凰建設の森です。
本日はリノベの打ち合わせ。
現場の検査が2件。
その後新築の打ち合わせ。
本業の合間に講座をやってるのか
講座の合間に本業をしているのか、、
6月はちょっとよく分からない
スケジュール感になっております。
さて、本日の話題は、人口問題。
日本は現在、2世帯に1世帯が、
65歳以上の高齢者のいるご家庭。https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2026/zenbun/pdf/1s1s_03.pdf
高齢者のいる世帯のうち6割が、
単身世帯か夫婦のみの世帯です。
高齢者がいて、かつ親と未婚の子ども
のみの世帯は全体の2割。
そしてこの傾向は今後もどんどん
増えていく事になりまして、
日本は世界最先端の高齢者大国を
2060年くらいまで続けていきます。
その後は韓国や中国、その他の
アジア圏の国に抜かれていき、
歪な人口ピラミッドも収束をして
緩やかな人口減少ステージに。
移民などで大きなテコ入れが
無い限りはこうなっていきます。
住宅産業というのは、
世帯数が市場規模の大きさ。
世帯人数から顧客のニーズが
生まれてくる産業になります。
簡単に言えば、将来の日本は、
1人か2人が快適に住める家
というものの需要が高い事に。
1人もしくは2人で住もうとしたら
66㎡(20坪)くらいの広さが
ゆったり暮らせていい感じです。
ちなみに最低水準で言えば、
3坪+世帯人数✕3坪なので
2人家族だと9坪が最低ライン。
じゃあ、今の日本の住宅ストックは
どんな状況にあるのかと言うとhttps://www.mlit.go.jp/common/001081905.pdf
66㎡くらいって、あんまりない。
戸建て住宅の平均は128.9㎡(38.9坪)
将来の日本の世帯を受け入れるには、
ちょっとミスマッチが大きい。
今後建物がもう少し長持ちするものに
なっていき、不動産がもう少し流動的に
売り買いされる時代になっていきますと、
ストックのボリュームゾーンの40坪弱の
建物は余っていく事になり
70㎡弱の戸建てなどは希少価値が出る
のではと私は予想しております。
常々、住宅は出口の戦略も最初から
考えて建てておいてくださいねと
お伝えをしておりますが、
出口の戦略を考えた際、平均的な
広さの家は一番価格競争に
巻き込まれていく可能性が高い。
自分の住宅が将来的に自分の
商品になるという意識を持つと、
どんな家を建てておこうかというのは
少し変わってくるはずなんですね。
レッドオーシャンのところに
わざわざ飛び込もうとする
経営者はいません。
将来自分の建てた家が最も
市場価値を発揮するために
やるべきことは、平均の広さを
求めていかないという事と、
可変性を持たせることになります。
どんなニーズの人が住んでも
いい感じになりそうなつくりに
しておくことが大事。
また、商品仕様に謳えるスペックは
高ければ高いほど良いです。
断熱等級や耐震等級は限りなく
上げておくに越したことは有りません。
将来売る際、設備には価値は有りません。
30年前の食洗器が欲しい人はいません。
あなたが建てた家を売ったり貸したり
することになるのは何年後でしょうか。
その際、あなたの家を欲しがるのは、
子育て世帯でしょうか。それとも
高齢者世帯でしょうか。
新築住宅価格が高騰し続けるので
これからは持ち家を持てる人がだんだん
少なくなっていく時代になります。
あなたよりも10歳~20歳下の
世代の方が、あなたがこの世を去った後
あなたの家に住むという事が、
起きるようになるのが、
数十年後の未来になります。
今だと高齢者の方が賃貸を借りたり
するのは非常に大変ですが、
そんなこと言ってたら住む場所の無い
高齢者であふれかえるのがこれからの日本。
住宅のストックも、社会の姿に合わせて
調整をしていかねばなりません。
そういう流れに沿って家を建てるのと、
全く無視をして家を建てるのでは、
やっぱり結果が違ってくると思います。
今、家を建てたりリノベをしたり
しようとされておられる方に置かれては、
ほんの少しでも良いので、家の出口を
どうするのかという事を考えて
計画をしていただけるとよいかと思います。
今現在、日本において戸建て中古住宅に
資産価値は殆どありません。
その現状を打開しようとして
国は様々な施策をしております。
将来はきちんと市場価値の残る住宅と、
やっぱり価値の無い住宅とに分かれていく。
アリとキリギリスの童話ではありませんが
どうぞ将来も想定した賢い家づくりを
行っていただけるとよいかと思います。
参考にしてください。
