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【日刊】仮設なればこその冒険

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

体調はすっかり良くなりまして
今日は空調講座東京版の
最終発表会に来ております。

東京版は色々と事件もあり、
最終発表に臨む人の数が
随分と少な目になっております。

最終発表に臨めなかった人の分も
頑張っていただきたいところです。

さて、本日の話題は、仮設と
割り切るかどうかというお話。

例えばウッドデッキ。
南洋材で作ったものであれば
それなりに長持ちはしますが、
これを杉やヒノキで作って
野ざらしにしたら10年は
持ちません。

いつか床が抜けてしまいます。

木材を屋外露出で使う場合、
それも複数階建てなどの構造物として
使う場合はあくまでも仮設の物として
考えた方が良いです。

祭りのやぐらなど、数日で
使い終えるくらいの感じで
使っていくというのがベター。

今回、日本にはギネスに認定される
世界最大の木造建築物が登場しました。

がしかし、こちらもまた仮設建築物。
防火の問題、耐震の問題、不朽対策
どれをとっても長期間使用には
向いていない建物になります。

仮設だと割り切ったからこその
大冒険の建築物になります。

万博が人気に終わったためか、
あれを残そうという動きがやはり
活発化しております。https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02484/101000158/

日本の建築界隈は、何かと
建物を残そうという運動を
したがりがちではありますが、
流石に今回のは無理筋。

200m分だけでも、今後の
維持管理は大変な感じになるし、
15年後くらいに、やっぱり
不朽がひどくて危ないから
立ち入り禁止というニュースが
聞こえてきそうな感じがします。

直接見たことがある人であれば
あの大きさや圧巻の空間が
印象に残っていると思いますが
それでもあの生の木造を今後も
残すのは危ないんですね。

どうせ壊してチップにしか
ならないのであれば、上部の不燃部分や
鉄骨の構造部分を全部取り外したうえで
世界最大のキャンプファイヤーの
ギネスも狙っていくというのは、
私はありだと思います。

おそらく宇宙からでもリング状に
炎が出ているのが確認できるはず。

これ、決してふざけているだけではなく
木造がどのように燃えるのかという
貴重な映像資料にもなるし、全国から
木造建築に携わる人たちを現地に集めて
木造建築が炎に対してどのように
負けるのかを肌で感じてもらう
いい機会になるかと思います。

耐火金庫のメーカーなどが
リングの中に自社製品を置き、
燃え残った中から無事に中身を
守れたというアピールに使って
貰うなどもできるかと。

夢洲がまだ開発途上だからこそ
こんなイベントだってできると思います。

只々壊してしまうのはもったいない。
キャンプファイヤーに限らず
様々なアイデアが出ると良いなと
私は思います。

大屋根リングじゃなくても、
屋外に杉やヒノキで作る
構造物は仮設だと思って
使っていただくと良いです。

だいたい7年くらいで、
仕様限度がやってくる。

どうぞ、参考にしていただければ。

#災害に強い家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー