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【日刊】コンクリを削減

長く住める家

凰建設の森です。

今週はほぼずっと出張。
今日は東京。明日から青森。
そして大阪に行って、
岐阜に帰ってまいります。

今日は毎年呼んでいただいている
自立循環型住宅関東ゼミの講座。
色々試行錯誤をしてきましたが
3年ほど前から今の感じに
落ち着いてきました。

また受講された方の反応を見て
少しずつバージョンアップを
していこうと思います。

さて、本日の話題は、
基礎のお話になります。

ナフサショックの前から
コンクリートが大変値上がりを
しておりまして、基礎工事において
コンクリートを沢山使うと
コストアップの要因になり易く
なってきております。

2015年に比べて180%以上の
値上がりとなっておりますので。https://www.kensetu-bukka.or.jp/wp-content/themes/custom/pdf/business/so-ken/shisu/shisu_shizai/1-3_summary_shisu_shizai_2026.05.pdf

なので、平屋よりは二階建て、
それもなるべく総二階の建物を
建てた方が安いんですね。

そして、基礎構造のスリム化。
以前のように不要なところまで
基礎の立ち上がりを作るのではなく、
だいたい4.5~8畳程度の
基礎区画になるよう調整。

後で大工さんが壁を立てれば
良いところは基礎を無しに。

その方が後々変更の利きやすい
可変性のある家になりますしね。

水道屋さんなども床下空間が
ゆったりしているのでやり易い。

そんな感じでコンクリートを少なくし
安くする工夫がなされています。

もう少しコンクリートを節約するなら
べた基礎じゃなくて布基礎という
方法もあります。

弊社も大きな大きな家ですと、
布基礎での設計を行ったり
する事もあります。

差が随分と付きますのでね。

構造計算を標準的にやっている
建築会社さんで布基礎をよく採用する
という人は増えているのではと思います。

総二階、区画をゆったり、布基礎
というのがコストカットの
大きな要素になっていきます。

気を付ける点としては、
総二階で暮らしがいい感じに納まるか
どうかという事と、布基礎のシロアリ対策。

防湿コンクリートを別で打つ場合、
コンクリートの打ち継ぎ面というのは
シロアリの侵入経路になり易い。

ベースと立ち上がりみたいな、
縦方向の打ち継ぎの場合は、
コンクリートの自重で比較的
しっかりくっつきますが、
布基礎の防湿コンクリートは
横方向の打ち継ぎですので、
縦よりは隙間ができやすい。

そうなると、そこからシロアリが
上がってくるという事故が起きる
リスクが高まっていきます。

基礎外断熱よりも蟻の侵入経路が
複雑化していきますし、
外からの点検もしにくい箇所なので

布基礎で基礎を作るのであれば、
こまめな点検ができるような工夫は
是非ともやっておきたいところです。

床下に簡単に入れるよう、空間を
広くとっておくなどですね。

コンクリートのコストカットは
是非とも目指したいところですが
何事もノーリスクで出来るわけでは
ありません。

どうぞ、様々なリスクを鑑みて、
基礎の仕様を決めていただけたらと
思います。どうぞ参考にしてください。

#未来コストを考える #長寿命住宅

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー