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かくて空き家は増え続ける

長く住める家

凰建設の森です。

本日、引き続きお勉強。
SAREXという団体にて、
国交省の職員さんをお招きし
お話をしていただきます。

今年は空き家の話。

このメルマガでも空き家については
再三お話をしておりますが、
今や空き家は日本の社会問題。

20年前は空き家問題という
言葉すらありませんでした。
10年前くらいに、このまま行くと
空き家が凄い数になると言われ始め、
今、定期的にニュースにもなるほど
騒がれております。

理由は簡単。作りすぎるから。
5000万世帯の家族に対して
6000万戸の空き家。
もう日本に家は要らない。

だけど、バンバン新築住宅や
マンションが建っていく。

もうお腹いっぱいだって言ってるのに
どんどん料理が出てくる状態です。
そりゃ残しますよね。

空き家対策は簡単。
家を作るのを制限すればいい。

長期優良住宅以外は建てちゃダメ。
にすれば着工棟数は一気に1/3に。

そのペースを維持していけば、
2050年には空き家問題は解決。

とっても簡単。
その代わり、建築会社は
大量倒産時代を迎えます。

その大ナタが振るえないから、
まだまだしばらくは、日本人は
住宅会社を食わせていくために、
粗悪で低耐久な建物を建て続けて
いく事になります。

低耐久な建物を建てる人が居るから
私の25年後の仕事が確保される。
なんて有難い事でしょう。

建て替えになるのか、大規模な
改修工事になるのかは分かりませんが
とにかく、大きな金額の仕事に
なることは間違いありません。

床暖房なんて採用していただけると最高。
床暖房の故障を本気で直そうとすると、
床を剥がす必要があります。

床の上にはすべての物が乗っている。

折角床を剥がすのであれば、
キッチンも洗面台もトイレも、
一緒に交換してみてはどうでしょう。

というセールストークで売り上げは
面白いほど伸びていきます。

床暖房は将来の大きな仕事を作る
種まき工事なんですね。

是非、床暖房をしっかり敷きこんで、
将来の住宅会社のリフォーム需要を
買い支えていただければと。

逆にしっかりした躯体を作って、
充分な断熱工事が行われている
建物というのは、最低限の
設備の更新しか仕事が発生しない。

建築会社の仕事は見事になくなる。
そういう建物を作ってしまうと、
住まい手はお金が掛からずに
良いかもしれませんが、私は
全然儲かりません。

でも、将来的にお金が掛からない
という家は、次にその家を使う人も
高額なリノベに怯えることなく、
その家を買えるという事です。

中古住宅なんて買ってしまうと、
かえって高くつくんだよ。

というのが今の一般常識です。

しっかりした躯体と断熱の家なら
その常識は当てはまらない。

中古住宅の流通が安心して行える
ものになっていくと、無理して
新築を建てる必要もなくなる。

お腹いっぱいであっても、
本当に美味しいデザートを
少しだけなら、別腹で、、、
となることもあります。

今の日本に必要なのは、
本当に美味しい物を
少しづつ作っていく事。

分かっちゃいるけど、人は、
自分がスタンダードから
外れるというのは受け入れにくい。

2000万円の家しか建てられない
収入の人はその家がスタンダードで
あってほしいものですし、

3000万円の家の人も、
4000万円の人もそう。

ヨーロッパに行くと新築は
2億円が普通ですよ。
それが、家に資産性が残る
社会という物です。

なんて言われると、
日本人の99%くらいの人は
自分がスタンダードから外れるので
ネガティブな感情を抱きます。

世の中は良くなって欲しい。
だけど自分は変わりたくない。

だから、大ナタを振るえない。
住まい手も作り手もみんな、
全員で緩やかに貧しくなることを
選んでしまっているんですね。

難しい問題ですね。

#長寿命住宅 #住み継がれる家 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー