凰建設の森です。
本日は新建ハウジングさんの空調塾。
夏編が開講になりますので、
一宮の中日サニオンさんへ。
目的はzehnderという全館空調の
設備を見させていただく事です。
ゼンダーと読みます
https://fff-hd.co.jp/comfohome/
スイスのゼンダー社が製造する、
住宅用全館空調の最高峰機種の一つ。
日本で買えるオールインワンパッケージの
全館空調の中では最も良いと
言い切ってしまっても良いかと。
中日サニオンさんは私が知る限り
日本で一番ゼンダーに詳しい方。
弊社で採用したゼンダーのメンテナンスも
佐藤さんがきてくれたりしています。
空気調和システムとは、
①外気と内気を混合する
②フィルターにかける
③冷房する
④暖房する
⑤加湿する
⑥各部屋に空気を配る
までがフルセットです。
普通のルームエアコンだと
②+③or④
だけが行われている。
①〜⑥まで全部やってくれる
空気調和システムと、
ルームエアコンでは、
仕事の内容が全然違うんですね。
で、ゼンダーはどこまで
やってくれるのかというと、
⑤以外は全部です。
うん、本当に優秀です。
じゃあ、ゼンダーを採用すれば
あとは何も考えなくても
いいってこと?
はい、ある意味そんな感じです。
しかし、世の中なんでもそうですが
優秀なものに全部を丸投げすれば
うまく収まるということにはなりません。
高い年収でヘッドハンティングしてきた
優秀な人材がいたけれど、仕事環境を
全く整えずにマンパワーだけでなんとか
やらせようとした結果、パフォーマンスを
フルに発揮できなかったみたいな事例、
想像できるかと思いますが、
ゼンダーも同じことが起きます。
ゼンダーの優秀さにかまけて、
適切なダクト計画をしなかったり
適切なメンテナンスをしなかったり。
そういうことが起きるとせっかくの
高級全館空調ゼンダーも十分に能力を
発揮することができない。
とはいえ普通のエアコンよりはずっと
いい環境にしてくれますので、
能力を発揮できていないことに
気づかないまま運用がなされている
という事例もちらほらあります。
高くて良い機種を使うからこそ、
それが十分に良さを発揮できるよう
設計でお膳立てをしてあげる。
高くて良い機種だからこそ、
空調的に無理な設計をしても、
なんとかなるようにする。
(但し空調は能力ダウン)
どちらの考え方もありだと思いますが
私としては前者の考え方が好き。
貧乏性だと言えるかもですが。
空調設計というのはどこまで行っても
①〜⑥の流れを忠実に行うのが基本。
ルームエアコンで足りない部分は
設計の工夫で補ってあげる。
ゼンダーを採用する予算があれば
オールインワンでおまかせでもいい。
採用する予算がなければ、予算内で
どこまで良い空調設計ができるか。
作り手も住まい手も悩みは尽きません。
ぜひ、いい感じの空調設計ができるよう
お互いに協力していきたいですね。
