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なぜ太陽光を西に?

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日は打合せ。
初回のプラン提示です。

最初のプラン提示が
一番緊張しますね。

お気に召していただけると
良いのですが、、、

さて、本日の話題は、
昨日の内覧会でも
ちょこちょこ質問を
頂きましたことについて。

昨日の内覧会の家を
南から見たらこんな感じ
↓     ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/OT001.jpg}

太陽光発電は
西と東に分かれて
設置されております。

え、なんで?南の方が沢山
発電をするんじゃないの?

って思う人も多いかと。

確かに、kWhの絶対量は
南の方が多いです。

しかし、最近南側に
太陽光を付ける事は
必ずしもお勧めを
しているわけではありません。

何故かというと、
太陽光発電の保証期間内の
この先20年30年を見据えた時
それが正解になるかどうか
ちょっと怪しくなってきたから。

太陽光発電を設置する人の
殆どは、経済的に有利になりたい
というのが動機になっているかと。

10年前は売電による利益を。
今は自家消費による節約を。

それは間違っておりませんが、
多くの人が見落としている事が。

電気はどう使っても同じ値段なのが
これからも続く訳じゃない。

震災前は、原発による、夜間電力の
余剰が多く、電力は夜に安く、
昼間に高いというものでした。

だから深夜電力割引というものが
人気だったんですね。

では、今はどうか。

この10年で、太陽光発電の
大量導入が日本中で進んだ結果、
電力需要が落ち着く春や秋に、
昼間の電力が余り過ぎて、
市場で値が付かない状況に。
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/c3a2d79aa6554f6ed0d45927c235fba5.png}

安いとかではなく、タダ。

だから、そういう時間帯の電力を
何とかして使ってもらおうと、
各電力会社さんは、春秋の
昼間の電力が安い料金プランの
開発に取り組んでおります。
↓     ↓
%url3%{https://www.energia.co.jp/press/2023/14923.html}

これ、電力を契約した人も
得になりますが、社会全体で
余っている電気を使い、
需要のピークを減らす事は、
地球環境の為にも非常に良い。

期間限定ではありますが、
こういうメニューがご自身の
地域で使えるようであれば、
絶対に使た方が良いです。

今後も、社会の電力供給の
事情に合わせてこういう
電力料金メニューは、
沢山出てくるはず。

しかし、恐らくこの先5年以上は
「太陽光は南側」というのが
常識としてあるはずです。

今は、電気に値が付かないのは、
春や秋の日中になりますが、
九州電力などは遠くない将来、
夏でも日中の電気が余りはじめ
日中の電気はタダみたいな
価格で取引されることになります。

つまり、将来的に、南側の
太陽光で、日中をピークに電気を
作っても、売る先が無いという
現象が起きてくることになります。

電力取引は自由化されています。
電気も野菜や魚などと同じ様に
市場で売り買いされているんです。

あなたの家に付いている太陽光の
電力がいつ発電しても定額で
売れているのは、国の制度のおかげ。

今はまだそれでいいです。しかし、
今後売電価格も市場のメカニズムが
適用され始めるようになると、

昼間の電気は二束三文で買います。
ピークが来る夕方の電気は、
高く買い取ります。

という業者が必ず出てきます。

商売というのは需要と供給で決まる。
電気を売るというのも、メルカリで
不用品を売るというのも、変わりは
ありません。需要が大きい物は
高く売れるし、需要が全くない物は
安く買いたたかれます。

今の電力市場の状況、今後、
どんな風に電気が作られて、
市場はどのように変わっていくのか。

それを考えた時に、まず間違いなく
起きるのは、夕方の時間の電力が
やたらと高いという状況と、
夕方に電気を市場に売る人は、
最も得をするという事です。

電力は全ての人が使う、
超巨大市場になります。

太陽光発電という、個人が
その市場に商品を卸せる設備を
家に付けるのであれば、
その超巨大市場に対して、
最も効果的な方法で、
施工した方が良いです。

今後は、夕方に最も
強い風が吹く地域に風力発電が
沢山出来るようになります。

5年後くらいからは
夕方の電気を使わず、
夕方に電気を売る方法で
暮らしたり商売をする人が
最も経済的に豊かになる。

震災前と比べて、余りにも
時代が変わってしまった
↓     ↓
%url4%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/09/7cd26302a67245c6a4b0ee5af90487b5.png}

だから、今太陽光を付ける向きを
西でも南でも選べるのであれば、
西向きをお勧めしております。

西と南の発電量の総量は
15%程度の違いです。

しかし、売電出来る金額は
倍以上違う可能性が出てくる。

勿論、南向きにしておいて、
日中蓄電池に貯めておき、
夕方に電気を自家消費する
という方法も有効になる。

しかし基本的に電気はナマモノ。
作ったその場で使うのが、
最も効率がいいんですね。

今日はちょっと難しい
話だったかと思います。

でも、話の重要性は、
非常に高いものです。

ぜひ、私の話をご自身の
頭の中でかみ砕いて、
自分なら何を選択するのかを
よく考えていただきたい。

電力はこの先も100年くらいは
社会のエネルギーインフラの
基幹になっていくはずです。

それとどう向き合っていくのか。

日本人は省エネと聞くと、
使わず節約をする事しか
思い浮かばないという
人が少なからずいらっしゃる。

節約は美徳ですが、それ一本だと
最終的には霞を食べて生きる
みたいな事になってしまいます。

上手に作る。上手に使う。
両方が大事です。

上手に作る方は、実質的な
実入りとしてあなたの懐を
潤してくれることになる。

知識の多い人は更に富み、
そうでない人は更に貧する。
人の世って、そういうものです。

どうぞ、あなたとあなたの家族が
豊かになる選択が出来るために、
色々勉強をしていただければと。

よろしくお願いします。

#未来コストを考える #エネルギー自立 #電気を使い過ぎない暮らし

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー