言われて悩んでいるという
コメントが付きました。
平屋は特に壁量の増加分が
多いですからね、、、
壁が増えるという事は、既に
他の壁をギリギリの強度まで
引き上げて設計している
という事だと思いますが、
年度初めに予想した通りの
事例が出てきています。
もし、住まい手さんが何も
言わなければそのまま進み
耐震等級3の建物を頼んだのに
そうじゃない家に住む事に
なっていた事例です。
新しい基準の耐震等級3に
するためにLDKに要らない壁が
出てくる計画にするのか。
それとも新しい基準での
適合は諦めてこのまま行くか。
というトレードオフが発生
してきている訳ですけども、
これはどちらも不正解です。
本年度までの基準でギリギリ3の
耐力壁設定から、来年でも3の
計画にすると、必要耐力壁長さは4~8m
程度増えているんじゃないかと思う。
5倍の耐力壁を使っても、1枚(90cm)
で足りるかどうかは分かりません。
LDKにかなり大きな影響が
あるはずです。
正解は、もう一度1から図面を
書き直す事になります。
折角の注文住宅です。
取って付けたような壁が出てくる
ような家にしなくたって、
最初から来年の耐震等級3を
見越して尚且つ変な壁が
出てこない設計というのは
必ずあります。
もし、住まい手さんの中に、
設計が終わってから後出しで
来年の耐震等級の話をしたからな、、、
っていう後ろめたさみたいな
物があるとするならば、それは
住まい手が悪い訳じゃない。
耐震なんて家づくりの根幹に
関わるお話になります。
基準が変わる瀬戸際での計画です。
先を見越した設計をして然るべき。
そんな哀しいトレードオフで
悩んでちゃダメです。
今までの耐震基準ではこれからの
地震には不安だから基準が変わる。
新しい基準での最高等級が
取れない計画だったという事は、
やはり耐震に対しての不安要素が
ある計画だという事だったんです。
そんな家に住みたいと思います?
そこは諦めちゃダメ。
トレードオフじゃなくて、
両方を取るために、もう一度
計画を練り直しましょう。
どうぞ引き返す勇気を持って
家づくりを進めていただければ。
