2024.06.15
2100年未来の天気予報という環境省のページを見ていて思ったのですが、これがもし現実になった時に今の家づくりの方法が通用するのでしょうか?
家づくりはより夏重視にシフトしていきます。
夏のポイントは、とにかく湿気を家の中に入れない事です。
逆説的に思えるかもしれませんが、高気密性がより重視されます。
開けたい時にはちゃんと風が通る事。閉めたい時にはぴっちり閉まる事が重要になってきます。
家の形的には昔の古民家の作り方が最適解に近いです。庇を深くする。東西に窓は付けない。南は緑化する。
そういった古来からの涼しく住まう知恵を最大限生かしたうえで、冷房のよく効く家を作らねばなりません。
増加する雨量に耐えられるように屋根は勾配をしっかりつける。暴風に耐えられるような構造にするというのも大事になります。
未来がどうなるのか分からないという事ではなく、こうなるという事が分かっているという状況です。であれば、やるべき対策もはっきりしています。
未来に通用する家づくりを今からしておくことが大事ですね。