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取得費年収倍率に注目して

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は面接や会議。
主に事務所に居る日です。

さて、本日の話題は、
忙しさにかまけて、
なかなか目を通していなかった
資料の解説をしようかと。

それが、住団連がやっている
戸建注文住宅の顧客実態調査。

新建ハウジングさんでも今号で
触れておりますが、記事の見出しは
↓     ↓
%url1%{https://www.s-housing.jp/archives/365110}

6681万円無いと家が
建たないのか、うへぇ、、、

って思う人もいるかと。

確かにそれも一つの見方。
2010年代、岐阜で土地から
注文住宅を建てるという
事をしようとすると、おおよそ
4000万円台というのが
目安になっていました。
1000万円ちょっとで土地を買い
3000万円ちょっとで家を建てる。

しかし今は
1500万円くらいで土地を買い
4500万円くらいで建物を建てる。
というのも全く珍しくない話。

これが2023年度の調査ですので
2024年現在はもう少し値上がりを
していると予想されます。

翻って建売の情報を見ると
↓     ↓
%url2%{https://suumo.jp/jj/bukken/ichiran/JJ010FJ001/?ar=050&bs=020&ta=21&jspIdFlg=patternShikugun&sc=21201&kb=1&kt=9999999&km=1&tb=0&tt=9999999&hb=0&ht=9999999&ekTjCd=&ekTjNm=&tj=0&kw=0}

僅かながらでも2000万円を
切る物件が売っているじゃないか!

金額だけ見ると建売住宅の
お買い得感がありますよね。
中身は知らんけど、、、

いえ、私自身20代の頃は
建売住宅の現場監督も
やっておりましたので、
中身の想像は大体付きます。

6681万円という調査もあれば
2000万円という実情もある。

3倍も違う物なの??
結局土地から家を建てるのって
いくらかかるの?
って、住まい手は混乱するんですね。

混乱する理由の一つに、住宅に
グレードの違いがあるという
イメージが薄い事があります。

例えば、新しいバッグを買いたいと思った。

普通に「バッグ」と検索すると
↓     ↓
%url3%{https://www.google.com/search?q=%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0&oq=%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0&gs_lcrp=EgZjaHJvbWUyBggAEEUYOTIHCAEQABiPAjIHCAIQABiPAtIBCDEzMTFqMGoxqAIAsAIB&sourceid=chrome&ie=UTF-8}

「バッグ_○○〇」と入れると
↓     ↓
%url4%{https://www.google.com/search?q=%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0+LOEWE&sca_esv=969a37d7d8df40c7&ei=mfcWZ7_GM_jP2roPm-GH0AM&ved=0ahUKEwj_9tyc46CJAxX4p1YBHZvwAToQ4dUDCA8&uact=5&oq=%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0+LOEWE&gs_lp=Egxnd3Mtd2l6LXNlcnAiD-ODkOODg-OCsCBMT0VXRTIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYRzIEEAAYR0j1FlDoB1joB3ABeAOQAQCYAQCgAQCqAQC4AQPIAQD4AQGYAgOgAg_CAgoQABiwAxjWBBhHmAMA4gMFEgExIECIBgGQBgqSBwEzoAcA&sclient=gws-wiz-serp}

値段の差は3倍どころじゃない。
いいブランドのバッグなんだな
っていうのが分かるかと思います。

勿論、耐久性やデザインなどの
違いもあるから値段が違う。

同じ4人乗りの車でも、
軽で150万円。プリウスで450万円。

当然中身は違いますし、その違いを
なんとなく想像できるかと思います。

でも、家は一般的じゃなさ過ぎて、
中身の違いを想像しにくい。

3倍の価格差が妥当なのかどうなのか
が非常に判断しにくいから悩むんです。

あなたの趣味の物を思い浮かべて
見ていただきたいと思いますが、
入門編の安い物と、ハイアマチュアが
使う良い物の違いを説明できますか?

恐らくできるかと思います。

こういう所が違うから、安いやつじゃ
ダメで、良い物が欲しくなるんだ!
って言えると思います。

それはあなたが自分の趣味について
楽しんで学ぶことで知識が深まり
違いが分かる様になったからです。

家も同じ。高い物と安い物の
何が違うのかというのは、
勉強した人にしか分かりません。

構造の違い、断熱性、耐久性、
そのデザイン性等々、
ブランドイメージも然り、
高い物には高いなりの
理由があります。

世の中にある高級品を見て、
「高っか!」で終わってしまうのは
私は違いが分からないし、
違いを知ろうという好奇心も無い。
知るための努力もしない。

って言っているのと同じことです。

その姿勢の何がまずいのかと言うと、
自分の本業に置き換えた時に、
自分の仕事に付加価値を生む
知恵が出てこない事になります。

そうするとあなた自身が
社会人のいち人材として
価格競争市場に巻き込まれる。

なぜ自分の収入が上がらないのか
という事が分からないまま
悶々と過ごしていく事になる。

商品を安く普及させる事や、
節約をする事は美徳の一つでは
ありますが、良い物を知り、
良い物を供給するという人生も
また社会に貢献する素晴らしい事。

また、節約する事と、
安物買いの銭失いは
別のものになります。

家づくりにおいて節約するなら
むしろ家を建てないという選択が
節約という言葉にピッタリ。

中古住宅と安い建売は、
質としては同じようなものですが、
安い建売の方が高いんです。

あっという間に陳腐化する家を
買ってしまうのは安物買いの
銭失いになってしまいます。

注文住宅は、誰もが買える
という買い物ではありません。

一定以上の収入が無いと買えない。
注文住宅が欲しいと願うなら、
一般的な世帯よりももう少し
収入が多くないと難しい。

良い家を手に入れようと思ったら、
予算内で頑張るという節約の
知恵ももちろん大事ですが、
自分の収入を今後上げていく
というのも同じくらい大事。

自分がどれだけ頑張ったって
給料なんて上がって行かないと
思っている人もいるかと思いますが
そんな事はありません。

いついかなる状況においても、
サクセスストーリーを
始めることは可能なんですね。

家づくりの話なのに仕事の話?

はい、実は今日のメルマガの話題は
住団連の調査にはそれが大きく
関わっているからなんですね。

そもそもこの調査をしている住団連。

これ、住宅業界の元老院。
↓     ↓
%url5%{https://www.judanren.or.jp/about/aboutus.html}

量産メーカーさん等々が
作り上げた、国交省に色んな
要望を出すための団体です。

日本の住宅が住まい手にとって
ちっとも良い物になっていかないのは
この団体が必死でブレーキを
掛けているからだと思って
頂いても良いかと思います。

今回の調査も、住団連に所属する
会社の顧客が95%以上。

いわゆるハウスメーカーで
家を建てたお客さんがアンケートの
母集団になっている訳です。

ぜひ、調査の一次情報も
確認していただけると良いかと
↓     ↓
%url6%{https://www.judanren.or.jp/activity/proposal-activity/report03/pdf/kousatu2023.pdf}

平均世帯年収1100万円超え
ボリュームゾーンは30代前半

土地から買う人の建築費は
平均で4500万円。
土地にお金を出さなくて
済む人は平均5200万円。

そして、非常に重要なのが
住宅取得費の年収倍率です。

2021年度で6.4倍
2022年度で6.8倍
2023年度で6.8倍

ぜひ、この数字を押さえて
家づくりをしてほしいと思います。

世の中には年収の8倍や
9倍もの家を買う人も
存在しております。

年収1000万円の人が
1億円のマンションを
買うなんて珍しい話でも
ありません。

でも、平均像ではそんなに
お金を払っていないんです。

世帯年収の高い方は、
そこまで家に使っちゃうと
生活が苦しくなるかな?
って冷静に捉えています。

逆に、世帯年収に対して、
3倍や4倍の家しか建てない
という人も珍しい。

安い物を買って後悔したくない。
という思いもあるからでしょう。

年収1100万円の収入で、
6600万円の家を買う。

6倍くらいで妥当でしょう。
土地が既にあるなら5倍くらいで
少し余裕の生活をしましょう。

それが普通になります。

あなたの計画はそれと比べて
いかがでしょうか。

多すぎたり少なすぎたりしたら
自分は将来本当にそれで
後悔しないと言い切れるか、
ちょっと考えてみてください。

住宅ローンでひぃひぃ言っても後悔。
家はもう二度と建てられない。
安物買いの銭失いでも後悔。

もし、自分の欲しい住まいが、
自分の世帯年収に対して、
8倍以上もするものだとしたら。

例えば世帯年収700万円の
ご家族が5500万円の家を
欲しいと思ってしまったら。

年収は現状維持であと500万円
予算を下げて家づくりをするか、
5500万円の建物を得るために、
あと100万円、年収が上がる様
二人で頑張るか、どちらか。

じゃないと将来苦しくなる
リスクが高まるという事です。

どちらでもいいと思いますが、
人生往々にして、チャレンジを
した結果達成したものの方が
喜びは大きくなりがちです。

就職する。結婚する。
そこまで行くと人の人生は
淡々としたものになりがち。

家づくりの為に発奮する、
というのはあなたの人生に
とっては良い刺激になるはず。

ひとつ、注意点としては、
平均6.8倍はどんな年齢の人でも
当てはまる訳じゃないという事。

40代後半になっての6.8倍と
20代後半での6.8倍は、
意味合いがだいぶ違います。

40代後半で6.8倍の家を
買うなら相当な現金が無いと
将来のローンが苦しいと思う。

20代で6.8倍というのは、
通常よりも緩い条件。

まだこれから給料も上がる。
若ければチャンスは広がります。

6.8倍は30代半ばの人の、
目安だと思ってください。

住宅取得費に対する年収倍率。

どうぞ、参考にしていただければ。

#流行より普遍性 #本質的な家づくり #未来コストを考える

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー