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【日刊】ヴィレッジ戦略の敗北?

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は、午前中は
子供の運動会。

お昼からはCRS研究会の
総会になります。

CRS研究会?https://crsjapan.org/aboutus.html

バリアフリーリフォームについて
その設計施工技術を向上させる
目的で設立された団体です。
もう20年以上前から活動を
続けている団体になります。

今は弊社が事務局機能を担っておりまして
主に私の妻が担当しております。

バリアフリーリフォームは
新築の注文住宅以上に、
一人一人の状況に合わせた
設計施工が必要になります。

建築のことだけではなく、
色んな病気や怪我の症状についても
知っていなくてはなりません。

これも日々勉強勉強ですね。

さて、本日の話題は、
工務店のヴィレッジ戦略について。

10年ほど前から、建築業界の中で
広がってきた新たな受注獲得の手法https://village.jp/

広めの敷地内にカフェや雑貨店を
併設したモデルハウスを作り、
潜在的な顧客を集めていこうという
取り組みになります。

近所にできたおしゃれなカフェ。
運営は建築会社。
こんな素敵な空間で住めたら
最高じゃない?
それ、創れるんです!
じゃあ家を建てちゃうか!

すっごく単純に言えばそんな
流れで新築住宅の受注を目指す
みたいな戦略になります。

2010年代中盤からそういうのが
全国的に増えてきまして、
雑貨屋さんをやったりカフェを
やったりする工務店が増えた。

おそらくあなたの地元にも、
そういう感じで建築会社が
運営している飲食店や、
雑貨店があるのではと思います。

SNS時代とも相まって、
それが有効であるとわかるに
つれてやる人が少しずつ
増えてきました。

ところが少し様子が
変わってきたのが2020年。
コロナですね。

3密で人を集めることが
できなくなると、建築会社に
のしかかるのがそれらの施設の
運営経費になります。

さらに追い打ちをかけるように、
ヴィレッジ戦略のような、
間接集客を真っ向から打ち破る、
Youtube動画などでの非対面
直接集客方法の台頭。

ヴィレッジ戦略のような、
現実の建物や人、物品などの
経費が大きくかかる建築会社と、
デジタル集客の建築会社では、
建物に掛けられるお金が違う。

同じ仕様の家であれば、
ヴィレッジ戦略の会社の方が高く
同じ金額帯であれば、
ヴィレッジ戦略の会社の方が
中身を薄くせざるを得ない。

コロナ以降、ヴィレッジ戦略を
採用した建築会社さんの何割かが
業界から姿を消しました。

撤退した方で、共通して言えるのは、
カフェや雑貨が赤字で元が取れない。

集客の助けになるからと手を出した
事業が重荷になってしまう。

こうやって潰れていく会社は、
二つ、社会に迷惑をかけています。

一つ目は、家守りをする建築会社
としての責任放棄になります。

その会社を信用して建てたお施主様に
申し訳が立たない。

もう一つが、カフェや雑貨の
業界荒らしということになります。

元々集客目的の施設なのですから、
あまり商売として上手にやることを
考えておりません。

元が取れたら御の字。

となると、普通よりちょっと安かったり
コスパが良かったりするんですね。

そうすると、それを本業でやっている
人たちは、価格をそちらに合わせないと
いけなくなってきます。

電機メーカーや小売店さんが、
住宅ローン商品を手がけますと、
そちらで利益を出すことを目指してないので
すごく低金利を打ち出したりします。

すると、銀行などの金融機関が、
それに追従するような形で
金利を下げて行かざるを得ない。

その形と同じようなものですね。

あなたの業界にも、異業種の資本が
そうやって参入している事例が
あるかもしれません。

価格が下がったり金利が下がったり
するのはいいことじゃないかと
思われる方も多いかと思いますが、
それ、回り回ってみんなが
貧しくなっていくことにつながります。

まちづくり的な感じもあるので、
私も好きな部分もあるのですが、
やはり何事も光と影があるということですね。

一時期もてはやされたヴィレッジ戦略。
コロナから6年を経て、分岐点に
立たされていると言っても良いかと。

絶対ダメだとは言いませんが、
少なくとも弊社はヴィレッジ戦略は
取ることはないかなと思います。

参考にしようもありませんが、
もしよければ参考にしていただけると。

#本質的な家づくり

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー