よくある質問

Q & Aよくある質問

よくいただくご質問をまとめました

設計について

壁にクロス胴縁をするのはよく見ますが、屋根にはクロス胴縁はしないのですか?

屋根にもクロスで通気層を設ける方もおられます。

ただ、どちらかというと屋根の場合は通気層の厚みを十分に取ることで

クロス胴縁と同じ効果を出そうとするケースの方が主流なのではないかと思います。

壁の通気胴縁は15mmの厚み、クロス胴縁にすると倍の30mmになります。

屋根の場合は最初から30mmの厚みの通気層を取り、沢山の空気が流れるようにしている、というような感じです。

適切に湿気を排出できれば、どの形式でも良いかと思います。

意匠性を考慮して、東西北面は樹脂サッシ、南面はアルミ樹脂サッシを検討しています。設計士さんから、冷気が性能の低いサッシに集まりその窓だけ結露しやすくなると言われましたが、どうですか?

冷気が集まるということはありませんが、最も性能の悪い窓が結露のボトルネックになりますので、

違う種類の窓を使う場合は、最も性能の悪い窓の選定に気をつけたほうが良いです。

弊社でも準防火地域で建設している家などは、メーカーもグレードも違う5種類の窓を使ったりしておりますので、

窓の種類が増える事自体は悪くありません。

岐阜の場合で、高気密高断熱で温湿度が一定に保たれる家だと、果物や米の保存はどうするのが良いのでしょうか?

まず、夏の場合は、どちらも普通の家よりずっと長持ちします。 冬の場合、米は特に気にせず袋のまま置いていただいて大丈夫です。果物はやはり外の環境よりは痛みますので、我が家の場合は冷蔵庫に仕舞うようにしております。果物の頂き物などが大量にある場合は、ちょっと困りますので、外物置などを購入された方が良いかもしれませんね。

土地探しからスタートする場合、どのような流れで進めていますか?プランが分からない段階で土地を購入するのが心配です。

土地が決まらないとプランを出すことは難しいですが、要望のヒアリングは、必ず土地を決める前にさせていただくようにしておりますのと、土地を決める最終決定の前には、私も土地を見させていただくようにしております。その土地で要望が全部収まりそうかどうかを自分で検討してから、「買ってもいいと思いますよ」とお伝えするようにしております。

臭いや音が伝わるのが嫌であればリビング階段は避けた方が良いでしょうか?部屋の広がりが感じられるリビング階段に魅力を感じていますが、何か対策がありますでしょうか?
家の中の空気の流れをコントロールすることで、…

家の中の空気の流れをコントロールすることで、においが伝わってほしくない場所への空気の流入をある程度防ぐことはできますが、音は伝わってしまいます。
そこは完全に矛盾した要望になってますのでハード面での工夫よりも、家族間で迷惑な音を出さないように気をつける。あまり音の事に神経質にならないように気をつける。というソフト面の工夫の方が良いかと思います。私の家はロフトまで筒抜けの吹き抜けで、ロフトにおいてあるキーボード(楽器)の音が家中に聞こえますが、家族6人誰もうるさいとは言いません。リビング階段、気持ちいいですよね。

2200mm程に天井高を抑えた室内にする場合の注意点はありますでしょうか?
既製品の家具で2300みたいな背丈の物が入らないとか、諸々あります。

既製品の家具で2300みたいな背丈の物が入らないとか、諸々あります。家の中全部を2200にしてしまうと、天井高さが低いと感じる人もいますので、適宜吹き抜けや勾配天井を織り交ぜる方が私は良いかと思っております。あと、天井が照明器具などでごちゃごちゃしているとうるさいのでなるべく一面何もない状態を作ってあげたほうがいい気がします。

居室に通風のための窓を設置しないといけないと言われ、FIXを横滑りに変えましたが、24時間換気があっても開口する窓でないとだめなのでしょうか。
そこは建築基準法の換気に対する…

そこは建築基準法の換気に対するダブルスタンダードと呼ばれる矛盾点になりますね。建築基準法本文では、窓を開けなくてはならず、施行令では機械換気が義務付けられており、現状は両方をクリアしないとダメという感じになっております。
ただ、余程の都市部や狭小住宅でない限りは、法律をかわす手段はあるような気は致しますが、、、

防湿ライン、気密ラインや基礎の開口部補強などは、工務店ごとに方法は異なるのでしょうか?〇〇方式や〇〇工法のような一般的なものがあるのでしょうか。さらに、設計がしっかりしていても、ネジの留め具合や糊の付け具合、面出しなどの施工によって大きく変わるものでしょうか。
断熱、気密、防湿ラインはそれぞれの工務店で…

断熱、気密、防湿ラインはそれぞれの工務店で取り方はバラバラになります。○○工法と呼ばれる物でしたら、その工法独自の型があり、統一されている例も多いです。それはどちらでも大丈夫ですが、稀に、そのラインがきちんと連続しておらず、危険な高断熱住宅になっている例もありますのでその会社さんの実績は少し気にして見たほうが良いかもしれません。
設計がしっかりしていても現場がそれを具現化できなければ文字通り絵に描いた餅となります。そして実はここが最も難しい部分になります。設計の勉強は比較的早く修める事が出来ますが、それを一軒一軒の現場にきちっと適用していくのは場数を踏む必要があります。

基礎断熱をして、床下収納を活用したいと考えていますが、どの程度の高さが必要でしょうか?また、高基礎をやっておられる会社が少ないようですが、デメリットはありますか?
高基礎が少ないのは単純に価格の問題が大き…

高基礎が少ないのは単純に価格の問題が大きいと思います。弊社も通常は40cm程、高基礎にするのは10軒に1軒程度です。温熱環境が悪くなるかどうかは、断熱性能次第、設備性能次第になりますので、何とも言えませんが、人が中腰で動き回れるくらいの高基礎であれば、収納としてはそれなりに使えるようになります。

高基礎にするのであれば是非お勧めしたいのが、北海道でよくやられている、基礎空間を利用した温水式床下暖房になります。十分な高気密高断熱の住宅と組み合わせた際の室内環境は最高レベルになります。

屋根の通気や結露対策は壁と同様に重要な気がしますが、どう思われますか?
こちらについては、業界の中でも今になって盛んに議論が交わされるようになりました。

こちらについては、業界の中でも今になって盛んに議論が交わされるようになりました。業界紙などでは既に何年も前から警鐘が鳴らされていた事ですので、今、対策をするのは遅いと言わざるを得ませんが。
屋根についても壁と同じように湿気を排出する機構は必須です。それをルーフィングで行うのか、通気工法で行うのかというのはそれぞれの地域の実情に合わせて使い分けて頂ければと思いますが、何かしらの対策は必須になります。
ちなみに弊社は通気工法+野地板とルーフィングの間にインシュレーションボードを挟み込むという対策を行い、野地板の結露対策を行っております。

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